母の一言 | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

ジリジリと筋力が落ち、
歩行が大変になってきている母ですが、
とにかく出たい、買い物がしたい
まぁ、これが元気の元ならと
週に1.2度は連れて出ています。

運動に行くように言っても
家でももう少し筋力がつくような
動きをするようにアドバイスしても

絶対に
そうやね~ってことはないので
もう、諦めています。

今でも自由がないのに
真綿で首を絞められるように
ジワジワと束縛が酷くなっていくのを
感じています。

なんていうんやっけ、
人質と犯人の心理的な駆け引きで
人質が逃げようと思わなくなるってやつ。

もし、私に家族がいなかったら
母の思うまま
怒らさない様に、
機嫌よく過ごしてもらう様に
そうしているのが
一番楽やし、そうしてたかもしれません。


でも、実際の生活では仕事も有るし、
家族も有るのでそうもいかないし、
また、少しずつの留守番をしてもらうように
しています。

もし、デイやショートに行ってくれたら
こんな思いしなくても
その日に会わせて動けるのに・・・
と、思うのですが、
思っても仕方ないですからね。

で、先日母の甥(私のいとこやけど一回りも上)が、
尋ねてきてくれました。
母の下で仕事をしていたので、
今までもちょくちょく覗いてくれていたし、
気心の知れた仲なんですが、
最近は実母(母の姉)の世話に田舎に帰っていることが多く
久しぶりでした。

前もって、
「ちょうど夕方、私が歯医者さんの行くので
少しでも母を一人にする時間が短くなるから助かるわ」
と、言ってたので
私が帰る少し前まで
いててくれたらしい・・・

「はるる♪ちゃんが帰るまで居てるわ」
って、言って待っててくれたんやけど
さっき帰ったわ

と母
「こんな状態で、一人で大丈夫なん?
心配やわ」って言ってたわ

そやから
いっつも一人やで。
しょっちゅう一人で留守番してるで

って答えたと・・・

あ~、こうやって書くと
気持ちが伝わらない・・・

母のこと気にしながらも
踏ん張って踏ん張って
自分の生活作ろうとしている私に
くさびを打つ様な
言葉が
ズバッと刺さるんです。

どわぁ~っと
しんどくなるんです。

ずっと、
「これはしてはいけない?」
「これはしても大丈夫?」
って思いながら暮らしている感が
取れなくて

今までもよしっと何度も浮上しかけて
もう少しで顔を水面に出せる・・・ってとこで
ブクブクブク・・・
と引きずり込まれる感じ

浮上しなきゃ、浮上しなきゃ

母のひと言が重い