ダンナがもりこを嫌で東京に行ってしまい、もりこは全て嫌になった。

他に求めたくなった。

誰かに優しくしてもらいたかった。


そんなとき出会ったのが彼でした。


彼とはバイト先のお客さんとして出会いました。

最初見た印象はあまり良くなかったんだ。


でもね、ソファーに二人座ってまずは当たり障りない会話から入っていった。

車にバートンのステッカーが貼ってあったから「この人スノボーするんだ」と思って、まずはそこから入っていった。なんかめちゃくちゃうまいみたいで、話が盛り上がってきて、お互いのこと話してたの。

彼は奥さんと別れて傷心だった。それもあってもりこも初めてお客さんに自分の事話した。

お互い弱ってて通じ合えたのかも。


決まった時間だから、とりあえず仕事しきゃいけないかなって思って。

急いで仕事を実行にかかりました。


してたら、なんか気持ちよくって、したくなってきちゃって。。。

そんな気持ちを抑えなきゃいけないから、触ってくる手を振り解きたくはないけど、振りほどこうとした。「したくなっちゃうから、攻めないで」って。


彼は当たり前だけど、したいって言うよね。


「あした誕生日だからお願い」ってお願いされてしちゃった。


途中で店から電話がなって、中断しちゃったけど、延長してくれた。


あっという間に時間が経ってしまった。


別れた後、また会いたくて話したくて、次の日に電話しちゃった。


本当はお客さんに電話しちゃいけないんだけどね。


きっと誰かよくわかってなかったと思う。


それからずっと会いたくて、会いたくて、期間は少し空いたけどまた電話した。


それからよく電話したりするようになった。


そして二人で会うことになった。仕事の途中に会いにきてくれた。


それだけでも楽しみで楽しみでこんな感覚しばらく忘れてたよ。


すごい緊張した。


でも昼間っていうか夕方でしょ?特に何もすることなくて、ドライブして終わった。


でもやっとメルアドを聞き出せた。



その後も電話で何時間も話すようになった。


電話するのはだいたいもりこからって感じだったけど。


すごい幸せだった。


支えられてた。


はぁちゃんが夜中泣いて、寝かしてまた電話した。


「泣かないでよ」って思いながら寝かしつけてた。


ダメなママだね。


今度は一緒に飲みに行くことになった。


最初のお店はもりこたちしかお客さんがいなかった。


その後ホテルのラウンジに場所を移して飲んだ。


そしてホテルの部屋に入った。緊張するからもりこは窓の外を眺めてた。


そしたら、後ろから抱きしめられた。


前戯もたっぷり時間をかけてしてくれた。


本当に気持ちよくて、今までエッチした中で一番気持ちよかったかも。


彼はもりこを気持ちよくさせようと努力してくれる。自分翻意じゃない。


ちゃんと思いやりがある。



そんな彼が大好きで大好きでたまらなかった。


すっごい幸せだった。


1度連絡がとれなくなってしまったとき、「奥さんとよりが戻ったの?」

「忙しすぎて倒れた!?」「何かして嫌いになってしまったの?」

って本当に悲しくて何日も堕ちた。


それでも会社に復帰して、はぁちゃんがずっと熱が続いたりして、彼のことで落ち込んでる場合じゃなかった。


それでもやっぱり彼のことはいつも頭にあった。

何が一番悲しいってエッチができなくなったことだったかもしれない。

だから、もう一回でいい。あんな気持ちいいエッチがしたかった。


1ヶ月ぐらい経った時思い切ってメールしてみた。

「元気?   

 


きよさんとエッチがしたい。それだけでいいから」


って。


その日の夜は遅かったからかメールが返ってこなくてやっぱり落ち込んだ。


でも次の日の21時ぐらいにメールが来たの。


それで、彼はすぐにでも会いたいって言ってくれたんだけど、生理っていうのもあって

次の週にしてもらった。

ずっと一緒にいたかったから、ダンナがこっちに帰って来るのに「大学の友達がこっちに遊びに来てくれる」「仕事明けでくるからこっちに着くのは夕方すぎ」「次の日は朝帰るから」って。ダンナとお母さんにウソをついて会いに行きました。


会いに行く前ダンナとケンカした。


久しぶりに会ったら、もう嬉しくて嬉しくて。

やっぱり好きだなぁって思った。

顔とか体型とかタイプじゃないのにね。


めがねを作りたいっていうからパルコに閉店間際に行った。

なんかカップルが普通にデートしてるみたいで嬉しかった。


それで飲みにいった。


その後またホテルのラウンジで飲んだ。


彼が、なぜあの時もう会わないでおこうかと思ったかそんなことを聞いた。


なんか、自信がなかったんだって。


あのまま会い続けてたらますますもりこは彼に依存してしまうし、でも彼の会社もうまくいってないし、そんな状況でもりこを支えていける自信がなくてこれじゃぁ共倒れしちゃうよ。まだ旦那さんとやり直せるでしょって思ったらしいんだ。

そんな旦那さんとやり直しなよってメールがきたときはムカついたけど、確かに依存してた。重かったんだね。


そしてまたホテルの部屋でエッチ。


気持ちよくて気持ちよくて、幸せでした。


朝が来て帰りたくなかった。


そんな時ダンナから電話がかかってきた。


なんか怒ってる。


そんな中でバイバイした。


着信履歴だけなんか消した。


今思えばメールも全て消せばよかった。


甘かった。


ダンナが夕方家に戻って、夜寝ていたら、起こされた。


それで私の幸せは終わった。。。。。


甘い気分が一気に吹っ飛んだ。


メールを見られた。


ダンナは相手を訴えるとか言ってる。


普通ならダンナと別れればいいんだと思う。


っていうか、もっと前に別れとけばよかった。


ただ借金があるからお金だけ稼いで欲しかった。


浮気、借金、裁判で親権、監護権で勝てなくなってしまうと思って、私は別れたくないって言った。


それでももりこは彼が好きだったから、ダンナには相手に連絡するなとかメールを消すなとか言われたけど、消して、彼に「ダンナにばれた。訴えるとか言ってるから携帯解約して、ごめんね」って入れた。


返事はなかった。



そして、また夜もりこがしたことでケンカ。というかむこうが切れてもりこが謝るみたいな。

お母さんにも本当のことを話した。


お母さんだけには言いたくなかった。


だって、お母さんが知ったら深く傷つくもん。


お父さんの浮気でずっと、ずっと悩んできたのに、娘まで不倫したなんて言ったら。


案の定、深く傷つけた。それまでもりこの味方だったお母さんも味方ではなくなった。


「一生の傷として残るのよ。ずっと。それならもう別れた方がいい。」って言われた。


「どんなときにもそのことが頭から離れないの、裏切られた人の気持ちわかる?」


「あんたは何も考えない人だから、わからないでしょ」って。


ダンナの言葉より心に響いた。


それから少しして、彼に「もう訴えたりすることないから」ってメールしたら、戻ってきた。メルアド変えられた。電話はつながるけどかけなおしてこない。


結局その程度だったんだ。。。。。。


その程度の人のために私は大事な物を失ってしまったんだなぁと思うとバカらしくて、

悲しかった。


もりこにとっては大事な人、好きな人だった。


でも彼にとっては寂しさを埋めるだけのものだったの???


会ってるときは少なくともそうではなかったと思うけど。



でも、こうして彼のこと書いてるとまた会いたいなって思ってしまう。

それだけ好きだったんだなぁ。


もう彼の胸の中で寝ることはないんだな。