皆さまお久しぶりがすぎますがお元気でしょうか?
書こう書こうと思ってたらもう師走も半分が過ぎてしまいました。
久しぶりの記事は、突如沸いた職場での保護猫活動のお話です。
遡ること5月のGW。
仲良くしてる経理の人が「どうしよう」と言ってウチの部署にやってきて、何かといへば
安全推進課の倉庫で野良猫が出産してるとのこと。
独りで見に行くのが怖いから一緒に行ってくれというのだ。
そして一緒に敷地内の端になる倉庫へ見に行ったが、泣き声もないしどこにおるん??
とボックスを覗いてまわってたら、いた
生後まもない子猫が4匹
倉庫裏では母猫とおぼしき白茶の子が日向ぼっこ。
私たちが近づくと逃げてしまった。
子猫を発見したものの、さてどうする?
これ以上不幸な子が増えないためにも、母猫もろとも保護して避妊・去勢や里親探しをしなくてわ。
もう一人、品質課(元SC)で猫への行動力がすごい人がいるといって、経理の子が彼女を呼び・・・。
その後、数年前から猫に目覚めた元上司へ相談電話。
時間的に昼休憩時だったのもあり、いったん解散。
品質の子は昼上がりだった為、この後帰宅してゲージと餌を持って戻ってくることになった。
2時間ほど後に品質の子が戻り、再度倉庫へ。
すると、子猫2匹がいない
どうやら、母猫が移動させたっぽい。
私たちが子猫を見つけたから不安になったのだろう。
経理の子曰く、「おっきい子だけ連れて行ってる」とのこと。
よく見てたなぁ
残された子猫たちは、「ママーっ」と精一杯の声で鳴いていた。
その様子がすごく切なかった・・・
母猫も保護しないといけないので、持参してくれたカリカリを近くに撒き、水と容器にカリカリを入れて母猫がいた付近に置いておいた。
残された2匹を品質の子が連れて帰った。
その頃は私は仕事に戻ってたが、連れ帰る頃、母猫が少し離れた場所で見ていたらしい・・・
めちゃくちゃ切なかったと2人は言っていた
保護された乳飲み子2匹は品質の子の元ですくすくと育ち、手放すのが惜しくなった彼女の家の子となった。
保護当初、病院へ連れて行ったところ乳飲み子達は通常よりもかなり小さかったらしい。
母猫のお乳が全然出ていなかったのだ
さて、残りは母猫と隠された2匹である。
乳飲み子にとって、母猫のお乳が命になるので保護するには母子共に保護するのが最良。
子猫だけ保護してもヒトがミルクを与えることもできるが、子を失った母猫は間もなく発情してまた妊娠してしまうからだ。増え続ける野良猫の負のループである。
乳飲み子2匹は保護されたので、ガリガリだった母猫の負担も少しは減ってるだろう。
私のメインの仕事が構内で作業なので、その時に水とカリカリを置く係となった。
カリカリは元上司が提供してくれたが、子猫用じゃなかったので我が家のキリ様が召し上がってるロイヤルカナン成長前期の子猫用ベビーマザーを少し混ぜた。
作業終わり、事務所仕事に戻る前に除きに行くとカラになってるので、無事に食べてくれてることにホッとしていた
私が休みの日は品質の子に餌係をお願いした。
雨の日も台風の日もカンカン照りの日も、これは7月下旬まで毎日続いた。
時々、餌を食べてる最中の母猫を目撃することもあった。
7月下旬の小雨の降るある日、倉庫で傘を置いてどこかにいるであろう猫に声掛けをしながら餌の用意をしていたら、後ろでガサガサする音が聞こえ、振り向いたら大きくなった子猫がカバーをかけたボックスの隙間から飛び出して行った。
もう乳離れしてる
捕獲・去勢(避妊)できる
てか、生きててくれた
そんな訳で、保護猫団体「城下町にゃんこの会」さんへ問い合わせ、捕獲器と避妊専用の病院を紹介してもらい、初のTNR開始となる。
然しながら、捕獲器を職場の敷地内に置くにあたって上司の許可がないとダメだろうと声がかかり、上司に相談→上司が主管支店長に相談→許可
というちょっとした手間がかかりはしたが、作戦は実行できることに。
気温が体温を超える猛暑の頃である。
捕獲できたらすぐに涼しい安全なところへ移さないといけないしで、実行は私が休みの日。
餌をあげる時間や、容器がカラになってた時間は把握してたのでそれに合わせて設置。
病院の予約も、捕獲が成功した体で取る。(捕獲の翌日)
そして設置した7月31日。
子猫2匹無事捕獲キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
そして家へ連れ帰り、翌日9時にスペイクリニックへ。
品質の子も付き添ってくれて、午後の引き取りは彼女が連れて帰ってくれた。
去勢だけでなくワクチンもしてもらうことにした。
保護した2匹は男の子だった。
品質の子提供。
さて、残るは母猫
然し、スペイクリニックが早めの夏休みに入ってしまい、しばらく動けず餌やりだけ続く。
そして迎えた8月13日・・
母猫キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
台風の迫る翌8月14日。
出勤前にスペイクリニックへ預ける。
お盆の時期というのもあり、品質の子は協力できずだったので(子猫も預かってもらってるし)、
午後は仕事を抜けてお迎え→みっち家直行。
お盆で暇だったのが幸い。
玄関に設置した、かつてキリやリクが入っていたゲージに入ってもらった。
ママのハズなのに、めちゃくちゃ小さいの
「ほんまに母親か?」
ってあっしゅに言われるくらい、子猫みたいに小さいんだよね。
ガリガリだからかなーとは思ったけど、大人とは思えないくらいの小ささで、保護した子猫と同じくらいの大きさだったのでは❓
ウチは男の子しか知らないから、女の子ってこんな小さいのかな?とも思った。
シャーシャー威嚇して敵対心むき出しのママ
品質の子に預けられた子猫たちも同じくシャーシャー
このママ猫ちゃん。
保護して2日目くらいから夜鳴きがすごくって
もう一晩中鳴いてるの
寝れないとあっしゅの仕事にも関わるので、寝室の扉を閉めて、私がしばらくリビングで寝ることになった。
私が近づくと鳴き止むのよね。
恐怖で
鳴き止む理由が「信頼」ではなくて「怖い」で鳴きなまれるのよ。
そりゃ、捕まえられて気が付いたらお腹切られて知らないところに閉じ込められてるんだから
私ってただの誘拐犯扱いなのよね
夜鳴きで眠れないの、赤ちゃん育ててるお母さんってこんな気持ちなのかな?
なんて思ったりしたわよ。
あかちゃん夜鳴きで困ったな~
ひや・きよーがんプリーズ
さて、無事ママ猫ちゃんを保護したものの、職場で子猫も含めて里親探しするもなかなか見つからず。
TNRの「R」をしようも、元の場所(職場)では「猫を保護→いなくなる」の認識なので戻せず。
かといって、ほかの地域に放つと縄張り外となるので猫自身によくないらしい。
スペイの獣医曰く「5歳くらいの人間の子を独りアフガニスタンに置いていくようなもの」らしい。
そして何より、放つ地域が地域猫活動してるエリアだったら、そこの地域猫の管理にも影響が出るんだって。
最終、どこも行先がなかったら、ウチの庭で飼うしかないかなー・・・なんて思っていたら。
あっしゅが、「行先ないんやったらウチの子にすればいいんちゃうか」
と彼の方から言ってくれて
「ただし、病院いって検査して洗ってからや!」
病院で検査したところ、猫エイズや猫白血病は陰性
ただ、お腹に虫が2種類いたのでそれらを駆除してから、晴れて我が家のリビングデビューとなる。
名前は「めいちゃん」と名付けた。
めいちゃん、子猫の頃から栄養状態が悪かったらしく、歯も生えそろってはいるもののすごく細いらしい
近くの田んぼのカエルとか食べてたからお腹にマリリンマンソン住みついちゃうし、それが食事の栄養を根こそぎ取ってたし
そんな万年栄養失調状態で出産しためいちゃん・・・・
入ってたゲージが狭いのと、何かあったら猫3匹入れられるようの巨大ゲージを購入してそこに移動してもらいました。
めいちゃん、病院連れていくにも一苦労でね
毎度暴れるわうんこ漏らすわ、あっしゅが工事用皮手袋して格闘しないといけないの
人間には全く信頼なくシャーシャーなのだけど、先住猫のキリやリクが近づくとすり寄ってきたりして
猫同士は大丈夫そう。
リビング生活もかなり日数経過して、ようやくゲージ開放。
あまり物怖じすることもなく、リビングを自由に動き回り、特にリクとしょっちゅう遊んでます
キャットタワーのここがお気に入りの定位置。
近づくと逃げるから写真はいつもズーム
なので画像が粗い・・・・
リクとは仲良し