きのう、めずらしく兄弟が午前中から学童保育に行った。土曜日は午後からが宿題タイムで、午前中は行きたがらないのに。

それで、思いがけず4時間ほど自由な時間ができた!


うれしいーーー!!!


いつも行きたいと思っていた、スーパーでの買い物(ふだんはそんな時間もない)をするか、たまった録画番組を見るか…と思って、まずは1つだけ、録画ものを見た。

あと3時間。
それで、前々からやらねばと思っていた、包丁とぎやさん探しをした。ネットで見つかって、うちからバスで3つめの、近所だった。

電話して値段を聞いたら、「現物を見て決めるので」って。

場所は、サムソイポウ。深水[土歩]。
香港では有名な下町で、低所得層が多く物価が安いといわれている。まだ行ったことはなく、「初サムソウイポウ」にちょっとうきうき~。

バス停を降りると、香港の観光ガイド本などに載っている、ボタンやレースやリボンを専門に売る通りだった。店1軒、全部ボタンだけ売ってます!みたいなお店がならんでた。

しばらく歩いて、これも有名な、その刃物屋さんに行く。見せると、1本50ドル(510円くらい)とのことで、2本だったので100ドル払った。1時間後にできるとのこと。

旺角に用事があったので、地下鉄で2つだけ移動して、用事を済ませて戻った。少しサムソイポウの街をぶらぶら。いろんなものがとっても安く、思わず、30ドルの財布を買ってしまった。私の財布は10年以上使っていて、すでにぼろぼろだったから。

お店に行くと、おばあさん(たぶん、現店長の母)がカウンターの中から渡してくれて、そのときおもむろに「あんた、これ使いやすいかい?」と聞かれた。

やっぱり言われたーと思った。

2本のうち1本は、大家さんの置いていったもの、もう1本は、30ドルで私が買った超・安物。

「まあ、何とかね」と答えると、「ふーん…」と、いやみたっぷり光線(気のせい?)を発して、さらに「これ、横に穴が並んでるだろ。この穴の中がほんと汚くて、もう…」と言ってから、「いい、もう言わん!、ま、よく洗ってから使うんだよ」って。わはは

その店は香港でも有名な刃物専門店で、プロ用なんかもずらりとそろえてる。その店から見たら、この30ドルの包丁なんて、カスみたいなものだったんだろう。そんなカス包丁を、とがされるのかよ俺は、ってなとこだったかな。

日本にはもっといい包丁を、何本も持ってるんですよー! こっちに持ってきてないだけー! と、心の中で叫びながら店を後にした。

でも、なんか、あの歯に衣着せないおばあちゃんが、どことなく気に入って(←マゾ)、また行ってやろうと思ったのだった。

皆さんも香港で包丁をとぎたかったら、利用してね。