この記事を読まれた後に、読者の方が「どう感じた?」か気になるところです。
というのも、「戯言な記事っていうかオカルト?」と捉えるか、「価格変動の本
質?」と捉えるか両極端になると思うからです。タイトルからわかりますよう
に、
この記事は価格変動には対称性というものが存在するのか?
ということがテーマです。ちなみに対称性に関して扱っているテクニカル分
析もあるようで、
アダムセオリー ※Amazon参照
と呼ばれているようです。読んだことはありませんがネット上の情報を調べる
限りは同じような内容じゃないかなと思います。評価はイマイチなようですが・・
価格変動に対称性が潜んでいるか?ということを解説する前に、実は多くの方
が対称性を活用した変動分析を行っているのですねえ。
こういった波動観測や、WトップやWボトムなどは全て対称性に絡む分析の仕方
なのですよ。まずは、これを事実として受け止めておかなければいけないのです。
なので、少なからずパターン分析を用いられている方は対称性に関してオカルト
と言えない立場ではあるわけです。
もちろん、これらのパターン分析を用いられない方にとっては対称性ってのはオカ
ルト的と言える権利はあります。でも、下図を見てもそう言えるでしょうか?
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ラインがごちゃごちゃして申し訳ないですが、注目は水色の点線ラインです。この
ラインが過去のデータを使用した過去のデータに対して対称的なラインです。過
去のラインを使用しているので未来に対して適用可能なラインとなります。そして、
意外と価格変動と一致している (*_*)?
という感覚に陥らないですか?もちろん対称的なラインといっても他の処理を施し
ているので純粋な対称的ラインとは呼べませんが、
・ 過去のデータに対して時間軸反転
・ 過去のデータに対して価格軸反転
・ 過去のデータに対して相似形
の3つの対称性(相似形含めて)を利用していることは確かなのですねえ。
ちなみに上図の水色点線ラインで水平になっている部分は過去のデータが足りな
かったので計測不能を意味します。
過去のデータが足りなかった (@_@)?
ここに疑問を持たれた方は鋭い直観の持ち主ですね!
そうなのです。対称性を導くには、
どこを始点とするか? (ノ゚ο゚)ノ
が重要なのです。この始点がなければ時間軸反転も価格軸反転もできないわけで、
では始点を作るための区間をどのように設定するのかが問題となります。上図では、
想定周期
を取得して想定周期が変化するポイントを始点として、次の始点までを1つの区間と
して未来への対称としています。余談ですが対称の処理は行列式を使えば簡単に
できますし処理としては難しくはありません。ポイントは、
対称を適用する区間
を、どのようにして設定するかということです。そして区間ということで時間的な処理
が重要になってくることも推測されますよね。この時間的な処理が上手くできている
なら、
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どの場面においても一致してそうな対称を導くことができる可能性があるということで
す。ということは価格変動には対称性が存在する?と結論付けるには時期尚早な部
分があります。なぜなら、
どの対称を使うのかが明確ではない ( p_q)
からです。よって一致しない時もあります。そして過去のデータが足りなくなって計測
不能となった場合の対処もわかりません。それでも、対称を適用する区間が正しいの
であれば対称性が存在するかのような結果が多く見受けられるので、
価格変動には対称性が存在する可能性が高い (`・ω・´)
と予想するに至るわけです。
さて、実際はどうなのでしょうか?
この内容は続くかもしれませんが、連休明けにつながる内容になります (^-^)/