春風を纏ったわたしは
その風と重なり合って
やがてひとつになってゆく..............
形があるようで無く
それ自体もあるような無いような
この とても精妙で繊細で
どこまでも自由なものは
わたしの中に入り込み
細胞のひとつひとつに染み渡り
凍りついていた何かを
ゆっくりと解体していく
頑丈な鎧だったり
数えきれないほどの鎖のようなものたちが
次第に剥がされ ほどけていくと
あとに残るのは
ただただ光そのもので
わたしという何かが
それを閉じ込めているのだと気づく
それは常にそこにあって
今もすべてを照らし続けているの
わたしらしきものも..............
あなたらしきものも..............
春風 Rihwa
春風を纏って・・・
さあ....行こう・・・