ぎりぎりまで片付けと引き継ぎをし
今後一人でデザイン業務に残る契約社員デザイナーと
最初で最後のランチへ行き
印刷会社の訪問を受けたり
転職用のポートフォーリオ作りに使えそうな担当した商品のパッケージや
カタログ等をピックアップしたりと
最後まで本当にドタバタな最終日でした、、、、。

印刷会社の社長さんが、はやん入社時からずっとお世話になっていた方で
退社を聞いて飛んできてくださったのですが
もう一人の先輩デザイナー(同じく退社)とはやんを前に
目を潤ませて泣きそうになっておられ
こちらもぐっと我慢、我慢、、、しょぼん
印刷会社への経営陣の圧力(価格面、納期等)もあきらかにきつくなっていってるので
会社の現状(社員に対して非情な点)は外野からもわかります、とおっしゃってました。

痴呆症でほとんど会話が成立しない社長に挨拶に行きました。
お元気な時には私たちはとてもお世話になった社長。
今は痴ほうがひどくなり、社員に面倒を見せるため
午後二時ごろまで社員が3人ついて社内の散歩に付き合ってる現状です。
今のオーナー(息子)は同居もせず
昼は会社で社員に面倒をみさせ
夜はヘルパーに広いお屋敷内で見させている状態、、、。

案の定、「なんでやめるんや」「どっかほかへいくんか」
「そんな奴はもう知らん、いけ、いけ(帰れ)」
「なんでやめるなんてことになったんや」と
痴ほうではあるけど、痛い質問を矢継ぎ早にされ。
「あなたの馬鹿息子にクビを切られたんですよ」とも言えず、、、
なんともつらいお別れを告げて
それを仕事しながら同じフロアの社員さんが
いつも社長のお世話をさせられてる部の方々が
じっと聞き耳を立てている。
悲しすぎる退職挨拶でした。ガーン


私たちを切ったオーナー(社長の息子)は、不在。
特に用事なんてないはず、でも不在。
この様な時(クビを切った社員の最終出勤日)にブッチする事が多いのは有名。
先輩が「最後まで馬鹿にしてる」と憤慨してました。

そしてなんと、4時半から机の模様替えをしろと指示してたらしく
総務がわらわら来てはやんや先輩の机を移動、
8月1日からの新体制の模様替えを
我々にやらせました。
明日でもいいんちゃうんか?契約社員にも逃げられたのに。
自分の机だったけど、次の社員用にセッティングされた机、、、
結構こたえました。
そして定時、5時半。
自分の机もイスもないから
その辺に荷物を置いて早々に挨拶回りして帰るしかない。
追い打ちをかけられた気分でした。
ま!こんな仕打ちも最後ですが。


同じ開発フロアの方達がお花を用意していてくれてて
皆さんで送り出してくださったのがせめてもの救い。
「一言ずつどうぞ」といわれ
先輩デザイナーは気丈に泣かずにお話しされて
よし!私も泣かないぞ!と顔を上げて後輩達を見たらば
号泣している後輩が、、、ショック!

それみたら誘発されてしまい、はやんも涙、、、汗

でも声を振り絞って話しました、、、。

20年間、新卒で入社して、先輩に一から育てていただき
また広報としても視野を広げられ
本当に会社の中で皆さんのおかげで多くの事を学ばせていただき、感謝している事、
4月に引っ越しして開発フロアへ移動し
開発メンバーとワイワイやりながら商品作りをさせてもらったのが
とっても有意義だった事、
志半ばで辞めなければいけない事態になり、正直心残りなんですが
この開発フロアで皆さんとお仕事していて
商品作りにはコミュニケーションが必須だと感じました、
これからは残る〇〇さんと〇〇さんがデザイン業務を引き継ぎますが
どうか、コミュニケーションを大事に商品作りを楽しんでください。
今後は外野からではあるけど、商品を見せてもらって
今後の皆さんの活躍を応援しています、
今までありがとうございました、、、、

みたいな内容をえぐえぐ言いながら話した、、、
かっこわる~(x_x;)

これ、一人だったら悲しくてつぶれてたかも。
先輩デザイナーと二人で退職だったから救われた、、、

こんな感じでピカピカの社屋をものすごい荷物両手に持って、後にしました。

20年5ヶ月、お疲れさん、わたし!

しばらくは夏休みをぎゃーぎゃーいいつつ子供と過ごします。