ここ最近、新しい人と出会ったり、それなりに長い付き合いだけれども

そこまで親しくなかった人と急接近したり、、、

 

そんな時にもう少し相手のことを知りたいとか

もっと話したいと思い

「今度お茶しにいきませんか?」

という状況になったりします。

 

とにかくそういう時って

その場で日程を決めてしまうというのが

良いということを学びました。

(今更ですが、、、^^;)

 

そうしなかった場合、

それ以降改めて約束をするということはほぼゼロ

そのまま疎遠になってしまう...

なんていうことを何度か経験しました。

 

縁がなかったと思えばそれまでかもしれませんが、

そもそも縁というのも、無意識のうちにお互いが数々のステップを踏んできている

ということを考えると、

「また今度」

「いつか」

と言って自ら歩みを止めたり、一時的に別の方向を見てしまうのは

残念なことなのかもしれないと思うのです。

 

だから最近、はっとして行動を起こしました。

滞っていた計画を見直して、アドヴァイスを貰った方に

連絡をしました。

やり始めたらあっという間、決意するというエンジンをかけることを

面倒に思って、つい先延ばしにしてしまう...

悪い癖です。

 

チャンスって何度もないんです。

 

本当に瞬間で存在していて、

ちょっとした周りの人のひと言をどこまで真剣に捉えるかだと思います。

 

ピンときたら行動、

行動というのは

具体的な日時を決めてしまうことです。

 

そこに向かって、今の自分は何をやるべきなのか

はっきりとした道が見えてきます。

 

最初は思ったような結果にならないかもしれない、

でも、信じて続けるしかないのです。

 

当たり前なことなのかもしれないけれど、

時間ができたら、とかちょっと忙しいからという理由で

腰が重くなっていたのが今までの私です。

 

その場で約束をした場合、

それがそのまま次の約束を生み、

コロコロと続いていくものです。

 

カリグラフィーの生徒さんだったり

ヨガ教室での出会いだったり。

 

最近それがとても面白くて

タイミングとか縁も自分で創り出していて

それを大事に思って前に進む。

 

地味な作業ですが

面倒だな、と思うのがチャンスを遠ざけるのかもしれません。

 

初めからキラキラしたものなんてないということ。

 

そもそもキラキラとしたものというのはなんなんだろう?

 

今ふと頭に浮かんだのは、

ワーホリでパリに来た次の日のこと。

 

語学学校で朝からクラス分けのテストがあったのですが、

到着したのが前の日の夜、次の日の朝人生で初めてパリのメトロに一人で乗り

PARISと白抜きの文字で書かれた青い表紙の地図を片手に

私は今までにないくらいの緊張をして、ストレスを感じていました。

最寄りの駅からの道は曖昧で、案の定道に迷いました(T_T)

ぐるぐる同じ道を何度も通ったりして...

このまま迷ってテストに間に合わないかもしれない不安と、

フライトの疲れと、たった一人でこの地に来たことの重さみたいなものが

一度にのしかかってきたのを覚えています。

滞在2日目にしてこんなんでは、この先が思いやられました。

 

この状況から何とか脱出したいという思いが

疲れや、恥ずかしさに勝った時、

やっと外に助けを求める元気が出てきました。

 

拙いフランス語で近くにいたカフェのギャルソンに道を尋ね、

でもその時の顔がとても怖くて、

また心が折れかけたのですが

「フランス語のテストを受ける」

という壮大なミッションのために私は言われた方向へと歩いて行きました。

 

青のペンキで塗られた大きなドアの前に着いた時には

ホッとして腰が抜けそうになりました。

 

歩いている時の記憶、その後テストを受けた記憶、その内容は

ほとんど覚えていません。

 

今も最寄りの駅や学校の周辺歩くとその時のことを思い出します。

むしろその駅から学校までの近さに、道のりにシンプルさに驚きます。

ここで私は1分ほどで行けるところを

30分近く歩き回っていたなんて信じられません。
 

あの日の自分が見た今の自分を少しは輝いて見えるかもしれない。

でも、このピンチが今となると大事な思い出として輝き続け

私の心を支えてくれています。

 

ひとつひとつの瞬間が物語のように私に語りかけてくれて。

 

私にとってはパリという街がそうなんです。

 

皆それぞれ心地良いと思って生活している場所に

散りばめられているはずです。

 

 

だから、今日も大切に生きようと思います。

 

チャンスを逃さないように、

今日も人々の声に耳を傾けて。。。