※前回の記事の続きです



壁を離れるよう師匠に言われ、

2回目のチャレンジです。


膝立ちになって足の甲もしっかり床につけ、

胸の前で手を合わせます。


吸うタイミングで両手を天井に向け、

はくタイミングで後ろへ。


胸をできるだけ開いて、膝、もも、お腹、胸、喉まで前方がぐーっと伸びていくのを感じます。

下がっていく度に脊椎周辺が圧迫されていき、喉の辺りがかなり苦しいですが、鼻呼吸を続けます。

骨盤が伸びて背骨一本一本にメッセージが伝わってきます。

外からのマッサージでは絶対に届かない、

深いところにある筋肉、細胞を刺激される感じ。


いよいよ足が見えてきました。

2セット目。

あと1回やる体力は残っていません。


合わせていた手を離しかかとをつかみに行きます。

喉を開き、目線を更にかかとより先に送っていきます。


まずは左から。


ゆっくり、焦らず、もう大丈夫。



‼︎


両方のかかとを掴みました。


「Ça y est!」(これでよし!)

思わず声が出てしまいました。


横で練習していたのは、一緒に目標を立ててた友人でした。

掛け声をかけて応援してくれています。


外の声は聞こえいましたが、私は完全に自分の世界に入り夢中になっていました。


もうひと呼吸、胸を持ち上げる気持ちで少しずつ肘を合わせ、額を足の裏に近づけていきます。


肘が床についたらそのまま静かに呼吸を続けます。

ここまでくれば天国です。


息を吸うタイミングで掴んでいたかかとを離し、ゆっくりと起き上がり、胸の前で手を合わせます。


聞こえてきた拍手と師匠とみんなの笑顔。

私の目からは涙が溢れていました。


限界点を超える瞬間の葛藤、

もう無理だという抵抗や反発、

でもどこかでこの先の世界はどうなっているんだろうという好奇心が顔を出す。


いつもは先に行けなくて、こっそり涙を流していました。

悔しくて。


今回は何の涙だったのだろう。


抵抗し続けなかなか先に行けなかった自分に勝った嬉しさ、

師匠や仲間への感謝。

といった感情的な部分

普段触れることのできない筋肉や細胞が刺激

され、

限界を超えた後の快楽を味わったという

身体的な部分の両方があったからだと思います。


ヨガは道具を使わず自分の身体だけというシンプルさ。それでここまで感動できるってすごいと思う。

思っている以上に自分の身体のことを知らなかったり、

頑張ればそれに応えるかのように身体は成長してくれる。

心と身体を繋いでくれる。


一人でやっているようだけど、師匠がいて仲間がいて、素晴らしい時間を共有しています。


2018年は

「ヨガのポーズ完成」という最高のクリスマスプレゼントを自分自身に送り、しっかりと受け取ることができました。



昨日の記事にも書いた

尊敬と信頼そして最後は覚悟。



感謝の気持ちが溢れるというのは

このことを言うのかと、

やっと言葉の意味がわかった気がします。



これからも強く、しなやかな

バランスの取れた

心と身体を目指して。。。。



最後まで読んでくださり

ありがとうございました˚✧₊⁎