今週のちょっとしたお話。
これは2月7日の写真↓
この前日、パリで大雪が降りました。
31年振りだそうです。
夜ヨガの帰り、
今まで見たことのない降り方をしていました。
この降り方だし、もしかしたらキャンセルになるかなぁ(@_@)
なんて考えていました。
現実は...
キャンセルどころか
「今日はsauter(ジャンプ)します」
とその日の課題を発表した先生。
....かわいいけど、かなり厳しい先生です(>_<)
乗馬クラブの向かいの森↓
気が遠くなりそうなくらい寒くって、、、
先生が言っていました、乗馬はチームのスポーツだと。
他の人に迷惑がかからないよう
毎週必死です。
上手く課題ができないと、できるまで何度もやり直し。
なかなかのプレッシャーです(^^;)
気を抜いたら危ないということを分かっていても
集中力を保つのが大変でした。
手袋をしても手綱を持つ手はかじかんで
小指の感覚はありませんでした。
気持ちをしっかり持って、丁寧にやろうと心に決め、
レッスンが始まって20分ほどすれば身体も温まっていました。
どんな時も、淡々と。
目の前のことに集中すること。
後半は予定通りジャンプの練習でした。
カーブを曲がり、あまり距離のない場所でジャンプをしなければならないので
その前からのTrot(速足)が活発で勢いがないといけませんでした。
緊張しましたが、障害物が近づいてきたら、後は馬に身を任せました。
最後の課題は
Galop(駆足)をしながらジャンプをして、
障害物と障害物の間を3歩で、2つのバーを越えるという難易度の高いものでした。
準備は十分にできています。
あとはやるだけです!
・
・
無事に皆が成功し、その日の練習を無事に終えることが出来ました。
1時間みっちり騎乗した後は、内ももが震え
歩くときに違和感を覚えますが、終わったあとの達成感は何とも言えません。
そういえば、その前の週は
Galop équilibre(平衡駆足?)をしながら練習場を2周できた瞬間は
嬉しすぎて涙が出そうになりました。
この世に生まれて、体験したかったことの一つだった...
という程の感動。
魂レベルで喜びを味わいました。
今までの歴代の先生達に感謝です。
この結果は積み重ねと、自分自身の頑張りもありました。
鞍を運ぶだけで息切れをし、なかなかハミができずレッスンの前に
疲れ切っていた1年目。
手と足がバラバラになって、腕が伸び、背中を丸めて乗っていた2年目。
それを経ての3年目。
たまには自分を褒めてあげてもいいかなと思いました(/ω\)
1、2月は日が短く冷えるので、行くだけでも大変ですが
きっと、この日のことが良い思い出になる日が来るんだろうな...
「あの時、本っ当に寒かったよね(>_<)」
1年の終わり、先生と仲間たちと話していることを想像すると
今から寂しさを感じずにはいられません。
(まだまだ先ですが笑)
完全に趣味で、何になるわけでもないのだけど
毎週少しずつ求められることが増えて、
気付けばスタート時からは考えられない程成長していて。
やっぱり継続って大事だと思いました。
パリはマラソン人口が多いので街中を走っている人を見かけますが、
雨の日も、風の日も、雪の日だって走る。
そうやって積み上げてきた自分だけのストーリー。
誰に評価されるわけでなくとも、そのことが自信となってエネルギーと
なるんだよなぁ(^-^)。と、ランナーを見る度、自分と重ね合わせたりして笑
想像しながら元気をもらってています。
喜びって、誰かに与えてもらうものでもなく
私の場合は、継続や習慣でやっていることの過程で
見つけることが多いです。
幸せを見つけた瞬間、それまで大変だったことの苦労が報われたり、
それさえも必要だったと思えるようになるんですよね。
また続けていれば見ることができるかもしれないその先に
希望を抱きながら、またコツコツとできることをやる。
また、乗馬の先生がこんなことを言っていました。
「50㎝が跳べれば、1m50も跳べる」
その言葉を聞いて、無理だと思ったらダメなんだそう。
無理だと思ったら本当にできなくなります。
そうなんだ、跳べるんだと素直に受け止め、自分を洗脳する笑
跳べると信じること。
メンタル強化です^^。
そしてこの言葉が示しているもう一つ大事なこと。
50㎝が跳べなければ、1m50は跳べません。
始めから上を見すぎず、一歩一歩。
乗馬は私にいつも色々なことを教えてくれる。
本当にかわいいお馬さんたち。
いつも喜びと感動をありがとう^^。