おはようございます!

さんくるです。

 

 

厚労省のホームページから、平成31年3月時点の乳がん関連の先進医療をピックアップしてたんですけどね。

 

あ、もったいないから載せちゃおう。

 
念の為AとBの違いは
A:薬事法上の承認・認証・適用がある場合、または承認等が得られていない検査薬等を使用するものあっても、人体への影響が極めて小さいものが「第2項先進医療【先進医療A】」
 
B;薬事法上の承認等が得られていない医薬品や医療機器を用いても、一定の条件を満たせば保険診療との併用を可能としたもの。薬事法上の承認等が得られた医薬品や医療機器を用いる場合でも、安全性や有効性等を検討するために、実施に当たって実施環境や技術の効果等について特に重点的な観察・評価が必要とされるものが「第3項先進医療【先進医療B】」
 

 

 

第2項先進医療
【先進医療A】(29種類)
番号2
陽子線治療
頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含む。)肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)
放射線の一種である粒子線(陽子線)を病巣に照射することにより悪性腫瘍を治療する。

番号5
重粒子線治療
肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)
重粒子線(炭素イオン線)を体外から病巣に対して照射する治療法。
 
番号12
樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いたがんワクチン療法
腫瘍抗原を発現する消化管悪性腫瘍(食道がん、胃がん又は大腸がんに限る。)、原発性若しくは転移性肝がん、膵臓がん、胆道がん、進行再発乳がん又は肺がん
がんワクチンによって、がん細胞に対する特異的な免疫を担当するTリンパ球を活性化し、患者自身の免疫系によりがんを攻撃する。活性化Tリンパ球移入療法とは異なり、がん細胞に特異的なTリンパ球のみを活性化する点が特徴。
 
番号13
自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法
がん性の胸水若しくは腹水又は進行がん
末梢血から採取した自己リンパ球と、自己の腫瘍と混合培養するなどして接触させた樹状細胞、もしくは、既に体内で腫瘍と接触のあったと考えられる腫瘍浸潤リンパ節由来樹状細胞とを、体外でインターロイキン2などの存在下で培養し、腫瘍に特異的と期待されるキラー細胞を誘導し、増殖させ、再び体内に戻す療法。
 
第3項先進医療
【先進医療B】(65種類)
番号10
経皮的乳がんラジオ波焼灼療法
早期乳がん(長径が一・五センチメートル以下のものに限る。)
全身麻酔導入後、通常は、RFA治療前にセンチネルリンパ節生検を施行する。RFAの手技はUSで腫瘍を確認し穿刺部位を決定したのち、穿刺予定部位を消毒、局所麻酔を行なう。US画像をガイドとして電極針を腫瘍に刺入して、ジェネレーターというラジオ波発生装置に接続し、通電を開始する。1回の通電につき通常10分前後でインピーダンスが上昇し、通電完了する。通電終了後は電極針を抜去する。USを再度撮像し、治療効果および合併症の有無を観察し、治療終了となる。治療時間は検査、準備も含めて約20分である。
RFA施行後、数週間後より通常の乳房照射を追加し局所治療を終了する
 
番号25
C11標識メチオニンを用いたポジトロン断層撮影による再発の診断 
頭頸部腫瘍(原発性若しくは転移性脳腫瘍(放射線治療を実施した日から起算して半年以上経過した患者に係るものに限る。)又は上咽頭、頭蓋骨その他脳に近接する臓器に発生する腫瘍(放射線治療を実施した日から起算して半年以上経過した患者に係るものに限る。)であり、かつ、再発が疑われるものに限る。)
メチオニン合成装置(CT-MET100)を用い製造した炭素11標識メチオニンを用いたPET検査が、先行する医薬品であるフッ素18標識FDGを用いたPETと比較し有用性が高いことを検討するために、原発性および転移性脳腫瘍もしくは隣接臓器の腫瘍に対する放射線治療後半年以上経過した後に生じた放射線治療後の再発が疑われる患者でCT ・ MRIでは十分な診断情報が得られない患者を対象として、両画像の感度を比較する多施設一部盲検単群試験。予定組み込み症例は99例。試験期間:先進医療承認~平成28年10月31日。 病理診断は第3者による中央読影とし、画像診断は第3者読影期間による部分盲検化を行う。また、病理組織を採取しない内科的治療が選択された患者に対しては早期に外科的・放射線的治療が追加された場合がないかどうかを追跡調査し検討する。
 
番号63/65/66
マルチプレックス遺伝子パネル検査
進行再発固形がん(切除が困難で進行性のもの又は治療後に再発したものであって、原発部位が不明なもの又は治療法が存在しないもの、従来の治療法が終了しているもの若しくは従来の治療法が終了予定のものに限る。)
63、65、66それぞれに技術の概要が違う
 
ここまでが乳がん関連。
 
 
 
で、乳がんには全く関係ないんだけど
何にれーたかっちゅうと
67
腎悪性腫瘍手術により摘出された腎臓を用いた腎移植 
末期腎不全(慢性維持透析が困難なものに限る。)
 修復腎移植を希望する腎不全患者を登録する。病気腎を有し、腎摘出を希望する患者が摘出腎を提供する意思が確認できた場合、修復(再建)術を実施した腎を登録患者より公正公平に選定された腎不全患者(レシピエント)に移植する。
 
去年、移植した臓器からがん発症ってニュースになってたじゃない。
その時に私の書いた記事→「臓器移植でがん発症
 
脳卒中で亡くなった(がんを発症していなかった)女性の臓器を、4人に提供したら6年ぐらいしてから次々がんを発症して、遺伝子調べたらこの女性のがんだったって。
 
発症していないがんでも移植によってか、拒絶反応を抑えるための免疫抑制剤でがんを発症するのに、腎悪性腫瘍手術で摘出された腎臓を移植するって一体全体どうなっているの?
「修復(再建)した」摘出臓器であればがんは発症しないのかしら?
それともこのままでは治療法がないから、発症しないほうに賭けて移植するのかしら?

そしてそれが先進医療として認められていて大丈夫なのかしら?

もちろん患者が希望するから受けるんだろうけれども。

 

わからないよぉ。

 

 


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