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22週6日 542g

 

朝からお腹が張り出して、あなたは足から出てこようとしちゃってる・・・
まだまだ出てくるのは早いのに・・・
とうとう出血が始まってしまいました。あなたは今日をお誕生日にしたいみたい。
自然分娩にするか帝王切開にするか・・・ママもパパも沢山悩みました。
もしかしたらあなたは生きて生まれて来れないかもしれない・・・
抱きしめてあげられないかもしれない。
おっぱいをあげることができないかもしれない。
オムツを替えてあげることができないかもしれない。
一緒に歌を歌うことも遊ぶこともできないかもしれない・・・。
今の私にママとして何ができるんだろう・・・。
私がママとしてあなたを私の力でこの世に産み出してあげたい。
だからあなたを自然分娩で産む事に決めました。

陣痛はすごくつらかったけど、あなたも頑張ってると思ったらパパとママも頑張れました。
陣痛は約12時間と長い戦いだったけど、お産に入ってからは10分も経たずに
午後3時53分、体重542グラム、29センチであなたは産まれました。
産まれて直ぐ蘇生をしてもらったあなたは、超低体重未熟児として新生児センターに運ばれました。
新生児センターに運ばれる前にママはあなたと会うことができました。
「頑張って・・・」あなたの小さな小さなおててにママの指をのせたら「頑張るよ!」と言ってるみたいにギュー!!ってママの指を握ってくれました。その時に「この子は大丈夫だ」ってママホッとしたのを覚えてる。
あなたが新生児センターに運ばれ“生きよう”と頑張ってくれてる時に、ママは分娩台の上で安心した気持ちと不安な気持ちとごめんなさいの気持ちで胸がいっぱいで沢山沢山泣いちゃった・・・。

夜9時ぐらいだったかな・・・。
担当医のI先生からこれからの説明がありました。先生の口からは
「24時間の命だと思って下さい。もしかしたら1週間頑張れるかもしれません。3ヶ月頑張れた子もいます。でもここからでられる可能性はとても少ないです。」
ママ頭が真っ白になっちゃった・・・。

あなたの名前は「太陽」とパパが名付けてくれました。温かいいい名前だね。
体は小さく産まれたけど、心は大きく温かく育って欲しい。

ママとパパにとってあなたは今でももう充分に大きくて暖かい宝物。

お空の太陽みたいに、キラキラ輝いて欲しい。みんなを温かく照らして欲しい。


太陽はきっと生きてくれる。パパとママの待つおうちに帰れる日がきっと来る。
ママ、太陽が生きる為だったら何でもする。ママの命あげることだって喜んで。
太陽、生きるって辛いこともあるけどとっても楽しいいいものだよ。
だからお願い、、、生きて。

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