ハシモトブログ

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橋本電子工業株式会社社長によるブログ

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2019,8,2 『ポルトガル』で考えた

    先日ポルトガルへ行く機会がありました。ご存じの様にポルトガルは、15世紀大航海時代にエンリケ航海王子の指導の下、世界を制覇しました。その時代、植民地から持ってくる金銀財宝で作られた教会の幾つかを見学していると、金銀財宝のまぶしさに圧倒されます。

  その後、これと言った産業の発展をみなかったポルトガルは、大航海時代に築いた世界一の座をスペイン、イギリスに取って代わられ、経済的には下降の一途をたどります。ポルトガル人は陽気なラテン系の人達が多いと思っておりましたが、日本人と同じように、非常に真面目で勤勉な人が多く欧米社会から貴重な人材として重宝され、欧米への出稼ぎにより生活の糧を得ている人が多いようです。

 ポルトガルの現状は、国土面積が北海道より少し大きく、人口は約1千万人、GDPは日本で第4位の埼玉県の県内出荷高と同じくらいの約22兆円です。ここにきてポルトガル政府は観光立国への道を歩んでいるようです。その理由の幾つかを紹介しますと、

①   大西洋に面した漁村に世界に誇れるビーチが有る。

②   EU内では物価が安い方で、治安も良い。

③   マリア出現の地とされるファティマ等、キリスト教の遺跡や教会が有る。

④   政府の主導のもと、漁村に欧米人が長期バカンスを過ごせる施設が建設されている。

⑤   海の幸が豊富で、名物料理もある。

    と言ったところでしょうか・・・。

  翻って日本の事を考えてみますと、日本にも japan as number one と言われた時代もありましたが、コモデティ化した商品いわゆる生活必需品となったディジタル機器・家電等は韓国・中国等の新興国へ軒並み持っていかれております。この30年間、日本のGDPは全く伸びておりません。その間にGDPは中国に抜かれ、ドイツに迫られている状況です。日本へのインバウンドが4~6千万人に達しようとしており、ポルトガルと同様に観光立国へと言う事も言われますが、1億3千万人は養えません。

資源の無い日本はやはり製造業が頑張るしかなく、ニッチ・オンリーワンを目指した自社開発商品を世界中に販売する事、その思いを強くしております。

2019,8,2 『ポルトガル』で考えた

    先日ポルトガルへ行く機会がありました。ご存じの様にポルトガルは、15世紀大航海時代にエンリケ航海王子の指導の下、世界を制覇しました。その時代、植民地から持ってくる金銀財宝で作られた教会の幾つかを見学していると、金銀財宝のまぶしさに圧倒されます。

  その後、これと言った産業の発展をみなかったポルトガルは、大航海時代に築いた世界一の座をスペイン、イギリスに取って代わられ、経済的には下降の一途をたどります。ポルトガル人は陽気なラテン系の人達が多いと思っておりましたが、日本人と同じように、非常に真面目で勤勉な人が多く欧米社会から貴重な人材として重宝され、欧米への出稼ぎにより生活の糧を得ている人が多いようです。

 ポルトガルの現状は、国土面積が北海道より少し大きく、人口は約1千万人、GDPは日本で第4位の埼玉県の県内出荷高と同じくらいの約22兆円です。ここにきてポルトガル政府は観光立国への道を歩んでいるようです。その理由の幾つかを紹介しますと、

①   大西洋に面した漁村に世界に誇れるビーチが有る。

②   EU内では物価が安い方で、治安も良い。

③   マリア出現の地とされるファティマ等、キリスト教の遺跡や教会が有る。

④   政府の主導のもと、漁村に欧米人が長期バカンスを過ごせる施設が建設されている。

⑤   海の幸が豊富で、名物料理もある。

    と言ったところでしょうか・・・。

  翻って日本の事を考えてみますと、日本にも japan as number one と言われた時代もありましたが、コモデティ化した商品いわゆる生活費需品となったディジタル機器・家電等は韓国・中国等の新興国へ軒並み持っていかれております。この30年間、日本のGDPは全く伸びておりません。その間にGDPは中国に抜かれ、ドイツに迫られている状況です。日本へのインバウンドが4~6千万人に達しようとしており、ポルトガルと同様に観光立国へと言う事も言われますが、1億3千万人は養えません。

資源の無い日本はやはり製造業が頑張るしかなく、ニッチ・オンリーワンを目指した自社開発商品を世界中に販売する事、その思いを強くしております。