痛みは自分で作り出す? | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

夜中の2時過ぎ
ピンポンと言う音で
母に呼ばれた

ベッド脇で痛い痛いと鳴き声で
私を呼ぶ

落ちた枕が拾えない
トイレに行こうとしたが
歩けない
ベッドに横になろうとしたが
痛くて動けない

トイレに介助しながら
経つのも歩くのも
トイレに座るのも
「痛い!痛い!」
とわめく

先週の水曜日
心臓の手術から生還して
約二か月が過ぎ
傷跡もずいぶん引いてきて
通院だけだったお出かけも
復活の兆しで
本来喜ぶべきところ

気がつくと手取り足取りで
私の24時間は
たいしたことはしていなくても
ほぼ母の生活中心に
動いていた

夜中にあまりに虚しくて
1日があまりに辛くて
ブログを書いたのが
日曜日の夜中(8日かな)

その週から始まる
デイケアをきっかけに
とりあえず数時間(ほんの3時間足らず)でも
母だけが家を離れ
人と交わり
リハビリをするという時間を
持ってもらえることになり
何とか良い方にまわっていけばと願っていたんだけど
本人は嫌で嫌で仕方なく
行きたくない行きたくないと
訴えていた

火曜日は朝から私自身の
逆流性食道炎の診察
調子の良いときと悪いときがある
薬を飲むとマシになるが
母の事で考えると眠れなくなり
決まって胃の調子も悪い

そして午後からは
(主人の)仕事の手伝い
スタッフさんの加減で
翌朝も朝から仕事
久し振りにガッツリ働いて
充実感
やっぱり仕事しているのがいいと
実感した

2日連続で母を置いて
数時間とはいえ出かけたのに
機嫌が悪くなかったのでほっとしたのもつかの間
その夜から始まった
立つと足の付け根が痛いとの訴え

翌日も良くなるどころか
痛みは酷くなり
立ち上がりや歩行のひとつひとつに
介助が必要となり
 
翌金曜日、あまりに痛がるから
デイリハに行く前に
近くの整形外科でレントゲンを撮ってもらったが
骨には異常なしとのことで

なんとかデイリハに送り込んだが
結局、車いすに座ったまんまで
たいしたことはしてもらえなかったらしい

そりゃ痛い痛いと言われたら
何もできない

子供が学校に行くのが嫌で
痛みを作り出しているのでは?
との疑いも有り
様子を見ていたが

立位と歩行時だけだった痛みが
座位の時も寝ているときも
反対側も広がってきた

今週になって
訪問リハビリの先生に
経過を説明して
足を動かしてもらったら
それほど痛くも無く動く
自分で動かすと痛みがある
お尻の筋肉が硬くなり
動かしにくくなり動かすと痛みが起こり
動かさない
余計に硬くなり・・・と
悪循環に陥ってるのでは?

予想された通りの判断

デイケア拒否から来たものか
痛みを訴えると
私が手を出し構うから
それが余計に痛みを作り出しているのか・・・

母が本当に痛みを感じているのだろう
でも、どこかが悪くて痛いのかどうかは
分からない

痛み止めもほとんど効かないのも
そのせいなのかもしれない

万が一、小さな骨折があったところで
動かないことの方が
寝たきりになるので動いた方が良い

そんな状態で水曜日は抱えながら
心臓の診察へ

心臓は順調
診察時に車いすだったので
先生もついでに足や腰もみてくれて
血管の炎症とかでは無いので
整形外科的なものでしょうと・・・

お願いして翌日にMRIの予約を入れてもらい
週明けに結果をもらい整形外科に
持って行く段取りとなった

この日は、朝からベン君の始末や
その前からたびたびお○っこの
お世話で
着替えや布団の始末もしながらの
連日の通院で
いい加減、身体も心もへばっていたのに
また、母は病院からの帰り道
上から目線で晩ご飯の段取りをしてきた

母は母なりに自分が時間を取ったので
私が楽できるようにと思い言ったのだろうが
それはホントに余計なお世話で

私が「帰ってから何か考えて作るからいいわ」と
いうと
鬼の形相で、もう何を言ったかも忘れたけど
「せっかくあんたがたいへんやからといっているのに!!」
というような事を大声で叫んだ

帰ってからも
痛みが言わせているのかもしれないけど
いろんな聞きたくない不平不満をぶちまけてくるので
私は母の世話をしながらも
母に対する気持ちは
どんどん冷めていき
ふつふつと憎しみさえ沸いてきた

「なんでこんな事になったんやろ」
と言う母は

6年前に骨折したあと、
「ちゃんとデイリハとか
プールに通ってしっかりリハビリしなあかん」って
いったのに
「家で歩いてる」とか
「デパートやスーパーに買い物に行って歩いてるからいい」とか
言うこと聞かなかったのは自分やん
といっても
絶対に認めない

自業自得やのに
誰かのせいにしようとしてる

そして本日が2回目のデイリハは
朝から起きられないを
連発して当然のおやすみ

うちのダンナも呆れてる
それを許す私に対しても

この二週間ほどの間
書きたくても書けないほど
エネルギーが枯渇して
時間も無くて
今日は眠れない・・・

「痛い~痛い~、もう死にたい~」
と言う母に

本当なら
「どこが痛いの?」
「ここが痛いの?」
とさすってあげたり聞いてあげたり

寄り添ってあげるのが一番良いんだろうけど
私の気持ちが拒否している

だってそれはもう
何年も前から
いや20年近く前から程度は違えど
繰り返される
同じような訴えは
この10年ほどは
余計酷くなり
そのたび毎にオロオロしてきた私は

オオカミ少年の話では無いが
母の痛みを疑ってしまう

また、夏休みもどこも行けずに
母の顔色を見て
こうやって1年が過ぎていくんだ
という絶望感しかない