はじめまして。 | へこたゆ-今日のフェレット

はじめまして。

はじめまして。
ブログは超ビギナーです。
一緒に暮らす3匹のフェレットたちとの生活を通じて、私が感じたことなどを書き綴っていきたいと思います。

みなさんには「自分よりも大切な人」って、いますか?
それは、伴侶であったり、子供であったり、親であったり、また、私のようにペットであったりと、様々だと思います。

昨年11月、私は初めて迎えた仔を3ヶ月半の闘病の末、病気で失いました。約5年半一緒に暮らした仔でした。

この時、私は一つのことを自分の胸に刻みました。
「自分の感情を優先させない...」

私は今まで、何をするにしても自分の感情が優先してしまっていました。
「いいひと」でいられる時もありますが、何かが気になり出すと自分の感情を優先してしまっていました。
そしてその結果、かけがいのないものを失ってしまったのです。

あの仔が逝った日もそうでした。
前の日の夜、少し嫌なことがあり、その感情をうち消すために仕事が終わったあとまっすぐに家に帰らなかったのです。
その日、朝から何となくいつもと様子が違っていることには気づいていました。
でも、私が自分の感情に気を取られてしまっていたため、もっとじっくりとあの仔に集中してあげることができなかったのです。
そして...家に帰った私を迎えたのは、すっかり冷たくなってしまったあの仔の姿でした。
「一人で逝かせてしまった...」
どんなに泣いても、あの仔はかえってきません。
どんなに悔やんでも、過ぎ去った時間は元には戻らないのです。

うちにはまだ3匹のフェレットたちが一緒に暮らしています。
これから先、何年になるかわかりませんが、悔いのない日々を過ごしていきたいと思っています。

さて...
前置きが長くなりましたが、今日気づいたことから。

今日は、母の友人が入院していると言うので、私も一緒にお見舞いに伺いました。
病室は2人部屋。お隣のベッドにも入院されている方がいらっしゃいました。
私と母が病室に入って数分たった頃、お隣のベッドのご家族の方がお見舞いに来られました。ご主人と(たぶん)お嫁さんと二人の男の子でした。
二人の男の子は、たぶんお兄ちゃんの方が小学1年生くらい。弟の方は4歳くらいのやんちゃ盛りといったところでしょうか。
病室の中を走り回り、大声を出しながらベッドの周りにある仕切のカーテンを引っ張って遊んでいました。
ところが、おじいちゃん・おばあちゃんはもちろん、お母さんも一言も注意をしないのです。

最近は、子供を叱れない大人が増えてしまっているのかな...と言うのが私の実感でした。

ずいぶん前になりますが、私のお気に入りの場所の一つである近所の飛行場の展望台にいたときの事です。

田舎の小さな飛行場で、普段はセスナなどが離着陸している程度ですが、休日などになると、結構家族連れが飛行機を見に来たりすることもあります。

その中の1組の家族なのですが、両親と二人の男の子。弟の方はお母さんにだっこされ、お兄ちゃんの方は飛行機を見て大はしゃぎしていました。
そのうち、その男の子は展望台にあるベンチの上に乗って、ベンチの上を走り回りだしたので、私は落ちると危ないし...という気持ちもあり、「そこは座ると頃なんだから、走っちゃダメだよ~」と声をかけました。
その子はすぐに走るのをやめ、頷くとベンチから降りたのですが、すぐ近くにいた両親は、その子に声をかけることもせず、弟の方をつれて、無言のまま展望台の階段の方へ向かい、3人だけで階段を下りていってしまいました。
両親がいないことに気づいたその子は、あたりを見回していましたが、私が「お母さんたちは下に降りたよ」というと、あわてて自分も階段を下りて行きました。

あとに残った私の心にはには、少しの気まずい思いと、その男の子の寂しそうな顔が残りました。

動物もそうですが、子供って愛情のこもったメッセージ(たとえ叱られていても)って、きちんと受け止めてくれると思うんです。

「相手の事を思う」事って、大切ですよね。
私も、どんな場面であっても、相手のことを思ってメッセージを送れる一人の大人でありたいと思います。