13年は一言で語れない!Vol 43 義妹の医療ミス
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葉月出産後~生活編
葉月の様態は変わらぬまま、MRSAを発症した最初の入院から2週間が経とうとしていた。
いったい、いつになればこの嘔吐が止まるのだろう・・・。
M先生もあまりにも続く嘔吐に不安そう。
先生はMRSAだけが災いしているとは限らないと思い始めたらしく、葉月に負担にならない程度の検査をし始めた。
検査内容はいたって簡単なものだったけど、X線などを新生児に照射するのは危険が大きいとの説明があった。
寝ているときも起きている時も関わらず、ヒキツケのような事をするので脳波もとるらしく、出来うる限りの検査をしてくれるとのことでした。
もし、もし、、、葉月がMRSAと関係ない他の病気を患っていたらどうしよう・・・。
そればっかり考えてしまい、自分自身に「あかんあかん!マイナス思考はあかんやん!」と声に出して呟く始末。
不安を解消するために病院の図書室で新生児にみられる主な病気をアレコレ調べると、
余計にどんどんマイナス思考に・・・(-"-;A ...アセアセ
その本に載っているほとんどが助からない重症な病気だったり・・・。
たんぱく質異常とか・・・etc.
もちろん、MRSAも載っていて、読んでると怖くて胸が苦しくなった。
その中で、葉月と似たような症状がいくつかがあって、高熱を伴わない頻繁な嘔吐病では胃と腸の狭窄症と、自家中毒(ケトン体低血糖症)、乳糖不耐症、たんぱく質代謝異常の4つが絞り込まれた。
そして、てんかん・・・・。
あの独特の動作は「てんかん」じゃないかと疑う。
- 主婦の友社, 細谷 亮太
- 決定版 0~6才赤ちゃん・子ども病気百科
その日、モラ次郎に電話をし、自分が図書室で調べたことを話すと、またもや、馬鹿にした口調でこう言った。
モラ次郎
『(((((¬_¬) フンッ お前、そんなん調べるのはええけど、素人のお前が調べてもそこは病院なんやから先生達がしっかり見てはるやろぉ~。
何か大変な病気やったらお前より先に先生や看護婦が気づくやろうて?
そんなん調べてんと、はよ、お前が仕事いけるように準備しとかなあかんやろぉ。』
「あまのじゃく」なのか、私の意見に対して一度は難癖をつけてくる。
それも、必ず馬鹿にした口調。
サマンサ
『なんで、そんな頭ごなしに言うん?もしかすると、誤診とか何かあるかもしれへんやん?』
モラ次郎
『( -_-)フッ まぁ、医者も人間やし、誤診もあるやろうけど、うちの妹の時とは違って医学も発達してるんやし、血液検査も尿検査も常にしてはるんやろ?
してはるんやったら、すぐわかるんやし、まぁ、イランこと考えんとき~。』
サマンサ
『なぁ・・・妹さんって、何の病気で死なはったんやったっけ?
たしか・・・医療ミスやったよね?』
モラ次郎の妹は2歳か3歳のときに誤診で亡くなったと聞いている。
モラ次郎
『さぁ・・・?何やったか、僕、聞いたはずやけど覚えてないわぁ。
別に遺伝するような病気とかちゃうかったと思うけど?』
サマンサ
『いや・・・何も遺伝での病気を疑ってるわけちゃうから?あれなんやけど・・・?
ちょっと気になってん。』
私はこっちから聞いてもいないのにモラ次郎の口から出た
「遺伝する病気」という言葉に息を飲む。
まさか・・・ね?
妹さんが死んだときはモラ次郎も小さく、その時の様子はあまり覚えてないらしい。
モラ次郎
『ん、まぁ、気になるんやったら、また、お母ちゃんに病気の名前を聞いとくわぁ。
んで、用件はそんだけ?
んじゃ、僕、今日も遅くなるし、病院はよられへんから。
明日はそっちに行けると思うけど。んじゃ、おやすみ。』
私は常日頃から「私の感は当たる」と母や周りの人にいわれ続け・・・もし、私のこの、嫌な予感があたるとしたら・・・
これは・・・MRSA以外の遺伝の病気。
私はそうでない事を祈った。
続きは次回。
んじゃ、またぁ。