題名 「K」~黒猫と絵描きの心温まる友情物語~〔要ハンカチ。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。〕 | 神様と共に

神様と共に

統一教会の元シックです。
統一教会では私の神様に出会いまいた。
神はいつも私と共におられます。

「K」は、バンド「BUMP OF CHICKEN」のアルバム「THE LIVING DEAD」に収録されている楽曲です。

これは、黒猫を主人公にした短編小説のような作品です。 

「K」を最後まで聴いた時に、
「この歌のタイトル『K』には、深い意味があったのだ」と私は納得しました。

納得すると同時に、
自分に愛情を注いでくれたただ一人の人 絵描き の愛に必死に応えようとし
命を落としてしまった黒猫のことを思うと、
自然に涙が溢れてきました。

この歌の中には「黒猫」「若い絵描き」「若い絵描きが故郷に残してきた恋人」が登場します。

黒い姿から人々に嫌われ、そして自ら孤独を望んでいた黒猫。
ある日 絵描きが黒猫に出会いました。
その姿が「自分によく似ている」言いながら、彼は黒猫を抱き上げました。
でも黒猫は、初めて触れるその優しさや温もりを信じることができず、
彼の腕からもがいて逃げ出します。

そういった場面設定で物語は始まります。

絵描きは黒猫に話し掛けました。
「今晩は 素敵なおチビさん」と。

それまで人々に忌み嫌われていた黒猫です。
黒猫には、その言葉が深く心に響いたことでしょう。

黒猫はいつしか絵描きに心を許すようになりました。

絵描きは黒猫と一緒に暮らし始め、
彼は黒猫に「HOLY NIGHT」(聖なる夜)という名前をつけました。
この名前には、絵描きの黒猫への愛情がこもっています。
黒き幸 「HOLY NIGHT」 と呼んでいますから。


しばらくして絵描きが死んで…、
ボロボロになりながらも絵描きの故郷の恋人に
黒猫は手紙を届けました。

でも、悲しいことに使命を終えた黒猫はそこで息絶えてしまいました。


この曲名の「K」
絵描きが黒猫につけた名前「HOLY NIGHT」「NIGHT」の頭に
絵描きの恋人がアルファベットの「Kをつけて「HOLY KNIGHT」(聖なる騎士)としたところから由来しています。
黒猫の頭文字「K」ではありません。

歌詞を読むと、そう解釈するのが自然です。

「HOLY KNIGHT」
恋人は、黒猫の最期の様子を見て、彼を騎士のようだと思ったのですね。


夜のNIGHT騎士のKNIGHTを掛けているのは小粋です。


「K」は涙なくしては、視聴できない秀作です。
視聴にはハンカチの用意をして臨むことをお奨めします。

(下方に歌詞を載せました。
 歌詞内容を確認するのにお役に立つことでしょう


黒猫の物語はこちら↓↓↓ 。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。


BUMP OF CHICKEN 【K】(歌詞・アニメ付き)



「K」

週末の大通りを 黒猫が歩く
御自慢の鍵尻尾を水平に 威風堂々と
その姿から猫は 忌み嫌われていた
闇に溶ける その体目掛けて 石を投げられた

孤独には慣れていた 寧ろ望んでいた
誰かを思いやる事なんて 煩わしくて
そんな猫を抱き上げる 若い絵描きの腕
「今晩は 素敵なおチビさん 僕らよく似てる」

腕の中もがいて 必死で引っ掻いて 孤独という名の逃げ道を

走った 走った 生まれて初めての
優しさが 温もりが まだ信じられなくて

どれだけ逃げたって 変わり者は付いて来た

それから猫は絵描きと 二度目の冬を過ごす
絵描きは 友達に名前をやった 「黒き幸」"ホーリーナイト"
彼のスケッチブックは ほとんど黒尽くめ
黒猫も 初めての友達に くっついて甘えたが ある日

貧しい生活に 倒れる名付け親 最後の手紙を書くと 彼はこう言った

「走って 走って こいつを届けてくれ
夢を見て飛び出した僕の 帰りを待つ恋人へ」

不吉な黒猫の絵など売れないが それでもアンタは俺だけ描いた
それ故 アンタは冷たくなった 手紙は確かに受け取った

雪の降る山道を 黒猫が走る
今は故き親友との約束を その口に銜えて
「見ろよ、悪魔の使者だ!」 石を投げる子供
何とでも呼ぶがいいさ 俺には 消えない名前があるから
「ホーリーナイト」「聖なる夜」と 呼んでくれた
優しさも温もりも 全て詰め込んで 呼んでくれた
忌み嫌われた俺にも 意味があるとするならば
この日のタメに生まれて来たんだろう どこまでも走るよ

彼は辿り着いた 親友の故郷に 恋人の家まで あと数キロだ

走った 転んだ すでに満身創痍だ
立ち上がる間もなく 襲い来る 罵声と暴力
負けるか俺はホーリーナイト 千切れそうな手足を
引き摺り なお走った 見つけた! この家だ!

手紙を読んだ恋人は もう動かない猫の名に
アルファベット1つ 加えて庭に埋めてやった
聖なる騎士を埋めてやった





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