ユダヤ人とは (Ⅱ) | ★総本宮★ HEX大社

ユダヤ人とは (Ⅱ)

ユダヤ人とは、紀元前6世紀に新バビロニアの奴隷から開放されて、帰国した元ユダ王国のヘブライ人を言います

 

新バビロニアを滅ぼしたアケメネス朝ペルシャ帝国が、帰国を許可し、州としてヘブライ人を支配しました

ユダ王国のヘブライ人ユダベニヤミンは、ユダヤ教を完成させたため以後ユダヤ人と呼ばれます

 

歴史的には、2支族が帰国してエルサレムの神殿(第二神殿)が再興されて、祭祀が行われた時点から、2支族をユダヤ人と呼びます

 

これに対して、ユダヤ教徒でなく、ミトラ神を信奉していたイスラエル王国のヘブライ人を、後世ではイスラエルと呼びます

イスラエル人は、牛の頭/牛の角を持つミトラ神を象徴する金の仔牛像(アモン)を拝んでました。

これが、モーセの十戒で禁じられた「偶像崇拝」と「他に神を持つ事」です

 

 

彼らは紀元前8世紀にアッシリア帝国に奴隷として連れ去られて以来、行方不明で、「イスラエルの失われた十支族」と呼ばれます

 

十支族は、ルベン族、シメオン族、ダン族、ナフタリ族、ガド族、アシェル族、イッサカル族、ゼブルン族、マナセ族、エフライム族を言います

 

 

日ユ同祖論者は、天皇家はガド族から出たと称しており、それが帝=ミカドの語源であるとします

マナセ族とともに日本にやってきたとします

 

一方、最近韓国人は、ダン族の末裔を自称してます

ダン族の英雄が、サムソンです

その為、財閥の三星(サムスン)の世界ブランド名は、「SUMSONGサムソン」です

 

言うまでもなく、ガド族・マナセ族、ダン族どちらの件も根拠はありません

 

ユダ族とベニヤミン族は、紀元前6世紀後半からアケメネス朝ペルシヤ帝国の支配を受けてますが、帝国の国教は、ゾロアスター教(拝火教)でした

アケメネス朝ペルシヤのツアラツストラ(ゾロアスター)が、帝国の守護神だったミトラ神光と叡智を神格化して光の神アフラマズダとし、闇の神アーリマン2神教を創始したのが、ゾロアスター教です。

しかし、時代が不明確で、紀元前10世紀頃には確立していたとされます

 

世界史の教科書的には、ゾロアスター教は、2神教だとします

しかし、アーリマンは悪魔的で、実質的に1神教と言われます

しかも内容的に、ゾロアスター教に、ユダヤ教は酷似しているとの識者の指摘があります

 

キリスト教は、ユダヤ教から派生し、ナザレのイエス救世主(キリスト)とした事からユダヤ教から決別します

ユダヤは、イエスを救世主(キリスト)と認めず、偽物であるとして怒り、ローマ帝国の提督ピラトに、イエスの処刑を求めたとされます(30年頃)

現在でもユダヤ教では、イエスを救世主(キリスト)と認めず、救世主は他に居てまだ姿を表していないとします

 

ユダヤ人の支配者は、アケメネス朝ペルシャ ⇒ プトレマイオス朝エジプト ⇒ セレウコス朝シリア ⇒ ローマ帝国(紀元前1世紀~)に変わり、イエスの時代にはユダヤ属国⇒ユダヤ属領となってました。

 

ミトラ神の神紋である16編菊花紋天皇家の紋章と同一)が刻まれてます

 

1世紀には、ユダヤ人が反乱を起こして、ローマ帝国が鎮圧(第1次ユダヤ戦争 66年~70年)

2世紀にも反乱を起こして、ローマ帝国が鎮圧(第2次ユダヤ戦争 131年)し、ユダヤ人をエルサレムから追放しました

 

この結果、見たこともないイエスの弟子を自称して布教していたパウロらの布教対象は、ユダヤ人から非ユダヤのローマ人に変わりました

ユダヤ教徒で改革者だったイエスの主張の伝導が、キリスト教に変貌した大きな理由です

 

ユダヤ教の聖典は、「旧約聖書」であり、特にモーセ5書(タナハ)です

ユダヤ人以外は、全て異教徒で敵だとします

ユダヤ人の幸福追求しか、念頭にありません

 

キリスト教の聖典は、「旧約聖書」と「新約聖書」です

神が異教徒を殺せと命じる「旧約聖書」の殺伐とした内容とは異なり、「新約聖書」では、イエスの愛が説かれます。

但し対象はキリスト教徒だけです

 

ローマ帝国では、1・2世紀頃からミトラ教が流行し、帝国神として帝国中にミトラ神の像が建てられました

 

 

しかし、3世紀頃にローマ帝国では、帝国の分裂と周辺民族の侵入で大混乱が生じ、ミトラ教の基盤は荒廃して失われました

この時代には、東西の正帝と副帝の4皇帝が乱立し、離合集散してます

 

ローマ帝国は当初キリスト教徒を捕らえて処刑してましたが、コンスタンティヌス大帝が313年ミラノ勅令キリスト教を公認とし、皇帝はキリスト教の整備を命じました

ミトラ教が消失した事で生じた、宗教的な空白を埋めて統治に利用するためです

 

325年に同帝がニケーア公会議を招集し、アタナシウス派正当と認めたことで三位一体説の基盤が確立

380年、テオドシウス帝が、キリスト教をローマ帝国の国教と定めました

392年、同皇帝が、キリスト教以外を禁止し、欧米がキリスト教化される要因となりました

 

ミトラ教は地下墓地のカタコンベで密議として行われていましたが、キリスト教も当初は地下のカタコンベで密議として行われてました

ミトラ神は、冬至(12月25日)に岩屋(古代の馬屋)で生まれたとされます

キリストは、クリスマス(12月25日)に馬屋で生まれたとされます

 

ローマ帝国では、ミトラ教とキリスト教が、ソックリであることを認識しており、批判した文書も見つかってます

 

聖書では、邪神バアルと記述し、かって神とされていたと記述します

ミトラ神の別名はバール神です。つまりバアル

 

キリスト教の序列第1位の悪魔 サタン(ルシファー)とは、7つ頭の蛇であると記述され、蛇は龍であると明記されます

ヒッタイトの神話に置いて、ミトラ神が退治したのが、ヒッタイトの7頭の悪龍です

キリスト教の序列第2位の悪魔 ベルゼブブとは、バール・ゼブブのことでバール神ミトラ神のことです

つまり、キリスト教の最大の悪魔は、ミトラ神とその関連キャラです

 

ミトラ神はヘレニズム(ギリシャ)に伝わり、ミトラス教となります

ミトラは、インドではアスラ阿修羅(アシュラ)です

ミトラ神は太陽神であり、やがて大日如来に転化します

 

ミトラ神、ゾロアスター教などからも伝わり、インドでは伝わるたびに別の神格とされます

牛頭天王、四天王(毘沙門天)、弥勒菩薩

これらは全て、元々ミトラ神(バール神)です

ミトラの弟インドラ神が、帝釈天(たいしゃくてん)です

 

牛頭天王の総本宮は、京都の八坂神社です

牛頭天王は、祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の番人とされるため、祇園(ぎおん)神社と言い、周辺を祇園(ぎおん)と言います

明治政府が、牛頭天王を嫌い神仏分離礼で名指ししたため、祭神がスサノオミコトに変更され、神社名も八坂神社と改称されました

 

しかし今もそのお祭りは祇園祭(ぎおんまつり)と呼ばれて、京都最大の祭りであり、実に1ヶ月間も行われま

 

写真は、竹寺の牛頭天王