2019年5月22日

　　平成から令和にかけての10連休も、大きな事件・事故もなく過ぎ、やっと令和の時代に変わった実感が地に付いて来た今日この頃です。先日、三重県南勢町の方へドライブする機会がありました。ちょうどお昼に差し掛かったので昼食の場所を探しておりました。通常は浜島の　『網元の店 八代』　を利用するのですが、今回は新しいお店を探そうとネットで調べましたら、『カフェレストラン　坂のうえ』が目に入りました。小生達の世代は、司馬遼太郎の『坂の上の雲』に感動しその時代の精神に憧れた世代です。ひょっとして何らかの関係があるのかと言う期待もあり、そこに向かう事にしました。カーナビを使用しても、初めての人には少しわかりにくい場所でしたが、何とかたどりつくことが出来ました。

　其処は本当に坂の上にありました。しかも小さな丘の頂上で、入り口の反対側は全て気が生茂り、木以外は何も見えず、まるで軽井沢の山荘に来たような雰囲気でした。そこでお店の人にお願いし、店内ではなく店の外にあるテーブル席で昼食を頂く事にしました。『坂の上の雲』とはまた別の素晴らしい雰囲気での食事は、決して贅沢と言うものではなく、一つ一つ心のこもったお料理で、周りの景色と相俟ってそれはそれは美味しく楽しく頂くことが出来ました。

高齢化社会を実感！

　　　２０１８年１１月２０日

　　　　今年７０歳になりました。以前から親しくさせて頂いている３夫婦６名で、１０年以上前から、年に１回・国内旅行に出かけておりました。

　　　３年ほど前、最年長のご主人が転倒・骨折し、入院・リハビリとなり、本旅行も３年程ブランクがありました。この間久しぶりに復活旅行を楽しみました。久し振りで、復活したばかりなので、あまり遠出はせず、ワンボックスカー１台で地元三重県の伊勢・鳥羽・志摩地方一泊旅行を楽しみました。

　　　今回のテーマは『海と魚を堪能する』と言う事にしました。道中、朝熊山・金剛證寺での出来事です。本尊にお参りするには、階段を上る必要が有ります、もう一組のご婦人が手すりを持たずに、階段を上りました。最年長のご主人が、おもわず『あんた若いな！』と感嘆の声を上げました。しかし、そのご夫人は団塊の世代の生まれで７０歳は過ぎております。それを聞いた一同は、高齢化社会の一端を垣間見たような、嬉しいような寂しいような、高齢化社会を実感した思いに浸りました。

　　　『海と魚を堪能する』と言うテーマは見事にクリアーでき、おまけにお酒も十二分に楽しむことが出来ました。来年は更なる高齢化社会実感の旅となるかどうか楽しみです。

　２０１８年７月２４日

　小生の最寄りの駅は近鉄松ヶ崎駅です。自宅から徒歩で２５分ほど掛かるのですが、休日に飲みに出かける時は、運動も兼ねてこの駅から電車を利用します。

　先日、何時もの様に女房と二人で出かけた時の事です。小さな駅なので普段は乗降客が少ないのですが、当日は松阪の祇園祭や伊勢の神宮奉納花火の当日で、結構な乗客がいました。待合用の椅子が１つ空いていたので、そこに座ろうとすると、その横に座っていた女子３人組がスーッと立って、小生夫婦にどうぞと席を譲ってくれました。『有難う』と御礼を言ってから、『これから祇園さんに行くのですか？』と尋ねると、３人ともポカンとして返事がありません。少し気まずい空気が漂いましたが、彼女たちの会話を聞いておりますと、中国語であると分かりました。

　こんな小さな駅にも国際化の波が押し寄せており、しかも若い女性が年寄りに席を譲ると言うマナーを示しｔくれた事に、ほのぼのと暖かく、とても気持ちの良い思いをさせて頂きました。