おはようございます!

さんくるです。

 

抗がん剤治療中の方に見ていただきたく昨年の記事を再掲しています。

 

一昨日、昨日の記事への補足です。

 

 

 

 

抗がん剤中に心機能が落ちてきた時、お医者さんによってはがんを縮小させることに熱心なあまり抗がん剤をストップせずに続けようとする先生もいれば、もう少しやりたいという患者の声を「これ以上やると心臓が持ちません」と言ってくれる先生がいるようです。

 

一般人と同じように医師によっても攻めたい人と保守的な人がいるのでしょう。

それぞれに常に文献や学会・研究会で勉強し続ける方と今の仕事でいっぱいいっぱいの方がいらっしゃるでしょうから、どんな医師が主治医になるかでそれこそ「運命」が変わってしまうことになります。

 

全ての先生に刻々と変わる情勢をきちんと把握してもらえればそれに越したことはないんでしょう。

でも現実問題お医者さんは「この先生いつ寝てるんだろう」というぐらいに手術や回診や外来や会議だなんだと忙しくしてらっしゃるのは皆さまご存知の通り。

その中で新しい情報を仕入れるのにも限界あり、心毒の閾値に対しての判断が曖昧な先生もいるのでしょう。

もちろん遺伝的に心臓の弱い人や、抗がん剤中も無理な生活をしていれば通常の投与量より少ない段階で支障をきたします。

 

だからこそ患者自身が情報を集めて自分の身が守れればいいなぁと考えて書いています。

 

心臓病になると制限が多く、受けられない検査や治療が一気に増えます。

例えば私は埋込型除細動器を入れていますが、これによりMRIはほぼ受けられなくなりました。

機械自体がMRI対応であっても、それぞれの機械の講習を受けて認定された磁気共鳴専門技術者がいる施設でしか受けられないからです。

つまり明確な位置が記された画像がないまま治療を受けなければなりません。

 

また、もし4つ目のがんが見つかったとしても受けられる抗がん剤はあまりありません(直近のがんはトリプルネガティブでしたからホルモン治療もできません)。

 

放射線は心臓から離れたところであればかけられます。

 

多くの方が術後は血栓予防のためにフットポンプでシューコンシューコンやった覚えがあると思いますが、私の場合は心肥大して蓋が閉まりきらない状態なので、心臓から押し出された血液が逆流してゼリー状の塊ができてしまいます。頼んでもいないのに勝手に。

そのため血栓ができやすく、手術をしたとしても血栓塞栓症(脳血栓、肺血栓、静脈血栓等々)の確率が高いので、どこでも手術が受けられるというわけではありません。

それに循環が悪いから薬の効きも悪く、重症化しやすくなります。

 

早めにわかりさえすればこんなことにならずに済むわけで、昨日申し上げたような症状がある方は、ぜひともBNPの数値の把握と心臓超音波(心エコー)や24時間ホルター心電図検査で心臓の無事を確認してほしいのです。

 

しつこいようですが、抗がん剤予定の方、現在やってらっしゃる方は、抗がん剤やってるからしょうがないよねと思わずに、ちょっとだけ頭の片隅に置いておいていただけますと幸いです。

 

いみじくもワシさんが

無駄な持病が増えたよ

と言ってましたが、ホントに無駄な持病を増やさないようにお願いします。

 

 


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しつこくてすまそ。

 

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