おはようございます!

さんくるです。

 

昨年の記事を再掲しています。

 

昨日の続きの抗がん剤の心毒性についてです。

 

昨日、心臓に壊滅的な問題が起きる前に気がついて!と書きました。

 

ところが心臓病というのは、検査中に症状が出ないと「異常なし」と判断されることがままあり、「気のせい」ぐらいの言われようで帰されることがあります。しかも頻々に。
 
また循環器の病気であるだけに全く違うところに症状が出て「足がむくむのは足に異常があるのではないか」というように、受診する科がわからなくなったりすることもあります。
 
ですので、トトト・トトと不規則な鼓動を感じたり、ドゴンとしてから間をおいてドクンドクンと感じたりしたら、心臓超音波と1日以上のホルター心電図検査をしてみてほしいのです。
どちらも低侵襲で、被爆も副作用もありません。
 
化学療法前に血液検査をすると思うのですが、その中にBNPという心臓の元気さの値がわかる項目を入れてもらうのもひとつの手です。
私の場合は始める前と折り返し地点、終わった後と3回しかBNPのオーダーは入っていませんでした。
最初の事前検査でのBNPは基準値内でしたが、3クール目の検査で基準値超えして、それ以降今現在まで一度も基準値内には収まったことがありません。それでも自分が気づかなかったのはもちろんのこと、化学療法を担当する先生にも問題が起きていることは当時はわからなかったようです。BNPを毎回測っていたら、徐々に上がっていく様子に気づけたかもしれないと思っています。
 
白血球減少や嘔吐、口内炎などと違って副作用が起きる頻度が少ない上、抗がん剤中には目で見えない心機能障害に気づきにくいために、問題視されていなかったからです。
当人は抗がん剤やってるんだから具合が悪くて当たり前と思ってしまっているし。

近年では心毒性について多くの医師が気をつけてくれるようになっている模様です。
 
鼓動の不規則さとともに
坂や階段でゼーゼーして途中で休む
風邪もひいてないのにゼロゼロした咳が頻繁にでる
横になると寝苦しい
こんな症状があるようなら医師に強めに訴えてみてください。
何しろ検査の最中に症状が出ないとスルーされてしまいますから、24時間以上のホルター心電図検査で状態を見て判断してもらうのがいいと思うのです。
それでも何でもなかったら(๑´ڤ`๑)テヘ♡で全然OK。
何もないに越したことないんですから。
 
起こり得る心機能障害としては
致死性不整脈、心不全、心膜炎・心筋炎症候群(出血性心筋心膜炎等)、非特異的ST-T変化、QT延長、拡張機能不全、左室機能障害、うっ血性心不全、収縮機能障害、頻脈性不整脈、完全房室ブロック、心嚢水貯留、洞徐脈、房室ブロック、脚ブロック、心室性期外収縮、心筋虚血、心筋梗塞
多種多様なんでもアリです。
 
しかしこれらは、元々心臓に問題がある人以外は、知っているだけで防ぐことができる可能性が高い副作用なのです。

 

どうかひとつ。あなたの心臓が悲鳴をあげていないか一度耳を傾けてみてください。

 

 

 

 


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