歯茎の位置を変えることができるってどういうことかわかりますか?


歯茎の位置が左右対称の方は意外に少ないものです。


そして、歯茎の位置によって歯の長さが決まります。


そのため、歯茎の位置が左右対称でないと歯の長さが左右で違って見えます。


歯茎の整形で歯茎の位置を左右対称に並べます。


なんで、そんなことをするのか?


歯茎の位置を変えることは、究極の審美歯科治療といえます。


通常、歯の色や形が良ければ満足していただけることが多いのですが、よりこだわりたい方は歯の大きさも気にされます。


歯茎の位置が左右対称になれば、歯の長さも同じに見えます。


そんなことができるとは知らなかったという方がほとんどではないでしょうか。


今回は、歯茎の整形・再生法についてのご説明をいたします。




歯茎の位置が左右で不揃い、短い長いといった長さを平均的な長さにする方法に歯茎の整形術があります。




歯の大きさのちがいに不満や、コンプレックスを感じている方は、歯の大きさや長さを変えることで満足いただけます。






非常に簡単な処置で、痛みもありません。




術後の結果に満足いただけるでしょう。


さっそく症例の紹介です。


歯の長さが左右で不揃いなケース




たとえば、下の写真のように前歯の大きさが違った場合、非常に目立ってしまします。


歯並びが良いだけに大きさの違いは違和感として残ります。


こういったケースでは、歯茎を整形して歯の長さを揃えます。





歯茎の整形 治療前

左右の前歯の歯茎の位置が異なるため歯の長さが違います。





歯茎の整形をしました。


左右対称の長さになりました。




次に歯茎の不揃いの程度が、多い場合少し大変になりますが、大丈夫です。


痛みの心配はありません。




歯の長さが左右で不揃いなケース その2

整形量が多い場合は外科的な処置になります。



歯茎の整形 歯茎の整形前

左右の歯の大きさが違います。 特に右側の歯が短くなっています。




歯茎の整形 歯茎の整形後


30分ほどで終わり、痛みもないということでした。



歯茎を外科的に整形し、左右の歯の大きさを整えました。




やってよかったとおっしゃっていました。







そのほかにもこんなケースがあります。

歯茎が足りないときは歯茎を再生させます。



歯茎の再生 ケース1



歯茎の再生 歯茎の再生術後

歯の長さを元あった状態に戻します。


歯茎を再生した後で、歯をセラミックにしました。画面左側の前歯は天然の歯です。




歯茎の再生治療 歯茎再生治療の術前

歯が全体的に長くなってしまっています。仮歯が入っています。




歯茎の再生 ケース2



歯茎の再生治療 歯茎の再生治療 術後

歯茎のラインが左右対称になったところで、前歯をオールセラミックのブリッジで治しました。




歯茎の再生治療 歯茎の再生治療 術前

前歯の歯茎のラインが左右非対称で、歯の長さが不ぞろいに見えます。


前歯6本に歯茎の再生治療と古くなってしまった前歯のブリッジをオールセラミックで治す計画を立てました。




歯茎の再生治療 ケース3



歯ぐきの再生治療 再生治療後



画面右手の犬歯に歯ぐきの再生治療を行っています。歯の長さがが元の長さになりました。


左右の犬歯の長さも同じ長さまで回復しましたので、見た目がきれいです。




ホワイトニングとオールセラミック治療を行っています。




歯ぐきの再生治療 再生治療前の状態





歯ぐきの再生治療前の状態




歯茎の整形




審美歯科






~歯茎の再生治療と審美歯科治療の注意~



歯茎の再生治療や審美歯科治療は保険外診療となります。歯茎の再生治療1〜3本で7万7千円(税込)です。また、審美歯科治療は保険外診療となります。オールセラミック で歯並びを治す場合、オールセラミック の種類によって当院では1本6万6千円(税込)~16万5千円(税込)のセラミックを選んでいただいております。

歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。


歯茎の再生治療のリスク

外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。

歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。

審美歯科のリスク

審美歯科で歯並びを治す場合のリスクとしては、歯の神経を取らないとしみてしまったり、お痛みが出てしまう場合があります。