フェイク 第1281号 (発行=12.03.08)



偽書を金儲けに利用する日顕宗
宝塚・妙久寺で毎月、「十王讃歎抄」を学習
機関紙に連載、塔婆商人の米田法秀が講義





日顕宗・妙久寺(宝塚市)の法華講支部機関紙「妙智」は昨年七月以来、毎号「今月の拝読御書」として「十王讃歎抄」を連載し、坊主の米田法秀(写真)が御講で連続して講義している。

その狙いは塔婆を強要し、供養を搾り取るためである。同寺の講員有志からは「日蓮大聖人の御真筆かどうか疑わしい御書を毎月、機関紙に載せて、住職が講義するのは、どう考えてもおかしい」との疑問の声も上がっている。

過去には宗門の坊主共が、この「十王讃歎抄」を「回向功徳抄」と合わせて塔婆で荒稼ぎするため金科玉条のように利用していた。

特に、昭和五十九年五月、妙久寺に入った米田には、以前から塔婆に関する苦情が多かった。ある人が、塔婆の冥加料を受付にいた米田の女房に手渡すと「先生(米田)への御供養も必要です」と要求した。

その人が「先生への御供養じゃないでしょ。御本尊への御供養でしょ」と諭すと、女房は「つべこべ言わないで」と怒鳴ったという。

妙久寺の「塔婆願い」の用紙には法要に「参加」「不参加」を記入する欄があって「不参加」と書いた人が、たまたま参加したら塔婆が立っていなかった。

要するに、寺へ来ない人の分は供養だけ取って塔婆を書かずに済ますのが常套手段だった。不審に思って問い糺すと「あっ! 忘れていた」と白を切る。

 更に悪質なのは、一万円出して申し込んだ塔婆がなかったため、抗議した人には、さすがに「忘れていた」と言えなかったのか、米田は「そんな筈はない。
申し込んでいないんだろう」と最後まで譲らなかった。こんな悪辣な塔婆商人が米田である。

また埼玉・正興寺の木村礼道も「故人は十人の王に一週間毎に裁かれるから、四十九日まで毎日、塔婆を建てることが大事だ」と説教していた。これを聞いた信徒の中には四十九日間、毎日、塔婆を建て、その後も愚直に月命日には十本ずつ建て続けて、一年半で計百八十本を数えたという。

東京・宝浄寺の大村日統(故人)に至っては年間十五万本という塔婆の荒稼ぎで、預金は約十二億円にも上っていた事が判明した。

大聖人の仏法とは無縁の邪義・邪説で金儲けをするとは、某邪教の壺などを使った「霊感商法」と同じ悪徳商法である。

こんな塔婆商法の根拠となっているのが「十王讃歎抄」「回向功徳抄」であるが、平成六年七月に大石寺が発刊した「平成新編 日蓮大聖人御書」(以下、「平成新編」と呼ぶ)には、この両書は収録されていない。「平成新編」には偽書の三十二書と真偽未決の十七書を収録していないのだ。

「十王讃歎抄」「回向功徳抄」は明らかに偽書との見方が強いが、今、偽書と断定しては、過去に塔婆商法の根拠にしてきた手前、都合が悪いので真偽未決書としているようだ。

いずれにせよ、偽書の疑いが濃厚なため「平成新編」に未収録の書を機関紙に連載し、講義を続けている米田の魂胆を宗務院教学部は、どう弁明するのだろうか。





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