少し気持ちが落ちついてきたので、
だんなはんが「拡張型心筋症の可能性が高い」と
診断されるまでの経緯を書きたいと思います。

高校生のとき、不整脈が見つかり精密検査。
(なぜ不整脈が見つかったのかは詳しくきいてないです。。)
その時は「特に悪い不整脈ではない」との診断。

21歳のときスノーボードで左腕、左肩骨折。
急に飛び出してきた子どもをよけようとして、逆エッジで吹っ飛んでのことです。

手術が必要になり、術前検査で不整脈が引っかかりました。
以前の精密検査から時間もたっているし。。と検査をすすめられ、
結果、やはり悪い不整脈ではないのでそのままでいい。。との診断。

社会人になり、健康診断のたびに不整脈がひっかかってましたが、
今までの経緯があるので放置。

昨年受けた健康診断でもいつものようにひっかかり、
本人が「ちょっと気になるから、再検査に行く」と精密検査を受けました。

結果、不整脈には問題なかったそうです。
でも心臓エコーで異常が見つかりました。
心臓の機能が落ちているそうです。

診断は「拡張型心筋症の可能性がかなり高い」でした。
断定するにはカテーテルで心筋の細胞をとらなくてはいけない。
リスクが高いので、やめておきましょう。。と。
診断が断定されてもされなくても、
心臓の機能が低下しているので治療は同じです。と医師に言われたそうです。

その時、医師からは難病であることや生存率といった話はなく、
「薬の効果がなければ、ペースメーカーや心臓移植もありえる」
にとどめられていました。

主人は病院のあと私に報告の電話をして仕事に戻り、
仕事中に「拡張型心筋症」を検索。
私も電話の直後にネットで検索しました。

なんと言ったらいいか。。表現できません。
まばたきもせず、検索しまくりました。
頭が真っ白になって。。何も考えられませんでした。
何も考えられないのに、涙がとまりませんでした。

仕事を終え、帰ってきた主人の顔。忘れられません。
あんな顔はじめてみました。
「病気のこと調べたんやろ?ごめんな。」って。

「なんで謝るん?謝らんでいい!
 でも病気に負けんといて。
 負けたら私がボコボコにするからなっ」

その晩だけ主人の前で泣きました。
「明日からがんばる。今日だけごめんな。」と言うと
主人は「俺はだいじょうぶやから。
 ボコボコにされんの嫌やから、がんばるわ」
と苦笑いしてました。

いちばんつらいのは主人なのに。。
それなのに主人の前で泣いてしまうなんて。
すごく後悔しています。