ノイタミナアニメについての記事、二日目。
というわけで、
春アニメ「C」をいまさら振り返る記事。



 ノイタミナで中村監督の作品といえば「C」空中ブランコの前にもう一つある。
モノノ怪っていまだ根強い人気があるしDVDも相当売れたみたい。
正確には監督ではないらしいですが。
当時は絵柄で判断して見てなかったのですが意を決して視聴している最中です。
ていうかED曲「ナツノハナ」流しながらこの記事書いてるよ♪




 「C」の感想。
夏アニメがぽつぽつスタートしてる中、「C」を2週目しました。


 2クール(半年間)でじっくりやってほしいアニメだった。
放送当時そんな声がちらほら見受けられた中、僕は1クールでやったのは正解だったと思う。



苺ましまろってそもそも何だろ

 宣野座が出てきた第6話はいろんな意味でターニングポイントになったと思う。
これまで三國の言うとおりに戦ってきた主人公が、三國の思想・考え方に疑問を感じるようになる。


 宣野座功(せんのざ こう)というキャラクターの魅力も凄かった。
最初から最後まで良い人。顔も心もイケメン。
一話限りの登場でなければもっと視聴者(主に女性層)の獲得も成っていただろうが、一話限りだからこそ良いんだと僕は思う。


 この第6話はとにかく会話のテンポが素晴らしかった。
2クールで2話に分けてたらこうはいかない。
その結果、宣野座戦のラストの展開が端折られる結果となってしまったがそこが「C」らしいとも言える。



苺ましまろってそもそも何だろ

 そして最終話に出てくる上の神っぽい人。
あれ宣野座に似てね? って思った人挙手。


 神様がどの物語にも人の姿で登場するのは、
神の姿を見ている人間にとっての理想の人間像が反映されるからだとか。
だとしたら最終的に宣野座と同じ意見で三國と対立した主人公の目には、神っぽい人が宣野座っぽい人の姿で映ったのも分かる、……かもね~。




 このアニメには正解ルートがない。
最終的にディールに勝利した主人公によって日本は一応平和に落ち着いたんだけど、敗北した三國の言い分が間違っていたわけではない。
むしろ三國が勝利していた方がより良い日本になってたんじゃね? とすら思わされる。


 正義が勝つんじゃなくて、勝った奴が正義とはよく言われる言葉。
正義とはなにか?
正解って何だろうか?
正しい道ばかりを進んでいればそれは最良なのか?



 ひとつだけ。
このアニメに触れて、僕の中でお金に対する見方が変わったのは確かです。
積極的にお金を使うことへの抵抗がなくなった。
無駄金とも思える出費も「投資」だと思えるようになりました。


 あるいは三國の言葉にあった「自分ではない誰かを潤すためのお金」。
貯金してれば幸せなのは自分だけ。
あ。
でも貯金は大事だからね! 三國が言う「いざという時の為のお金」だよ。
貯金しなくてもいいんだーなんて誤った認識はNGでお願いします。





 以上です。
関係ないけど明日は兄の結婚式です。