未破裂脳動脈瘤というものは厄介で、

大きさによっては手術ができないまま経過をみるものがある。


わたしも、手術をしたものの完治はできず、

現に2mmほど血流が入り込んでいる瘤が存在する。


自分に未破裂脳動脈瘤があると分かってから手術するまで

必死に手術方法や、術後の様子、経験者の方のブログを検索しては読んでいた。


すべて自分で決めなくてはいけない。

手術をする、しない。

手術方法は、開頭にする、コイル塞栓術にする。

病院はどこにする。

etc・・・


もちろん、家族の支えがあってのこと。

だけど、手術をする、乗り越えるのは自分ひとり。


想像以上に病気のストレスは正直あります。

自分でも気づいていなかった。

たびたび起こる急な体調不良は、今思えばパニック障害だったのではないかと思う。


上記のことをふまえて、

これから手術を控えている、未破裂脳動脈瘤を抱え人知れず不安と闘っている人に

わたしが何か言えるとすれば、

必要以上に病気を検索しない、ことかもしれない。

あれこれ見てしまうと余計なことまで考えてしまうから、

医療番組も今はほとんど見ていない。


ただ、これはやって良かったと思うことは

同じ経験をしている人のブログを読んだり、これからのことを相談できたこと。

答えはでなくとも、分かちあえることで、自分のストレスはずいぶん軽減されました。

いまも、もちろん同じ経験をしている人に支えられ、助けられています。


闘うのは1人なんだけど、

背後には家族、闘病仲間がいます。

ひとりで抱えこまないことが大事です。

自分ではどうにもならないことも、ふとした会話から解決の糸口が見つかったり、

解決しなくても納得したりすることができます。


自分と同じ思いをしてる人の涙が少しでも減りますように。

あなたは1人じゃありません。

病気と共存していく、折り合いをつけていくことは、正直とても難しいことだと

思います。でも、そうして生きていく。


なんで自分だけ・・・そうやって、自分を責めてしまう夜もあります。

でも、責めても何も生まれない。

わたしも正直なところ、今でも迷いながら生きています。

でも、以前よりは楽になったんじゃないかと思える。

それだけで進歩です。