おはようでぇす。
朝からべっとり甘いのです。

昨日の『彼と私~朝~』の後、なぅにて「『俺と彼女』とかも…」と言って貰えたので、嬉しくなってカキカキしました~
φ(・ェ・o)~カキカキ


そ・し・て(*´艸`*)
このお話を書くきっかけを作ってくれた、ゆるるくさまより、素敵な素敵なイラストを頂きました〜(∩´∀`)∩ワーイ
ゆるしゃん、いつもお相手してくれてありがとうです♡
すっごく可愛いキョーコちゃんに、敦賀さんも私もキュンキュンです♪♪




勢いで書いたため、怪しいトコロもありますが…←
よろしかったらご覧になってくだ~さい(/ω\)




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
俺と彼女 ~朝~
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



微睡みから覚醒する瞬間。

自分のそれとはまったく違う、あまい香りを胸いっぱいに吸い込む。 

頬をくすぐる茶色い髪。

腕の中の小さくて柔らかい身体。

壊れやすくて繊細な、それでいて俺なんかよりもずっと強い存在。

夢から覚めても、この愛おしくて優しい宝物が自分の腕の中にあるという歓びに、胸が震える。

 

一度触れたら最後。 

どうしても手放すことの出来ない愛おしい彼女。

名残惜しくて堪らないが、出かける時間が迫ってきている。

 

本当は仕事なんてすっぽかして、一日中でも彼女を抱き締めていたいけれど。 

恋人として、そして彼女の尊敬する先輩として、彼女を裏切るわけにはいかない。 

甘く蕩けきった素の『俺』から『敦賀蓮』の顔に切り替えるべく、意を決してベッドから降りる。 

 

足元には乱雑に散らばった二人分の服。

彼女の唇はあまくて、昨夜も触れた瞬間に理性が霧散した。 

華奢な身体を抱き締めて深く深く口づけ、彼女との距離をゼロにする。

背中に回された細い腕の温もりと、縋るように服を握るこぶしの感触に、もっともっと彼女に近づきたくて、彼女の身に着けているものをすべて剥がした。

 

素肌と素肌が触れ合う感触。 

潤んだ瞳と、掠れた嬌声。

熱い彼女の中。

思い出すだけで火照る身体を誤魔化し、散らかった衣服の中から自分のものを見つけ、身に着ける。

 

 

「きれい…」

 

眠っていると思ったキョーコから発せられた呟き。

 

(きれいなのは君だ)

 

「おはよう」

 

そう言って振り返ると、驚いた顔をしたキョーコはシーツに潜り込んでしまった。

せっかくの彼女の顔が見えなくなったことが残念で、決心して離れたはずのベッドへと舞い戻る。

 

「キョーコ。顔…みせてよ」

 

「だめ…」

 

そんなこと言わないで。

 

「どうして…?」

 

「こんな…どこもかしこも残念な感じ…敦賀さんにお見せできません…」

 

思いがけない答えに一瞬思考が止まった。

 

泣き腫らしたように潤んだ瞳も、俺の上で自ら動きながら感極まって振り乱した髪も。 

その甘さに酔った俺が貪り尽くして腫れた唇も。

快感に我慢できずに上げ続けた嬌声で枯れた声だって…

どれもこれも昨夜の情事を色濃く残すその姿は、一瞬で俺を熱くさせるのに。

 

そんな俺の前から隠すように、シーツの中へ潜ろうとするのが許せなくて、そのシーツごと抱き上げた。

そのまま膝の上に座らせると、はずみで被っていたシーツが落ち、彼女の顔が露わになった。

 

「あっ…あの、あの…」

 

「見せて」

 

「…はぃ?」

 

何にも隠されることのない彼女の顔が見れて、笑みがこぼれる。

 

「見せてほしい」

 

「な、なんでっ…?」

 

「だって、その潤んだ大きな瞳は昨夜俺を一生懸命受け入れてくれた証しだし、その少し絡まった髪は俺の行為に夢中になってくれた証拠。

この紅くてぷっくりとした唇は、あまくてあまくて俺が夢中になって味わったせいだし、この声はたくさんの可愛いセリフと啼き声を聞かせてくれたせいでしょ?」

 

キョーコの顔を辿り小さくて形の良い頭を撫で、柔らかくていい香りのする髪を指で梳く。

その指に、彼女の昨夜のことを思い出したのか、恥ずかしそうに頬を染めて上目使いに俺を見つめる。

 

そしてふと頭を過る不安。

 

「ほら。思い出しただけでそんなに色っぽい顔して」

 

無自覚な彼女に少しの苛立ち。

もっと自分の魅力を自覚してくれ。

 

「そんな顔、見せるのは俺だけにして」

 

「そんなの、当たり前…」

 

年齢と経験を重ねたキョーコは持ち前の演技力に磨きをかけ、さらに大人の艶まで身に着けたにも関わらず、日々大量の馬の骨を生産していることに全く気付いていない。

 

「でも、キョーコだってドラマや映画で…」

 

キョーコがそういうシーンを演じた時のことを思い出し、胸が軋む。

たとえ演技でも、こんな表情を見せられた男は正気でいられない。

 

「撮影の時はもっとメイクさんが綺麗に整えてくれますよ?」

 

俺の首に腕を回してのぞき込むキョーコ。

恥ずかしがりやなキョーコが自らくっついてきた。

ただそれだけで俺の心は溶かされる。 

 

「じゃあ、この姿は俺だけのキョーコだね」

 

そう言って微笑んだら、キョーコが俺の肩に顔を埋めた。 

 

「敦賀さんこそ、朝からこんなに壮絶な色気…」

 

首筋で揺れるキョーコの柔らかい髪。 

ふわりと漂うあまい香り。 

同じソープを使っているはずなのに、なんで彼女はこんなにいい香りがするんだろう。

 

「大丈夫。キョーコにしか本気で欲情しないから」

 

「!!」

 

何度肌を重ねても、純情乙女な部分はなくならないみたいだ。

ビクウッと小さく揺れた彼女の動揺が肩越しに伝わってきて、つい笑ってしまう。

 

社さんごめんなさい。 

『敦賀蓮』の顔に戻るには、あと少し時間がかかりそうです。

 

肩に乗せられた小さな頭。

愛おしくてたまらないそれにそっと口づけて、この温もりをもうしばらく堪能することに決めた。

 





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∞∞∞***∞∞∞

ゆるしゃんありがとうでぇす♡


こんな感じで
|ω・`)