【暫定】三菱東京UFJ銀行 国債入札の特別資格返上検討の衝撃 | ★総本宮★ HEX大社

【暫定】三菱東京UFJ銀行 国債入札の特別資格返上検討の衝撃

元官営のゆうちょ銀行を除けば、国内最大の純民間銀行である三菱東京UFJ銀行が、国債入札特別資格返上を検討していることが判りました

この資格では優遇を受ける代わりに、すべての入札で発行予定額の4%以上の応札が義務づけられています。
つまり、今後国債に入札する気がない買う気がないと言うことです

実際国債を購入しても、日銀のマイナス金利政策のため、国債マイナス金利となり、買えば買うほど赤字が出るからです

日本は消費税を8%に増税しても、毎年40兆円近い赤字を出してます
本年度はその赤字も含めて162兆円もの国債発行を予定してます

そんななかでの民間の大口国債購入先が応札をやめようとしているニュース
当然衝撃が走ります。


このままでは他の金融機関も追随するでしょう
国債を買えば買うほど赤字になるのですから........

そもそも、海外では2015年1月スイスが長期金利に於いて、史上初のマイナス金利に突入。
その後、ドイツも短期金利がマイナスになるなど、欧州では、次々にマイナス金利が発生してます
マイナス金利は国債を買わせないように仕向け、金融機関の資金を一般企業の投資に振り向けさせようというものです

しかし、GDP比で世界最大の借金を抱える日本がやればどうなるか?
言うまでもないでしょう


マイナス金利政策
は、
衝撃で、国債の8割以上がマイナス金利になり、日本経済がいよいよ縮小局面に入った事を示してます
国債市場が、縮小局面に入ったことで、金融市場もゆらぎ、株安円高を招くと言われてますが、現実にその通りの状態になってます

折角のアベノミクスが、マイナス金利政策によって狂っている状態
最早、舵が効かなくなってきました

このままでは、早晩、「札割れ」が起こるでしょう
最も危惧されていた状況で、国債が売れ残ることです
破綻の可能性が現実のものになってきてます

札割れが起こった場合、日銀が国債を買う以外に現実的な手はない
しかし、日銀は国会決議なしに国債を買えません
現実に買ったとすれば、通貨の信頼性が低下し、円の暴落危機が発生します

素人総裁とイエスマン幹部、経済音痴の首相.....恐ろしい状況です



(追記)2016-06-14

円相場株式は、マイナス金利の影響を受けるが、それ以上に影響が大きな問題があって日増しに強く引きづられている

それは、イギリスのEU離脱問題

6月23日イギリスでは、EU離脱の可否を問う、国民投票が行われるが、事前に行われているアンケート調査では、離脱派が優勢であることが日々伝えられている
その為、ポンドの下落や、ユーロの下落に備えて、円買いの動きが日増しに強くなりつつあり、円高が進行している。

日本の証券市場は、資金の60%前後が外資であるため、円が高くなると、1)外資が円建ての株式を買いにくくなる2)日本経済の基盤である輸出産業がダメージを受ける......という2つの理由で日経平均株価が下がるのである

実際トヨタすらも、今年に入って円高で、収益が低下している


また、7月には、日銀がさらなる緩和策を打ち出すと予想されている事から三菱UFJなどの金融機関が嫌気して牽制しているとも噂される