今日は、こちらを見に行ってきました。




☆ひなくま☆


ドラマリーディングという、朗読劇みたいなものです。


朗読に合わせた絵本のスライド上映、舞台装置や光の効果、音の効果、吹雪や霧の効果など、さまざまな効果を組み合わせることで、こんなに見る人を惹きつける表現ができるんだなあ~と、すごく感心したし勉強になりました。


表現の方法って、一つじゃなくて、「あらしのよるに」一つとっても、原作の絵本、小説、アニメ、そしてドラマリーディングとさまざまな方法があって、そしてそれぞれの作品の中で、できるかぎりの創意工夫が隅々まで凝らされていて、「何かを表現したい」と思ったときに「ここまでしかできない」みたいな限界はないということを感じました。






このお話、絵本と小説でしか見たことないのですが、最初、絵本の一冊目から順番に読んでいたとき、「友情」をテーマにしたお話なのかなと思いました。


でも、だんだん、「なにがなんでも二人で一緒にいなければいけない」と、二人で手に手をとって川に飛び込んだりとか、どこまでも一緒でいなければいけないみたいな二人の様子を見て、「これってもしかして友情じゃなく愛情の話?」とか思ったことを覚えています。


「友情」って、たとえ場所は離れていても、寂しくても、「あいつが頑張ってるから自分も頑張る」「なかなか会えなくても心はつながってる」って思えるもの…と、私は思ってました。


「愛情」は、離れているのは辛くて、いつでもそばにいてほしくて、どうすれば一緒にいられるか必死で考えるもの…遠距離恋愛とか上手にしている方もいるから必ずしもそうじゃないと思うけど、私にとってはそんなふうに思ってました。


メイとガブは、なにがなんでも二人一緒じゃなきゃダメで、お互いの存在を大事に心にしまって別々の世界でそれぞれ頑張る…というのはできなかった…私には友情より愛情に見えました。


絵本にも小説にも、今回のドラマリーディングにも「友情」って書いてあるから、ほんとはテーマは「友情」なんですけど、私にはそんなふうに感じられました。


今回のドラマリーディングも、朗読を聞きながら、「もし自分がこの二人の立場だったらどうするかな…」と考えていました。


なにがなんでも一緒にいようとして二人で命がけで川に飛び込むか、本来は敵同士のはずなのにこんなに心が通じ合って大好きになれたことの嬉しさを伝えて、でもそれぞれの生活がある以上一緒にはいられないから自分のいる場所で頑張ろうと別れるか…私はやっぱり、川には飛び込まないかなあ…と思いました。


親も、お世話になった村の人も仲間もいるし、これからの生活もあるのに、すべてを捨てて手に手を取って死ぬ覚悟で川に飛び込むというのは、友達とはやらないかな…と…。







こういう、たとえ命をかけても何が何でも一緒にいなければいけない、という深い友情もある…と思うけれど、私はやっぱり、もし会えなくなったとしても遠いどこかで頑張っていることを信じて、自分は自分がいるべき場所で自分のやるべきことを頑張ることを選ぶ…と思います。


こんな私なので、ジェジュンとメンバーたちの関係についても、何が何でも一緒でなければいけないとか、いてほしいとか、あんまり思わないです。


ジェジュンもいつかツイで書いていたけれど、人それぞれ、自分が望む道があって、望む生き方があるのだから、いろいろな経験をしていく中で気持ちが変わっていくのは当然だと思います。


悪い意味じゃなくて、新しいものに挑戦していく中で、自分が本当に打ち込みたいものを見つけたり、時間をかけてやり遂げたいと思うことを見つけていくのは、成長だと思うし、むしろ嬉しいことだと思う。


だから、最初は三人一緒のスタートだったとしても、それぞれの望む道が見えたのなら、違う場所でも相手が精一杯頑張っていくことを願って別々の道で頑張ることも友情の一つの形だと、私は思います。


もちろん、心から「一緒に活動したい」という思いが重なっているのなら、それを重視していけばいいと思うし、そうでないなら、三人という形には私はこだわらないです。


別々の道を選んだからといって、絆がなくなったとか心が冷たいとかも思わないし。


もし、それぞれが新しく挑戦したことで、失敗することがあったとしても、何も挑戦しないことによる平穏より、挑戦したことによる失敗の方が尊いし、失敗は次の成功へ向けてのスタートであって後にちゃんと続いていくものだと思うので、うまくいかないことがあっても「頑張れ!」って思いながら、それぞれの場所で自分が本当にやりたいことを頑張るのがいいと思う。


今は、JYJの活動をしようということで意見が一致して新しいアルバムを出すことになるみたいだし、ジェジュンにとってはメンバー二人は何にも代えがたい大切な存在だと思うから、そんな二人と一緒に一つのものを作りあげられるのは心から嬉しいことなんだろうと思います。


それを私も喜びたいし、楽しみにしたいけれど、「いつでも一緒に仲睦まじく」というのでなくても、それぞれの活躍を願いながら、負けないように自分も自分の場所で頑張ろう、と思うことも絆の一つの形と私は思っています。