心の窓をたたく音がして
そっと開けて覗いてみると
春風が誘い出すように
私の肩を抱いてくれるの
それはそれは柔らかで
パステルカラーを風にしたような
絹のスカーフが踊るような
そんなものに一瞬のうちに包まれる
ああ 何だろう........この懐かしさは.........
ずっとずっと 待っていた
長い長い時を 待ち続けていた
ようやく逢えたね・・・
心の底で凍りついていた
何かがゆっくりと融け始める
同時に.....私の中に眠っていた沢山の気泡が
ひとつずつはじけ出し
まるで魔法のように
辺りの景色を春色に変えていく
365日の紙飛行機
ようやく......はじまるのね......