$ひばなの シネマの天地

     ジャンル : コメディ
      製作年 : 2008年
      製作国 : アメリカ
      配給 : ゴールドラッシュ・ピクチャーズ

      監督 : ジョン・ポール
      出演 : アントン・イェルチャン 
          ホープ・デイヴィス 
          カット・デニングス 
          ロバート・ダウニーJr.

全米でスマッシュヒットを記録した、一風変わったハイスクール・ムービー。

主人公を演じるのは、『ターミネーター4』や『スタートレック』など、2009 年話題作が目白押しの新人アントン・イェルチャン。

楽天家でありながら大胆不敵な策略家でもあるチャーリーを、飄々と演じている。

“いけないビジネス”として始めた素人カウンセリングが次第に波紋を広げながら、やがて現代社会の孤独や偽善を浮き彫りにしていく展開が面白い。

監督のジョン・ポールは本作が初監督作だが、『ミート・ザ・ペアレンツ』や『オースティン・パワーズ』などの編集を手がけたコメディ畑の職人だ。

オスカー・ノミネートが記憶に新しいロバート・ダウニーJr.の好演も見逃せない。
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17歳のチャーリー・バートレットは成績優秀で、美人のママと豪邸に暮らしている。

彼はその明晰な頭脳を活かして、やってはいけないビジネスを学校でやってしまうのだ。

そのため退学処分歴が何度も。

遂に、うだつの上がらないウエストサミットハイスクールに転校するチャーリーだったが、それでも懲りず新たなビジネスを思いつく。

それはトイレで不良学生たちのカウンセリングをし、彼らの症状を自分のものとして医師に診察してもらい、処方してもらった薬を彼らに売りさばくというものだった。

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どうしても名前を覚えられない(汗) アントン・イェルチャン君の主演作品です。

「スタートレック」では副操縦士として出演し ロシア訛りの英語が私的に萌え~(笑)だった彼です。

今回は等身大の彼の演技が 見られるスクールコメディですね。

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何度も退学を経験する チャーリー。 優しいけどちょっと 問題ありな感じのお母さん。。。

10代ならではの 苦悩が彼だけではなく ティーン一人一人にあることを浮き彫りにしていきます。

チャーリーの下へ 相談に来る彼らは 実は”ドラッグ”に堕ちてしまいそうなギリギリにいるんですよね。

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彼らの悩みの相談を受け。。。そして 自分の心とも相談する。

クラスメイトのスーザンと校長である父親との関係を通して チャーリーも仮面を捨て 等身大の自分に目覚めていきます。

母親との関係 そして父親への感情。。。。それらをコメディタッチで描いていてアントン君の演技がさえています。

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学校長であるロバート・ダウニーJr.の演技もいつもながら 素敵です。

チャーリーの存在によって 彼もまた癒されていくのがわかります。 

やっと自分自身と向き合ったチャーリーは。。。。。これからも 相談室は続けるみたいですよ。。。。(笑)

イェルチェンくんの悲報を聞いて信じられなかった‥
確か この作品で存在を知ったんだった‥
つい最近も作品を見たばかりでまだ 実感はないんですけどね。

追悼の気持ちを込めて 2009年にUPした記事を再掲載します。