私が、育った昭和という時代は、誰もが貧しかったように思います。

(まれにお金持ちの人もいましたが)


我が家も父親が一生懸命働いていたのだけど


食べるのにせいいっぱいでした。


だから母親は、少しでも家計を助ける為に


家で内職をしていました。


私は、子供心に早く大人になって働いて


親に楽をさせてあげたいな!とそう思っていました。


そして学校から帰ると母親がしている内職を


よく手伝ったものです。


でも子供だから仕事を手伝うよりも


友達と遊びたいという気持ちもありました。


母親と一緒に内職をしている時に


母親と色んな話をしました。


その時の私は、いつも不満を口にしていました。


すると母親は、


「人間は、苦労する為に生まれてきているんだよ!」しょぼん


とそう言っていました。


私は、その時の意味がよくわからないまま・・・


ううん・・・そんなことはない!


私は、結婚したらお金に苦労をしなくて


幸せな人生をおくりたい・・・とそう思っていました。


でも・・・


母親の言っていた言葉が、今になってきて


ようやく分かる事になったのです。


でも苦労の先には、幸せがきっとある!クラッカー


とそう思いたいのです。



そんな時母親が、そろばんを習ったら?


というので私は、内職を手伝わなくていいのなら


そろばんでも何でも習うと言ったのです。


今思えばうちは、貧しかったのに


そろばんを習わせてくれたり英語の塾に通わせたり


してくれたのは、有難いことでした。合格


その時に習ったそろばんのお陰で


高校を卒業した時には、金融機関に就職できました。


そして今レジの仕事についているのも


お金が、関係することでした。


つまりは、  お金   ¥  を扱う仕事が好きになっていたのです。


母親は、60歳になるまで内職を続けたのです。


いつもいつも働いている親を見ていた私は、


自分もあんなふうに出来るのかなと


そう思っていましたが・・・


今こうして働いているわたしは、


あの時の親の苦労をやっとわかったような気がします。

(わかるのが、遅すぎる!)


私は、結婚してから共稼ぎの時代、


専業主婦の時代、パートにでる時代・・・


そして10年間の専業主婦の時代をえて・・・


またレジの仕事をしていることに


感謝   してこれからも


一生懸命仕事を頑張ろう!


とそう改めて思いました。