クリスマス連休明けのきのう、政府教育局の「学籍手配・支援」部に電話してみた。

ここでちょっと香港の小学校について説明を。私もまだあんまりよく分かったわけじゃないけど、とにかく同じ学区内にほぼ無料で通える公立(官立)・認可(日本の認可保育園みたいに政府の補助金が出ていて、料金的には公立とほぼ同じ)が20校くらいある。

私の住んでいるところからも、徒歩10分以内に5校あるし。

香港は地震がないぶん、上へ上へと伸びた街だから、マンションとか30~40階建てでしょう。これで学区制は難しいよなあ。。。1つのマンションに600~800戸住んでいるし、また新たに建てばそこに子連れが100戸とか越してきたりして。受け入れる学校は大変よ。

だから、大きな学区で分けて、あとはその中で、たがいにやりくりして全員が入学できるようにしようね、という方策なんだと思う(あくまで私の想像ですけど)。

さて、それで教育局の人に、「指定された学校は、学区内とはいえ、家とはほぼ端と端で、バス代が2人で月に1200ドルはかかる。生活できません。近くに歩いていける小学校が5校もあるのに…」と訴えた。

すると、とってもいい人に当たったようで、「ふむふむ、分かりました。じゃあ、なんとかしてみましょう」と言ってくれた。バンザイ!
 

で、その人は
「お子さんはふだん広東語と英語と、どっちを話してますか?」

……。どっちも話してない。

「あなたと同じくらい話せるんじゃないんですか?」

ないんです。すんまそん。

うーん、それじゃちょっと、徒歩で行ける5校に、日本語とちいっと毛の生えた広東語と英語、くらいの能力の子を受け入れてくれるかどうか、聞いてみますね。

「お願いします、お願いします」と拝み倒して電話を切り、連絡を待ちました。

2時間くらいして、連絡があった。徒歩でいける5校の中では2番目に遠いけど、キリスト教系の公立小学校が、面接してくれるらしい。

担当官いわく
「いいですか。面接をしてくれる、イコール入れる、じゃないんですよ。あくまで面接と、筆記試験です。あと、子供さんの過去の成績表とテスト結果とかも持って行ってくださいね」

そう、公立なのに試験があるのよね、こっちは。。。

ま、とりあえず、近いところに行けそうだから、遠いほうの学校の面接は、取り消していいですか?と聞いたら。

「だめです。そっちも行ってください。繰り返しますが、面接=入学確定、ではありません。面接とテストの結果によっては、学校はお子さんの入学を拒否できますから」

って、ことは、両方ともの学校に、拒否される可能性も、あるってわけ???

何とも…。 
 そんなことになったらどーすりゃいいの。

そういえば、私の友達のお子さんも、学区内の有名小学校(認可)にトライして、だめで(倍率25倍だったらしい)、でも、その後、別のいい公立学校に入ることができて、いまそこに通ってる。

住民票さえあれば何もしなくても学区内の公立小学校にジドーテキに入れる日本とは、大違いだわ…。

あ、でも近いほうの学校も、まだこれから、対応してくれた人のボス(主任さん)にサインをもらって、許可を得てからじゃないと、面接の日程が決められないそうです。だから、ボス様が「なんじゃ? そんなのダメダメ」とか言ったら、すべてパァに!!(やめてー)

しかしもう年末の29日。。。
いつも自転車操業で綱渡りな日々。安堵の日はいつ?