2022年1月22日深夜に発生した日向灘沖地震により

被害に遭われた方々に心よりお見舞い申しあげます

 

強い揺れにみまわれた地域の方々は

さぞ 怖い思いをなさった事かとお気持ちをご察し致しております

 

 

余震に十分お気を付けになられて

ご安全にお過ごしになられて下さい

 

 

 

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2022/01/23 15:50 再々投稿

 

2022/01/23 08:49投稿、14:15再投稿の拙ブログを

すでにご覧頂いた方々には心より感謝申し上げます

 

 

最下部に、

新たに湧いたウィキペディアの記述に対する私の疑問の答えが見つかりましたので

疑問を取り消して、追記させて頂きました。

 

私の疑問を解いて下さった御方は

最初の投稿でご紹介した

名古屋大学減災連携研究センター、福和伸夫教授

でいらっしゃいます。

 

 

 

さらに

当ブログ内のウィキペディア長周期地震動からの転記内容

以下の項の追記を致しました

 

補足 堆積盆地とは

 

長周期地震動が建造物におよぼす影響

 

 

ご興味がおありになられましたら、ぜひご覧になられて下さい<m(__)m>

 

 

 

以下、2022/01/23 08:49投稿の ブログ内容となります

 

 

 

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今回、このブログで、私は、

 

初めて経験した一般家屋における

長周期地震動について

皆様にお話をさせて頂こうと思いました。

 

 

過去の地震において、一般家屋における「長周期地震動」を経験された方もいらっしゃるかと思いますが、おそらく、ご存知無い方もいらっしゃるかと思います。

 

 

実際に経験した事は、地震列島日本において、多くの方々と共有する事で

事前に知識としてお持ち頂く事が出来るのでは?と考えての事です。

 

 

 

 

2022年1月22日深夜に発生した日向灘沖地震

 

私は

今まで、何度も経験した地震とは、異なる感覚を覚えました。

 

 

 

私は、普段、2階の寝室で寝ています。

 

緊急地震速報で目が覚めて、驚いて起き上がり、身体を電灯の下から逃れるように移動する数秒の余裕がありました。

 

しかし、揺れ始めて、長い時間、身体を起こそうとしても、床を手で押さえたまま

立ち上がる事が出来ませんでした。

 

 

ガタガタと揺れはじめ、、強い横揺れが続き、少し収まるかと思った瞬間、

より激しい揺れが起きて、その後今まで経験した地震よりも、明らかに長く、数回に渡り、

身を投げ出されるような激しい横揺れを受けました。

 

 

外ではJアラートの放送がずっと続いているのですが、身を隠そうとしても、布団に手を付いたまま、立ち上がる事が出来ませんでした。

 

 

かなり、長く揺れて、ようやく揺れが少し収まったけどまだ揺れている・・と思った直後に

北九州市に住む、息子から

「お母さん 大丈夫!?」と電話がありました。

 

 

息子と電話で話している時に、息子の電話の向こうからテレビのニュースが聞こえていて

少し、違和感がありました

 

 

冷静になって後で考えると・・

 

何故?まだ、こちらは揺れが続いていたのに、息子は電話をかけてきたのだろう・・?

 

何故?こちらがまだ揺れているのに、

いち早くテレビのニュースが放送されていたのだろう・・?

 

と・・

疑問が湧き上がってきました

 

 

 

揺れの感覚は・・

熊本地震本震の際に球磨人吉地方で経験した揺れに近い感じで・・

さらに、

揺れの時間が明らかに長かった・・

 

 

実際に、父の部屋の本棚に飾っていた表彰状等は倒れていたのですが

落ち着いたところで、テレビを付けると

私の住む、球磨郡あさぎり町は

震度4との映像が・・

 

 

震度4?? 何だか違うような・・

そんな事は ない・・

 

震度4は何度も経験したけれど、経験した震度4とは

全く違った・・

 

何故?だろう・・

 

確かに、隣接する宮崎県椎葉村では震度5弱とあり

震度5に近い揺れであった可能性もあるけれど・・

 

何か・・違う気がする・・

 

それに・・揺れている時間が明らかに今まで経験した地震・・

北九州市に住んでいた時の福岡西方沖地震やこちらに帰ってからの熊本地震の時と違う

揺れが収まるかと思った直後にまた新たな大きな揺れが

長く続いた・・

 

そう考えながら、朝になり、ご近所の人に聞いても

皆さん、私と同じような事を言われていました

 

 

熊本地震の時は、余震が数え切れない程発生した事で、一日中身体が揺れている感覚になってしまったのですが、今回の地震は余震を感じる回数はこちらでは少ないにも関わらず

夜中の地震の揺れが、長かった事で、一日中、船酔いをしているような感じで頭痛と軽い吐き気がありました。(私は、身体が敏感過ぎるのかな・・とも思いながら・・)

 

 

 

今まで経験した事が無い地震・・

いったい何なのだろう・・

 

疑問は、夕方の新聞で解けました。

 

2022年1月22日付

日刊人吉新聞様の 記事より

 

球磨地方の観測地点で震度4を観測したのは一連の熊本地震による平成28年4月19日以来という。

 

また、球磨地方は周期の長いゆっくりとした大きな揺れを示す長期周期地震動

※室内で大きな揺れを感じ、物につかまりたいと感じる

※棚にある物が落下することがある

などの階級2を観測した。

 

以上 2022年1月22日付 日刊人吉新聞様の記事より 抜粋させて頂きました。

 

 

2022年1月22日付 日刊人吉新聞様の 記事では上記に加え、

私と同じような感覚を受けた方々の声が記されていました。

 

 

球磨地方は

震度4 さらに

周期の長いゆっくりとした大きな揺れを示す長期周期地震動

階級2を観測

 

 

 

 

えっ!?

長期周期地震動・・?

 

 

私の浅はかな知識では、

長期周期地震動とは高層ビルなどで発生する・・

というイメージだったのです・・

 

 

 

高層ビルに住んでいる訳ではなく、標高は高いけど・・ここは平野・・

 

長期周期地震動とは、本来、どういう現象なのだろう・・!

 

直ぐに調べました。

 

 

最初に

2022年1月22日深夜に発生した日向灘沖地震における長周期地震動について

名古屋大学減災連携研究センター、福和伸夫教授がお書きになられた

記事を拝見致しました

 

 

 

日向灘でM6.6の地震 南海トラフ地震臨時情報の周知と長周期緊急地震速報の

早期導入を!

 

 

日向灘でM6.6の地震 南海トラフ地震臨時情報の周知と長周期緊急地震速報の
早期導入を!

 

名古屋大学減災連携研究センター、福和伸夫教授

 

 

本日、1月22日1時8分に日向灘の深さ45kmでM6.6の地震が発生しました。

大分県大分市、佐伯市、竹田市、宮崎県延岡市、高千穂町で最大震度5強を観測し、中部地方から九州地方にかけての広域で揺れを観測しました。

 

気象庁によると、西北西~東南東に張力軸を持つ正断層型の地震とのことです。

 

また、熊本県熊本、熊本県球磨、大分県中部、大分県南部、宮崎県北部平野部、宮崎県北部山沿いで、長周期地震動階級2を観測しました。

 

 

以下、

南海トラフ地震臨時情報の周知の徹底

 

長周期地震動階級と緊急地震速報

 

の項では

名古屋大学減災連携研究センター、福和伸夫教授のご提言を読む事が出来ます。

 

 

記事を拝見して、解った事は

 

※今回の地震での長周期地震動階級は最大2

 

※震源から離れた大阪府南部、鳥取県西部、徳島県北部などで階級1を観測

関西国際空港の揺れを見ると、周期3秒程度の揺れが5分程度も続いていた

 

※長周期地震動階級は、高層ビルなどの長周期構造物の揺れやすさを示す指標で、現在は、地震発生後30分程度経ったあとに発表される

 

※南海トラフ地震が発生すれば、震源から離れた大都市では遥かに強い長周期の揺れに見舞われまる

 

という事です。

 

 

 

さらに、私を含め多くの方々が今回経験した

高層ビルではない、一般家屋における長周期地震動とはどういう状態だったのか

を勉強致しました。

 

 

 

長周期地震動とは ウィキペディアより

 

※転記内容は、実際に私が経験した事を理解する為の内容のみになります。

高層ビル等にお住まいの方は、ぜひ、ウィキペディアの内容をご覧頂く事をお勧め致します。

 

 

 

長周期地震動(ちょうしゅうきじしんどう、英語: long-period earthquake ground motion)とは、地震で発生する約2 - 20秒の長い周期で揺れる地震動のことである。

 

周期が長い、すなわち低周波領域で発生するため低周波地震動とも

 

地震計の発展とともにその存在と性質が研究されるようになり、特に高層建築物が増えた近年は、防災の観点からも対策が重要となっている。

 

 

概要
地震動を観測した地震波を見ると、様々な周期の波が含まれているが、発震のエネルギー規模が大きいほど周期が長くなり(長周期、低周波)、その主成分の表面波は震源が浅いほど卓越することが知られている。

 

地震動のうちこのような震動成分を特に長周期地震動とよぶ。

 

大規模地震では周期が数百秒を超える地震動(超長周期地震動)や地球自由振動も観測される。

現在の気象庁では防災の観点から周期が1.6 - 7.8秒の長周期地震動を観測対象としている

 

 

長周期地震動の発生機序と性質
 

長周期地震動の原因は主に2つ考えられている。
 

地震の規模が巨大になるにつれて、震源域から放出される短周期の波の振幅増大が頭打ちとなる一方で長周期の波の振幅は増大し続けるため
 

地震波が堆積盆地の中で変質するため

 

 

 

大規模地震で発生する長周期の震動
一般に考えられる断層地震では、地震波の波長は断層の滑り量(断層が動いた長さ)に応じて大きくなり、したがって大規模地震になると大きな振幅とともに長周期の地震波が発生する。

 

この地震波は小規模の地震に比べて距離が遠いほど卓越する(他の波に比べて顕著に目立つ)性質がある。

波動は、周期が長いほど減衰しにくい特性があり、特に表面波では減衰の条件が少なく自由振動に近い性質をもつ。

したがって震源からの距離が遠い場合でも長周期地震動だけが到達することが多くなる。

 

中略・・・

 

 

地盤構造境界で発生する表面波
堆積盆地を通過する実体波(P波およびS波)が盆地の境界面で表面波に変換されたあと長周期に変質することが知られている。

 

このため、堆積盆地の堆積層と基盤岩の境界付近を震源とし断層が両者の境界面を横切った場合には、境界面にとりわけ強い表面波が生じ、強い長周期地震動が発生することが懸念されている。

 

またこれと関連して、基盤岩と堆積層のせん断波速度(S波の速度)の差(コントラスト)が大きいほど、特定の周期の表面波が卓越しやすいこと(盆地端部効果、エッジ効果)が知られている。また、

 

堆積盆地上に発達した平野の中で、基盤岩に覆われた山地に近い辺縁部では、

周囲に比べ異常とも言えるような顕著な表面波が観測されることがある。

 

 

 

2021/01/23 14:15 追記

 

補足 堆積盆地とは

堆積盆地(たいせきぼんち、英: Sedimentary basin)とは、地殻変動によってある期間継続的に沈降し、そこに堆積物が分厚く堆積し、堆積岩による一連の地層が形成された地球表面の凹地のこと。

 

沈降地形に後から堆積物が溜まって形成される。構造盆地が長い時間をかけて堆積物によって埋められて形成される場合もある。

 

研究の歴史より

堆積盆地(基盤岩が盆地状に凹んだ地域に厚い堆積層が溜まる地質構造。

 

海に面しているかどうかを基準にした平野・盆地の区分とは異なり、関東平野などもこれに該当する)において周期2 - 10秒の「稍(やや)長周期地震動」や10秒以上の「長周期地震動」が卓越する現象は、高密度に強震計が設置されるようになった1970年代に世界のいくつかの場所で発見された。

 

大阪平野、京都盆地、十勝平野、ロサンゼルス盆地(英語)などがその例であり、地震学界の一部で認知され始めていた。

 

 

長周期地震動が建造物におよぼす影響
長周期地震動が及ぼす被害は主に、地震動の周期が地盤や建物などが構造的にもつ固有振動と共振を起こし、構造物の振幅が増大することにより引き起こされる。

 

長周期地震動は減衰しにくいため、共振が長く続いて振幅が大きくなりやすい。

 

長周期地震動が認識される以前にも、地震動と建造物の固有周期の関係は認識されており、関東大震災以降には耐震性構造に関する柔剛論争があった。

 

構造建築が主流であり、振動地震による建造物の破壊は、剛性を高めることで大部分は防ぐことができるとされ、共振による被害の発生は非常に少ないと考えられてきた。

ところが高層建築物が増え、やがて大きな地震発生時に低層建築には見られない「船に乗っているような」「酔うような」と表現される地震動が経験的に知られるようになった。

 

被害の研究が進んだことで、地震に強いとされてきた既設の超高層ビルに対して、今後破壊的ダメージがもたらされる懸念が出てきた。

大きな振幅で揺れる高層建築物は、大きな歪みを生じて窓枠やガラス、外壁が破損落下したり、内部の立体駐車場やエレベータなどの機械の破損や機能不全を生じ、屋内の壁の亀裂や破壊、設置してある複写機や什器や家具がかなりの速度で動き周るほか、人はひとところに立っていられず、避難さえ困難になることがある。

 

 

 

 

長周期地震動階級

東日本大震災で撮影された超高層ビルが揺れる衝撃的な映像はメディアにより多くの人に視聴され、また実際の高層ビル内で人の歩行や行動が困難であったり、それまで想定されていた建物内での家具や什器の移動や転倒とは全く違う挙動が起こすことも世間に広く認識された。

 

しかし、通常発表される震度階級ではその被害程度が分かりにくいという指摘が出た。

 

これは震度階級が地上で体感する揺れ(周期0.2 - 1秒程度)に合わせた指標であるためである。

気象庁は震災翌年の2012年に長周期地震動に関する検討会を開き、翌2013年、現在の震度階級とは別に4段階の「気象庁長周期地震動階級」を設定し、同年11月から試行的に「長周期地震動に関する観測情報」として運用を始め、2019年3月より本運用に移行した。

 

同庁HPにて公開されている2013年3月から2019年2月の試行終了までの間に、最大階級が「階級4」は3回、「階級3」は4回、「階級2」は16回、「階級1」は55回観測されている。

最大の「階級4」は2016年4月15日に初めて観測され、これは同日未明に発生した熊本地震の前震活動に伴うもので、熊本県宇城市松橋町で観測され、その翌16日1時25分の「本震」で2回目の「階級4」が観測された。

 

3回目は2018年9月6日の北海道胆振東部地震で観測されている。

 

また、2021年2月13日の福島県沖地震において、本運用移行後初めて「階級4」が観測された

 

 

 

 

長周期地震動階級

 

長周期地震動階級
長周期地震動
階級
絶対速度応答
スペクトル値
人の体感・行動 室内の状況 備考

  階級1

5 cm/s以上15 cm/s未満 室内にいたほとんどの人が揺れを感じる。驚く人もいる。 ブラインドなど、吊り下げものが大きく揺れる。  

  階級2

15 cm/s以上50 cm/s未満 室内で大きな揺れを感じ、物に掴まりたいと感じる。物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。 キャスター付き什器がわずかに動く。棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。  

  階級3

50 cm/s以上100 cm/s未満 立っていることが困難になる。 キャスター付き什器が大きく動く。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。 間仕切壁などにひび割れ・亀裂が入ることがある。

  階級4

100 cm/s以上 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされる。 キャスター付き什器が大きく動き、転倒するものがある。固定しない家具の大半が移動し、倒れるものもある。 間仕切壁などにひび割れ・亀裂が多くなる。

 

 

 

以上 ウィキペディアより抜粋させて頂きました。

 

 

 

 

私は、不勉強でした

 

実際に経験して、初めて、長周期地震動とは何か!?という事を少しだけですが勉強致しました。

 

長周期地震動は、高層ビルだけで発生するもの・・大きな誤りでした

 

 

地形や地質が大きく関わって

揺れの大きな地震により長周期地震動が発生する可能性がある地域は

日本国内に多く存在する・・

と思います

 

 

皆様、

通常の地震の揺れに続いて、長周期地震動が発生したら

大きな揺れが長い時間続いて、身動きが殆ど取れなくなります

 

震度4+長周期地震動 階級2

私が経験した状況では 畳に手をついて身体を支えるのが精一杯で

立ち上がる事が出来ませんでした。

 

そのような事態が発生した場合、ご自分の身を守る為には、

やはり備えが大切なのだと強く思いました。

 

 

私は

熊本地震以降、

寝室ではタンスや家具からは遠い場所に寝具を敷いて寝ています

 

令和2年7月豪雨以降、

寝室には、必ず飲料水のペットボトルを置くようにしています。

大切な物は、いざと言う時すぐに持ち出せるように準備しています

私は、持病がありますので、

薬はいつも、まとめて保管して、すぐに持ち運べるようにしています

 

 

しかし、今回、勉強した事で

まだまだ知識不足である

という事を痛感致しました

 

 

 

長周期地震動は

高層ビルだけではなく、一般家屋においても

長く、大きな揺れに伴い、迅速な行動を妨げる要因となります

 

 

寝ていた場合は、直ぐに立ち上がる事も困難になります

 

 

すでに、ご存知の方々もいらっしゃったと思いますが

震源が遠くても長周期地震動が到達すると、上記のような事が起こりうると言う事を

周知して頂きたいと願いました。

 

 

 

お恥ずかしい事ですが、今回、私は、あまりにも長い揺れに、冷静さを失い

若干、パニックを起こしておりました。

 

もし、事前知識があったならば、もっと冷静に時間を待つ事も出来たと思います

 

<m(__)m>

 

 

 

多くの方々が、地震や災害をご経験なさっていらっしゃると思います

 

その経験を共有する事は

とても大切な事だと考えます

 

 

当、ブログ最初に書きましたように

実際に経験した事は、地震列島日本において、多くの方々と共有する事で

事前に知識としてお持ち頂く事が出来るのでは?と考えて

今回のブログ内容とさせて頂きました。

 

 

 

 

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2022/01/23 15:50追記

 

新たな疑問(p_-) と その答え

 

ウィキペディアの記述の中に

高層建築が地震動で共振するような場合、これは接地面を固定端、最上階を開放端とする自由振動に近く、波動の位相が90°となる場所で振幅が最大となる。

 

このため、低層建築物・中層建築物などではほとんど揺れを感じないが、高層建築物などでは高い階に行けばいくほど揺れが強くなる。

 

※低層建築物・中層建築物などではほとんど揺れを感じない・・?

とありますが、球磨盆地で私を含む多くの方々が受けた違和感・・

何か・・もう少し研究して頂くとお解りになられるのでしょうか・・

もしや・・球磨盆地の構造と標高が

何か関係しているのかな・・?

 

と考えていたのですが、

 

堆積盆地での揺れについて

先にご紹介した

名古屋大学減災連携研究センター、福和伸夫教授が

その答えをお書きになられていらっしゃいました!

\(^o^)/

 

 

ご紹介致します

 

長周期・長時間継続地震とその対応

名古屋大学減災連携研究センター、福和伸夫教授

 

http://www.sharaku.nuac.nagoya-u.ac.jp/data/fukuwa/paper-pdf/1210JSSC11.pdf

 

 

9ページに

堆積盆地内での長周期地震動の増幅と継続時間の伸長

の項があります。

 

非常に解りやすいご説明を「プリンの入った容器」の例を示されてお書きになられていらっしゃいます。

 

私の疑問がようやく晴れたと感じるありがたいお話であり

さらに、多くの方々が、周知なさる必要があるお話である・・と考えます。

 

 

堆積盆地内での長周期地震動の増幅と継続時間の伸長 より

 

容器の中にある状態のプリンとお皿の上に載せたプリンとで揺れ方を比べてみると、

容器の中にある方が短周期で揺れ、中心位置が大きく揺れ、長く揺れ続ける。

 

これは、プリン周辺が容器で拘束されて周期が短くなり、容器内で波動が反射屈折することで新たな周期が加わり、容器から外に波のエネルギーが逃げていけなくなるためである。
 

これと同じことが大規模な堆積平野でも生じている。

 

関東平野、濃尾平野、大阪平野などの堆積平野は、いずれも周辺を山地に囲まれ、山地から流れ込む河川の堆積物などが厚く堆積した堆積盆地である。

 

堆積層の厚さは平野によって異なり、各平野内でも場所によって厚さが変化している。

 

このため一概には言えないが、関東平野では7〜10秒、濃尾平野では3〜4秒、大阪平野では4〜6秒で揺れやすい。
 

 

以上 

名古屋大学減災連携研究センター、福和伸夫教授

長周期・長時間継続地震とその対応 より 引用させて頂きました。

 

 

 

 

地震はいつ発生しても不思議ではない日本列島

 

今回、球磨盆地内で私が経験した事は、

よく似た地形・地質の地域でも起こりうる事だと思います。

 

 

福和伸夫教授のご研究は、

多くの方々のご参考になられると強く感じ、ここに追記としてご紹介致しました。

 

 

 

 

 

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あらためて

当、ブログ最初に書きましたように

実際に経験した事は、地震列島日本において、多くの方々と共有する事で

事前に知識としてお持ち頂く事が出来るのでは?と考えて

今回のブログ内容とさせて頂きました。

 

 

 

皆様

どうか ご安全にお過ごしになられて下さい

 

 

私も、十分に気を付けて過ごします

 

 

 

今回、歴史の話とは無関係の事を書きましたが

わたくし、ひろっぷからのお願いを書かせて頂いております前回のブログ

再々投稿 ㊼祖母の言葉と方解石とお願い・・』を未だご覧頂けていない方は

 

貴重なお時間を頂き申し訳ございませんが

『再々投稿 ㊼祖母の言葉と方解石とお願い・・』は

ぜひ、お読み頂きたいとお願い申し上げます。

<m(__)m>

 

 

 

 

 

 

全ての事に感謝の気持ちを込めて

だんだんなぁ~

そして・・・

負けんば~い!!

 

 

 

球磨の地より ひろっぷ でした😊

 

次回『㊽家の親戚の姓と弓の儀式と雲平さんと』に続きます。