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直感メーカー

イラクでピカソの作品発見!

で? どんなの?
裸婦ですね。 …んー…(-""-;)
  「真贋は定かでない」。 
そうですかぁ…  私は何となくホンモノでない方(ニセモノ)に賭けようかと思います。

写真は小さいし鮮明でないし、どうやら枠を外して絵を折り畳んでいたような劣悪な保存状態だし、
ピカソ作の根拠とされている肝心のサインも、美術館所蔵のハンコも写ってはいないので、
証拠など何もないんですが、小さな写真から受ける印象から
なんか、違うって気がしました。

もちろん、私はピカソ作品の評論家でも、鑑定士でもないので間違っている可能性は高いですが
これまで私が画集や展覧会で観てきた作品に感じたものとは
   「何となく」違う感じ
を持ったわけです。
これって論理的に説明できるものじゃなくて「直感」。
直感は、脳の中で何かのやり方を体得することを司る部分から生まれるんだそうです。
脳の研究をされている池谷裕二さんの
   「単純な脳、複雑な『私』」
に、そんなことが書いてありました。

何度も何度も繰り返して身に着けた後に、自動的に無意識にできるようになることって、
自転車に乗ることや、キーボードのブラインドタッチなどいろいろあるようですが、
美術の分野は、観る方もつくる方も、
特にこの「直感」によって判断される部分が大きいと思います。

もちろん、持って生まれた能力や性質っていうのがあるので、
訓練さえすれば、誰でもまったく同じような状況になるとは限らないと思いますが、
   たくさん観る、たくさん描く または つくる _________________φ(.. )
って行為が、審美眼や作家としての腕を上げるってことじゃないでしょうか。
下地無しの判断は単なる適当。 でも適当がたくさん積み重ねられていくと
 いつしか「直感」になる…
   好きこそものの上手なれ
っていうのは、そういうことなんだなぁと、いまさら納得しました。

こういう何かを体得したり、直感を生むのは脳の基底核という部分が担当しているらしいです。
基底核=直感メーカーと勝手に命名(^_^;)。

繰り返し、繰り返し、ただ繰り返す。
いつしか「直感」が、自然に湧き出て流れていきますように…みずがめ座