こんにちは。和久田ミカです。
こんな話を聞いたことがあります。
英語が堪能な和尚さまのいる鎌倉のお寺を訪ね、仏教について教えを乞いました。
いろいろと質問を受ける中で、
「お茶でも飲みませんか？」
湯呑みにお茶を注ぐ和尚さま。
なぜか急須を傾け続け、湯呑みからお茶がこぼれだしていきます。
「和尚さま、お茶があふれていますよ」
和尚さまは答えました。
「この湯呑みは、あなたの心と同じです。
あなたはこの湯呑みと同じように、先入観と思い込みでいっぱいになっています。
だから、私が話をしても、あなたの湯呑みには新しい考えが入っていかない。
あふれてしまう。
あなたは何のためにここに来たのですか？
新しい知識を得るなら、まず自分の湯呑みを空にしなさい。
でないと、新しい知識は あなたの湯呑みには入って行かないでしょう。」
昔聞いた話なので、ちょっとちがうところもあるかもしれませんが、大筋でこんな話でした。
学びが身につく人と、こぼれ落ちてしまう人の差。
私は、やる気ではないと思っています。
学びを、どれだけ真っ白な頭で聞けるか、じゃないかな。
私と 同じ・ちがう
私も 共感できる・できない
私は 知ってる・知らない
私も できてる・できてない
２極化した問いで 話を聞く人は、満杯になったお茶の中で 右往左往しているだけ、ということです。
私は協会やスクールを通じて講座をしていますが、伸びるのは「頭を空っぽにできる人」です。
私がお伝えしているのは「コーチング」という手法。
まず「聞き方」を徹底して学び、実習します。
コーチングは、「聞くが9割」ですから。
聞き方をお伝えすると必ず出てくる意見が、比較。
「私なら、こんなふうに聞きます」
「私は子どものころ、そんな聞き方はしてもらえませんでした」
新しい知識を得て「自分の聞き方がまちがっている」と言われているように感じたのかもしれませんね。
違和感を伝えていただけるのは、とてもいいこと。
ご質問自体は、ウェルカムです！
でも、あなたたちは 学びに来たんですよね？
今までのやり方でうまくいかなかったから、他の方法を知るために きたんですよね？
私がお伝えする方法が正しいとは言わないけれど、まずはやってみてください。
せめて、１カ月はやってみて、そのあと判断していただけると うれしい。
Free-PhotosによるPixabayからの画像
コミュニケーション方法を変える、
というのは、右利きで持っていたお箸を左に持ち替えるようなもの。
違和感があって当たり前。
その違和感や比較にとらわれていると、学びの本質的なところにたどり着けないこともありますから。
何にしても、まずは自分に注がれているお茶をいったん、捨てる勇気を持つこと。
全部じゃなくていいんですよ。
何かを手放せば、ちゃんと入ってくる、という当たり前の法則です。
こちらの講座は、２８日でしめきります。
あなたの中の光と影を統合していく講座です。
生きていく上でのお守りとなりますように。
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