私が球磨から発信するこのブログを御覧頂き ありがとうございます。
皆様方には心から感謝いたしております。
自然災害、さらに新型コロナウィルスの感染により、
愛するご家族、親戚やご友人の方々に看取られる事なく、一人で旅立つ事をよぎなくされた
御方々の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
この難局を世界中がいち早く乗り切れる日が来ることを心よりお祈りいたします。
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今回のブログは、前回の続きではありません。
私の失敗が、皆様方のご参考になれば と思い書かせて頂きます<m(__)m>
この5日間程、殆ど皆様方のブログを拝見する事が出来ませんでした。
その理由は・・・
父が熱を出して 寝込んでしまったからです。
（お陰様で、本日8月3日には平熱に戻っています）
1．脱水への道・・
猛暑の夏。
実は・・・うちの家、エアコンを全く使用しないのです😥
エアコンはもちろんありますが、父が年々エアコンを嫌うようになり
エアコンをつけると「寒い寒い・・」と言い出すので
家じゅうの窓を全開にして自然の風で過ごしています。
父は、外ではいつもピシっと決めた服装しかしないのですが
この猛暑、家では上半身裸で扇風機にあたり・・（まるで裸族）
※私はエアコンの方が断然良いのですが・・・😥
家の造りは・・ナント言えばいいのか・・・
うちに来た人達は皆「お寺みたい」と言われますが・・
そうですね・・🙄 和室の一つ一つが大きくて
ふすまを全て取っているので、確かにお寺みたいに風は通って涼しい方だとは思います。
7月30日の昼間
父は、とても元気でいつものように冗談を言ったりしておりました。
午後2時過ぎだったかな・・🙄
「髭が白くなってきたので染めるぞ！」
「髭をピシッとしとかないと気持ちまで老け込む😐」と言って
自室の横にある父専用の洗面台で髭を染め始めました。
※父の部屋には父専用の洗面所とトイレがあります。
ただし・・この洗面所、大きな窓はあるのですが、
父が「外から人に見られるのが嫌だ」と言ってその時も閉めておりました。
（※父の部屋から道路まで、200ｍはあると思いますが・・トホホ）
途中で見に行くと、汗だくの父が髭を揃えておりました。
私は、水分補給が大事！と冷えた緑茶を父に度々飲ませました。
髭も整い、上機嫌でリビングに戻って来た父、やはり汗だくです。
シャツを着替えた父に、今度は
私は水分補給が大事！と冷えたウーロン茶を飲ませました。
これが・・午後4時頃だったかな・・・🙄
30日は夕方になっても一向に気温が下がらなくて、親子汗だくになり、
度々、冷えた緑茶とウーロン茶を交互に飲んでいました。
私は、冷蔵庫に
濃いめに入れた緑茶と、煮だした黒ウーロン茶、アイスコーヒーを常備しています。
主人が愛飲するスポーツドリンクもいつも常備していますが
父も私もスポーツドリンクの味があまり好きではなく、全く飲んでいませんでした・・
麦茶は購入しているのですが、少しパンチにかける？ので棚に入ったまま・・
黒ウーロン茶はダイエット効果？を期待して、私は愛飲しておりました😑
この様な生活は日常茶飯事、普段通りの生活でありました。
※この辺りで、すでにこの後、私達親子に何が起こったのか想像出来た方もいらっしゃるかと思いますが・・お付き合い下さい<m(__)m>
2．父の突然の高熱
主人が仕事から帰宅して、父は主人とテレビを見ながら穏やかに、さらに、いつもの冗談を言いながら過ごしておりました。
※父は主人の前では決して裸族ではありません(ー_ー)!!
が・・・
日も暮れて、外の風が少し涼しくなって、過ごしやすくなったな～と思いながら
夕食を作り終え、テーブルに色々並べていると・・何だか父の様子が変です・・
裸族からシャツ1枚になっていた父が何故か長袖のジャケットを羽織っています。
「何で！暑いのに・・」と私が言うと父が
「寒い・・」と
あれっ？？？？ 「寒い？？」 何で！？・・・
すると・・「寒い寒い・・」と言い続けます・・
食事の前にトイレに行ってくる・・と部屋に戻った父が中々リビングに来ないので
見に行くと、ベッドで毛布をかぶってガタガタ震えています。
「えっ！お父さん大丈夫！？」
まさか！熱！？
直ぐにオデコを体温計でピッと測ると 38．5℃
うそ～っ！！ お父さん熱があるよ！！
と私は大慌てで氷枕（アイスノン）を用意して、頭を冷やし、水分！と思った瞬間
父が「少し暖かいお白湯が欲しい」と言うので飲ませました。
「少し寝るから」と言った父
主人に食事を食べてもらい、15分位してもう一度熱を測ると
39．1℃まで上がっています！
父は・・・
「あ～お父さんは大変な事になったかもしれない。
ひろさんにうつったら・・お父さんはどうすれば良いんだぁ～」と涙ぐんでいました。
「何処にも行ってないんだから 大丈夫！」
と言いながらも、私も尋常じゃないな・・と感じておりました。
こういう時は冷静に・・と
私は、行政から頂いていた「発熱した時は」と言う資料を用意
球磨地域受診案内センターに電話
時間外でしたので、
資料にあった
熊本県受診案内センターに電話をしました。
音声案内に従って進むと、ようやく 男性の声が・・・
良かった！と思い、状況を説明しました。
父の年齢・現在の熱・海外の渡航歴・感染拡大地域に行っていないか
濃厚接触者と会っていないか
換気が不十分な場所 例えば カラオケやマージャン店等には行っていないか・・
等の詳しい質問に答えて行くと・・
お父様は大丈夫だと思います。
かかりつけの病院にまず電話をかけて行かれて下さい。
との返答がありました。
ホッとしながらも、そこから、夜間救急外来がある近くの病院に電話。
看護師さんに熊本県受診案内センターに電話をした事等を伝えると
あらためて、幾つかの質問があり、お答えすると
「明日の9時に救急外来の方に来られて下さい」との事。
さらに
「熱が高いので、脱水症状にならないように
今晩は定期的に水分をしっかりと飲ませて下さい」
との説明がありました。
私が、家にカロナール（解熱剤）がある事をお伝えすると
「カロナールは飲ませても大丈夫です
ただし、他の薬は飲ませないようにして下さい」
と言われました。
電話を切って、直ぐにカロナールを父に飲ませて、
しばらくすると熱は38．3℃まで下がりました。汗をびっしょりかいていたので、シャツを着替えさせて、お白湯を飲ませ、氷枕を取り換えて・・の繰り返しで一晩中看病しました。
翌朝、熱は37．8℃まで下がっていました。
3．何故父は高熱を出したのか！
病院に着くと、緊急外来から父は防護服を着た看護師さんと共に通常の緊急外来とは別の場所に歩いていくのが見えました。
私は、病院内に立ち入る事は出来ず、「やはりそうだよな・・」と思いながら、外でずっと待っていると、ようやく別の看護師さんが穏やかな笑顔で
「娘さんも入られて良いですよ」と 待合室に案内されました。
※後で聞いたのですがPCR検査も受けたそうです。陰性でした。
しばらく待っていると、「担当の先生からお話があります」と診察室に案内されました。
父はそこにはいません・・・？？
担当の先生から衝撃のお話がありました。
「お父さんは軽い熱中症と、脱水状態にありました。
喉が少しだけ赤いけれど、胸の方も大丈夫です。」
「何故お父さんが高熱を出されたのか それは
おそらく、数日前から軽い夏風邪をひいていらしたのでしょう。
ところが、猛暑の中、大量の汗をかき、血管が脱水状態を起こしてしまった」
「全てが引き金になって、お父さんは高熱を出されたのです」
「脱水状態に入ると人間は寒くなるのです。
お父さんは、最近、寒がりではなかったですか？」
先生にそう言われて・・あっ！と気が付きました。
「最近、父はエアコンを入れると寒いと言って、使用させてもらえませんでした」
と私が言うと
「やはり、そうですか。おそらく慢性的な軽い脱水状態だったのでしょう」
ええええ～っ！！＼(◎o◎)／！
いや～そんな事はない(ー_ー)!! と言う気持ちが顔に出たのでしょう・・
直ぐに先生は
「お父さんも、”娘から水分を取って！としつこく言われて水分は取っていた”
と言われていましたが・・・
娘さん、良いですか コーヒーや濃いお茶、ウーロン茶は汗を大量にかいている場合、
水分補給とはいえないのですよ！！」
ええええ～っ！！＼(◎o◎)／！
「私は、その3点？父に大量に飲ませていました！」
私の言葉に先生が
「お父さんもそう言われていました」
「コーヒーや濃いお茶、ウーロン茶はカフェインを含みます。
カフェインは利尿作用があるので、飲んでもすぐに尿として排出されます。お父さん、トイレが近かったでしょう？」
ああああ～っ！！そうです！ 最近父は
「お前が水分を取れ取れと飲ませるから、トイレが近い！」
と言っていました。
そう言えば・・私も・・・🙄
えええええ～っつ！！
「最近、私も夕方になると、だるいな～と言う事が度々ありました」
と先生にお伝えすると
「娘さんも軽い脱水状態を起こしていたのでしょう。
でも、まだお若いから影響が少なかった」
と・・先生
うん？？お若い(*^-^*)
マスクはめているから尚更？若く見えたのかしらん～
(ー_ー)!! 喜んでいる場合ではありません (-_-)/~~~ピシー!ピシー!
4．水分補給を適切に
コーヒーや濃いお茶、ウーロン茶は汗を大量にかいている場合、
水分補給とはいえない
コーヒーや濃いお茶、ウーロン茶はカフェインを含みます。
カフェインは利尿作用があるので、飲んでもすぐに尿として排出されます。
じゃあ・・スポーツドリンクかな・・？？と思っていた私に先生は
「塩分を適量食事等で摂取したら、
普通のお茶やコーヒーを飲む以外に
普段の水分補給は水か麦茶を飲んで下さい」
「麦茶はカフェインが含まれていません！」
「麦茶は美味しいでしょう 😊 」
あら～っ 麦茶で良かったんだ・・・
「スポーツドリンクの味がお嫌いだったら、水で薄めて飲んでもいいですよ😊」
と先生がおっしゃっていました。
「脱水状態が改善されてきたら、風邪は大したことはないようですから
熱も収まってくるでしょう」
との診断で、お薬を頂き、帰宅しました。
帰宅して、直ぐに麦茶を沸かして、氷を入れて父に飲ませると
「あ～美味しい (*^-^*) 」と・・
昼食までに、何度か麦茶補給をしていたら
「お腹が空いてきた～」と 父
おんやっ(p_-) 早速か！(p_-)
いざ食事・・
朝まで何も食べれなかった父が、パクパクむしゃむしゃ・・
(?_?)(?_?) (?_?) ＼(゜ロ＼)(／ロ゜)／
ビックリする程食べておりました・・・
3日分の薬を頂いたので、その間は、安静に静かに父は寝ておりました。
水枕は気持ちいい～ と言うので、フル回転で取り換えて・・
部屋に食事を運び、身体を拭いてあげて・・
麦茶を飲ませて・・と
いつも以上に父に接していたら・・
何だか・・父が嬉しそう・・
熱をピッと測ると、3日目には熱は36．5℃まで下がりました。
「良かったね😊」と私が言うと・・父は
「お父さんの平熱は36．2℃。まだある！」
「ひろさん 背中を拭いてくれ 😑 」 と・・・
おんやっ(p_-) 何だか 甘えていませんか・・(p_-)
そんなに熱に拘る人だったかな～(?_?) (?_?) ・・・ (p_-)
いえ(ー_ー)!! 良いのです。
父が高熱を出したきっかけは私にあります。<m(__)m>
水分なら何でも言い訳ではない！
という事をちゃんと理解していなかった私にあるのです。
そう言えば・・🙄
子育て真っ最中の時は、冷蔵庫に麦茶はかかしていませんでした。
祖母も、私が子供の頃は冷蔵庫に必ず麦茶を冷やしてくれていました。
古（いにしえ）からの日本人の知恵なのですね！
お陰様で、父は今日、自身の平熱？36．2℃ で、自らの部屋から出てリビングの定位置に座る事が出来ました😊
元気になったら減らず口も元に戻って
「お前はずっとお父さんを隔離していた・・(－－〆) 」とか言うのです・・
トホホ・・
「今でも、家の中でマスクしているのは何故だ！？」と・・
そうです(p_-)
わ・た・く・し！、いくら夏風邪といえども
ぜ～ったいに 風邪をひきたくはなかった！！ のです(p_-)
夏風邪もウィルスだ(p_-) と思う私は・・この数日間、家でもマスクをかけ続け・・
父の食器は
次亜塩素酸ナトリウム（ハイター）を水に入れて、そこにドボンと浸けて別洗い・・(p_-)
父の部屋に入った後はニコニコ笑顔で部屋を出ると・・
直ぐに石鹸でゴシゴシ手洗い・・(p_-)
アルコールスプレーをぷしゅ～
その様子を父に悟られまいとしていたのですが、バレておりました・・(p_-)・・(^▽^;)
このようなお話
私の失敗、我家の恥ではありますが、
何かしら、お読み頂いた皆様へご参考になればと思い書かせて頂きました。
高齢のご家族と同居なさっていらっしゃる方々は十分注意なさっていらっしゃると思いますが
高齢のお父様、お母様、おじい様、おばあ様が遠くに住んでいらっしゃる方々
離れて住んでいらっしゃる方々は、今一つ 電話等で気にかけて頂きたい事だと思いました。
病院の先生のお話では
高齢の方々は父と同じような軽い脱水状態にある人が実は多い・・との事でした。
水分と言うと、どうしても緑茶を飲む方が多くいらっしゃるからだそうです。
汗をかいたら、緑茶以外に麦茶やお水をしっかりと飲む事がとても大切な事だと
私は、自らが失敗して、勉強致しました。
1．脱水への道・・
2．父の突然の高熱
3．何故父は高熱を出したのか！
4．水分補給を適切に
私の経験
皆様方のご参考になれば幸いです。
父が静かにお昼寝している間に パパっと ブログを書きました😊
次回は歴史のお話に戻ります(p_-) 😊
最後までご覧頂きありがとうございました。
皆様方、お身体十分にお気をつけてお越しくださいませ。
だんだんなぁ～
球磨の地より ひろっぷでした😊
次回『㉗保存版（後編-２）国内初、空から攻撃を受けた球磨と刻目突帯文土器』に続きます。
