今月初頭に弁理士会の活動で、久しぶりに大阪に日帰りで行って来ました。

京都や奈良と言った関西全体で見れば、もう少しブランクは狭まるのですが、こと大阪に限ると、平成5年の8月以来で実に久しぶりでした。

 

さて、久しぶりの大阪は、行った先が25階と高所だったこともあり、見晴らしが良く、東京に比べて高い建物が少ない分、のんびりした感がありました。

街も東京より人が少ないようで、全体的にマッタリした雰囲気で良かったです。

 

しかし、それは、かつてと何か違うような感じ方だと思っております。

確かに、以前に大阪に行ったときも、楽しかったイメージがあり、良かったのですが、今回とかつてでは、「良かった」理由が根本的に違うような気がします。

 

かつて大阪に行った際は、遊技場へのアクセスが良い、逸早い改札の自動化や複々線化の導入、餃子のファーストフード店の存在(当時は「餃○の王○」は関東には、まだあまり無かった)等、東京よりシステマチックな面があり、そう言ったところに新鮮さを覚えて「良い」と感じたと記憶しております。

 

その間、「失われた20年」などがあり、日本全体が調子良くない時期でしたが(今も良いとは思いませんが)、特に関西は停滞感が強かったと聞いております。実際に、所得の統計を見ると、いつの間にか中京地区の方が高くなっているようです。

先程、東京より街に人が少ないようだったと述べましたが、おそらくは大阪の中心であろう大阪駅の(20時頃)の混雑感よりも、22時過ぎの(東京において中心とは言えない)品川駅の混雑感の方が明らかに強かったです。要するに、活気が少し無いような感じなのです。

 

そう考えると、高い建物が東京より少なく感じたことも含めて、経済の停滞が、街の雰囲気に視える程度までに、影響をもたらしているようで、少々驚きでした。