性暴力を防ぐために、まず教えたいこと | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。

 

こちら、あと4日です!

 

今日は「性暴力を防ぐために、まず教えたいこと」について。

 

性教育、というと どんなことを思い浮かべますか?

 

生理?精通?

 

どうやって子どもができるか?

 

フィンランドでは、ちがうのだそうです。

 

出発点は、「相手の気持ち」を考えること。

 

そして「待っててね」「いいよ」という 心の境界線の引き方です。

 

 

24歳大学院生が驚愕したフィンランド「5歳からの性教育」の中身”から引用します。
 

例えば、自分が楽しく遊んでいたおもちゃを急に取られてしまう気持ちを想像してもらいます。

このとき“悲しい”、“嫌だ”、“怒る!”といったいろんな感情が湧き上がる。

そんな様々な感情について一緒に考えながら、急におもちゃを取って相手に悲しい思いをさせてしまう前に、

“自分もこれで遊びたいな”とか、

“このおもちゃ使ってもいい?”とか、


まずは聞くことが大事ということを伝えていきます。

 

“いいよ”って言ってもらえたら一緒に遊べるし、

“だめ”って言われたら、待ったり、他のもので遊んだりしようね


と。

それから、嫌だって言ったのに、相手に聞いてもらえなかったりしたら、大人に相談しようね、ということも伝えていくのです。

 

ほんとそう!!

 

まずは、ここから。

 

 

日本だと、

 

「おもちゃ貸して!」

 

と言われたら、

 

「ほら、貸しなさい」

 

と渡すことがやさしさだと思われたりします。

 

 

もちろん、やさしさにはそういう側面もあるのだけど、でも これからは

 

「自分の思いを伝えてもいい」

 

「相手に我慢や不快な思いをさせてもいい」

 

「相手が『イヤだ』と拒否してもいい」

 

という、対話の時代へ。

 

 

子どもたちに、必ずしも

 

「自分の気持ちより、相手の気持ちを優先しましょう」

 

と教えなくてもいいのです。

 

 

相手へ譲るやさしさを教えたいのであれば、しばらく遊んだのちに

 

「あの子、ずっと待ってるね。どんな気持ちで待ってるかな?」

 

と聞いてみる。

 

(ただし、3歳ぐらいまでは 相手の気持ちに共感するのはむずかしいので、4~5歳ぐらいから)


それで

 

「じゃあ、そろそろ貸してあげようかな」

 

と言えば貸せばいいし、

 

「まだ遊びたい」

 

と夢中なら、そのままでいい。

 

これは「わがまま」ではないのです。


次に、だいぶ前のツイートですが、こちらをご覧ください。

 

●とりあえず、「私が悪い」って思っちゃう、

 

●「みんななかよく、穏便に」って我慢しちゃう、

 

という癖を持っていると、気づきにくいよね。

私は読んで、ドキッとしました。
 
「これは君の権利だから、こういうことを命じられたり、禁じられるいわれはない」
 
なんて。


 

私は、

 

「自分を大事にできるから、みんなのことも大事にできるんだよ」

 

って 子どもたちには 教えていきたいな。

 

ちょっと話が横になるけど、以前


「私はずっと誰にも言えなかった」 元厚労事務次官の村木厚子さんが語る、性暴力の被害

こういう記事もあった。

 

 

私のクライアントでも、被害にあった人はたくさんいる。

 

「実は子どものころ、こんなことがあってね・・・」

 

明るみに出るのは、本当に氷山の一角。

 

 

性被害が心配なら、こちらのワークショップを受けるのもいいよね。

 

CAPプログラム
 

昔からある、性被害を防ぐために何ができるのかを教えてくれる講座です。

 

たとえば、水着で隠れる部分は 人に触られてはいけない、とか。

 

私も教員時代に受けてきて、子どもたちに シェアしたことがあります。
 

 

というわけで、話を戻しますが、性被害を防ぐためにはまず

 

「私が そんなに 粗末に扱われてはいけない。

 

 私には、幸せに生きる権利がある」

 

という当たり前のことを、当たり前だと思えること。

 

 

「子どもたちが」、

 

じゃないよ

 

「私たちが」当然のことと思えること。

 

 

 

これ、学校生活でも 仕事でも なんでもそうだよね。

 

「いやだ」

 

と言える安心感があるかどうか、って 大きい。

 

 

だから、イヤイヤ期に

 

「イヤだ、イヤだ!」

 

と言えるのは、とてもいいことなのかもしれません。

 

 

著書には、こんなふうに書きました。

 

・・・・・・・・・・

 

「イヤだ!」という”思い”にはYES!

 

でも、困る”行動”に関しては NO!


・・・・・・・・・・

 

そのためには、「話の聴き方」を知っていると、少し楽になるんですよ。

 

気持ちと行動を分けて考えることで、自分も相手も大切にできるコミュニケーションがしやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

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