こんにちは、プラティコ技術担当の

オージローですニコ

 

ここ数カ月、GMTを試しておりますが、

近しい美容師の友達に聞いても、

「使ったことが無い」

 

もしくは、

「前に使ったことあるけど

弱くて使えなかった」

 

みたいな意見ばかりで、

私のGMT熱に水を差してきますしょんぼり

 

でも、これを縮図と考えると、

美容師さんの中でGMTを使っている方は

半分もいないのではないか?

 

とすると、皆さんの中にも

GMTってなにはてなマーク

と思っている方は多いのかなと、

勝手に推測しまして、私の備忘録を兼ね、

GMTについて考えてみたいと思います。

 

まず、GMTとは

ドイツ生まれの還元剤です。

 

日本ではチオグリコール酸とシステインが

昔から主流で、欧米もチオがメインだったそう

ですが、システインは欧米人の髪には

合わなかったそうで、ダメージの少ない

還元剤が欲しい、ということでGMTを開発した

そうです。

ちなみに、GMTと並んでよく出てくる

スピエラは日本生まれです。

ただ、諸事情ありましてスピエラの商品開発は

今のところ難しそうですので、スルーさせて

いただきます。

 

水と混ざると加水分解を起こしてしまうので、

製品としては水を含まない状態で、原液を

PGなどで薄めて調整します。

なので用事調整なんですね。

 

よく、酸性ストレートで使われるイメージの

GMTですが、酸性だけしか使えないわけではなく、

アルカリならもうちょっと強くなります。

 

なので、酸性でなきゃ使えないわけではないので

幅広く使えるようです。

 

日本では還元剤の種類で医薬部外品か

化粧品(いわゆるコスメ)に分類されます。

チオグリコール酸とシステイン、チオ乳酸以外は

すべて化粧品扱いです。

 

それぞれ還元剤の配合のルールが決まっており、

化粧品の場合は7%まで配合することができ、

チオ・システインを入れる場合はその中で2%

以内、となっています。

 

ですので、GMTを用事調整する場合は、

調整後の剤がチオ換算で7%以下である

必要があります。

元のGMT濃度も重要ですね。

 

GMT(とスピエラ)はエステル系と呼ばれ、

親水・親油の両方の性質を持っているので、

疎水性のパラコルテックスのSS結合にも

アタックできると言われています。

 

浸透が良い分、髪をまんべんなく還元できる

のがメリットでもありますが、きちんと

酸化をしておかないと髪の内部から

ダメージが出てしまう、ということも

言われているようです。

 

酸化に関しても酸化剤(オキシ/ブロム)では

酸化しきれないのでは?と賛否あるようですが、

GMT自体、世に出て10年以上経っており、

その中で問題なくできている方もいらっしゃい

ますし、弊社の実験(まだそんなに長くは

できていませんが)でも、酸化不足を感じる

ことは今のところありません。

 

2剤の酸化不足に関しては以前実験した記事を

挙げていますので、ご参照ください。

※アメンバーのみ

ウェーブバックの原因の一つ!酸化不足について実証実験してみた

震撼!!酸化不足について実証実験してみたパート2

 

また、GMT(とスピエラ)の残留が

気になる、という声もありますが、

GMTに関しては水で分解されて

しまうので、あまり残留はしないのではないか

と期待しております。

現にパーマ残臭ですが、GMTはわりと

すぐ消えます昇天

私自身も施術してもらいましたが、数日で

気にならなくなりました。

 

結構長くなりましたので、いったんここで

まとめますと、GMTとは

・ドイツ生まれの還元剤

・水と混ざるとダメなので用事調整

・酸性でも働くが、アルカリならもう少し働く

・化粧品なのでチオ換算で7%まで

・親水、親油の両方の性質

・毛髪全体的に還元する

・水で分解するので残留しにくい

・残臭が少ない

 

このような還元剤です。

どの還元剤も一長一短、使い方次第だと

思いますので、どんな髪質に使えるのか、

どれくらい伸びるのか、などテスト結果を

交えながら今度書いていきます。

 


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