(話が前後する部分、少し変えてある部分もありますが、真実です。)
チャックのイジメの相手は、策士だ。
Nは、みんなのリーダー的存在で、権力(?)もあり、
みんなが彼の言うことを信じる。(らしい。)
みんなは、チャックのことを、
「あいつは、Nでも手に負えないくらいの、いじめられっ子だ。」
・・・と、思うらしい。しかし、その言葉の意味が、
私にはいまいちよく分からん。
チャックは昨日、グッタリと疲れて、学校から帰って来た。
私は、「あんたはゲームのやり過ぎ、寝不足なんだよ!」・・・と叱ったが、
どうやら、そうではなかった。学校での、極度のストレスが原因だった。
私は、泣きながら興奮して、
「もう絶対に、私はNを許さないよ!アンタが、大ごとにしたくないって言うから、
今まで割と、先生には、ゆるくお願いしてきたけど、
もう今夜は、学校に電話して、きつく言うよ!お母さんは、悔しい!」
・・・と言った。冷静さを失っていた。
するとチャックは、うーんと考えながら、こう言った。
「それでも、いいんだけど・・・。大丈夫かなぁ?
お母さんは今、精神的に弱くなっているから、
ヒートアップして、泣いちゃうのが心配なんだよ。先生との電話で。
明日僕が、先生にちゃんと言う。あいつを何とかしてくれ、って。」
・・・分かった。チャックに任せよう。
でもね、私は絶対に、Nを許さないよ。
私は、自分で言うのも何だが、どちらかと言えば、温和な性格の方だ。
でももう、今まで我慢してきたNの言動には、堪忍袋の緒が切れた。
今度ヤツに会ったら、胸ぐら掴んで、睨み倒してやりたい。
・・・私は気が弱いから、実際には無理だけど。
(でも、これをイジメの相手に行った、ツワモノのお母さん友達もいる・・・。)
お祖父ちゃんの介護を手伝ってくれて、私の病院での検査に付き添ってくれて、
買い物もしてくれて、私のために、薬も買ってきてくれる。
そんな優しいチャックをいじめるヤツは、私が●してやる!
いけない言葉も使ってしまって、ごめんなさい・・・。
でも、これが、母親なんです。
チャックはその夜、ミイと一緒に、グッタリと眠ってしまった。
いい夢見てね。お母さんが、ちゃんと、守ってあげるからね。
皆さん、ごめんなさいね。子供のこととなると、つい親は、
め●らになってしまいますね・・・。(--;;
今朝、学校へ行く前に、玄関でチャックは、こう言った。
「先生に言うの、どうしようかな・・・。僕、家から電話して、言いたいな。」
(学校ではなかなか、先生には言いにくいのだろう。)
「そうだね。アンタが好きなようにすればいいよ。
今日、もし、辛いことがあったら、お母さんと、ミイの顔を思い出しなね。」
・・・と言った。チャックは、微笑んでいた。
(背中越しだったから、見えなかったけど・・・。きっと、ね。)
今朝、私は、
「ご先祖様。平穏無事に、なんて、そこまで贅沢なことは、望みません。
ただ、少しでも、息子が、辛い思い、悲しい体験をしませんように・・・。
どうか、あの子を、お見守り下さいませ。
(まだ11歳です。きつい試練に耐えるには、あの子はまだ幼いです。)
私は、全てにおいて、真摯に取り組みます。
お墓参りにも伺えずに、誠に申し訳ございません。
いつも私達を導いて下さって、本当に有難うございます。」
・・・と、ご仏前で、手を合わせた。
我が家は、浄土真宗ですよ~。王無みたいな、
おかしな進行集今日(わざとです、わざと。)ではありませんよ~っと。
・・・と、最後に、紫らしく、ふざけてみました。(^-^)
全国の子供達、みんな、1人じゃないよ。
あなたを愛してくれる人が、必ず、傍にいるからね。
神様は、いきなり難しいテストを出されることは無い。
そして、人生の追試があったって、別にいいじゃないか。
(なかなかいいこと言ってない?俺。)←
負けないで。
紫の実