アメーバブログ

 

 

アメーバピグ
URL pigg.ameba.jp
使用言語 日本語
タイプ ソーシャルゲーム
運営者 サイバーエージェント
収益 広告収入・課金
登録 必要
設立日 2009年2月19日
現状 運営継続中

アメーバピグ(Ameba Pigg)は、サイバーエージェントが運営するWebサイト上のサービス。2013年12月末時点の会員数は約1,597万人[1]

 

目次

 

概要

自分にそっくりなアバター(ピグ)をつくり、代々木公園渋谷浅草などを模した広場(オープンチャットルーム)などでチャットを行うのがメインの機能。また「しろくろゲーム」(リバーシ)や、ピグの画像を利用した「えあわせゲーム」(神経衰弱)などで他のユーザーと対戦したりすることもできる。

アメーバブログAmebaVision(サービス終了)等同社の他のサービスとIDが共通化されており、既にそれらのサービスでIDを取得済みのユーザは、アバターの初期設定を行うだけでサービスが利用できる。またアバターをアメーバブログ等でプロフィール写真代わりに利用できたり、「カメラ」機能を用いて撮影したチャットの様子がアメーバブログの画像フォルダに保存され、自分のブログで簡単に使用することができるなど、機能面でも連携が図られている。更に、芸能人も参加している。

最近ではマイケル・ジャクソンなどの芸能人のそっくりピグも登場しているが、実際にAmebaVisionのタイアップ企画等で芸能人本人がピグを作成しチャットに参加するケースもあるため、運営側が公認した「オフィシャルピグ」には頭上に★マークを付けて、一般ユーザが芸能人ピグへなりすますことを防いでいる[2]。たまに予告なく、芸能人ピグが登場し、会えることがある。

サービスはアイテム課金制をとっており、基本的なサービスは無料で利用できる。ただしペットや殆どのアイテム(アバターの服・自分の部屋に置く家具など)、アバターの追加アクションについては有料のコイン(仮想通貨)を用いて購入する必要がある。

PC版のクライアント(ユーザ)側のソフトは全てFlashで作られており、ユーザはFlash Player(バージョン10.1以上が推奨[3])がインストール済みのWebブラウザを立ち上げてログインするだけで、必要なコンポーネントがロードされサービスが利用可能になる。そのためユーザ側では専用ソフトのインストールや機能追加時のバージョンアップ作業などが一切不要となっている。このことを利用して、機能追加・拡張が頻繁に行われる。

基本サービスが無料なことに加え、アメーバブログでブログを持つ芸能人が自らアバターを作ってチャットに参加するなどの集客要素が重なった結果、後述するように非常にハイペースで会員数を増やしている。また有料アイテムの売上も2009年7月時点で月数千万円[4]、2010年3月時点で月1億円超[注 1]と伸び続け、2010年12月にはアメーバピグ内でのコインの月間流通量が約6億円に達した[5]

未成年に対する保護策

アメーバピグは18歳以上のユーザーを対象としたサービスとされており、18歳未満のユーザーに対しては、親権者の事前承諾の上保護者と一緒に利用するよう求めている[6]が、特に入室前の年齢確認等は行っていない。2011年4月26日からは、18歳以上エリアに行くためには利用条約に同意しなければならなくなった(これに伴い、新規登録時に設定する生年月日が変更不可となったほか、既存会員についても生年月日の再設定が必要になった)。

またこの日には同時に、青少年保護のため、てがみとひそひそ機能が18歳未満のユーザーでは利用できなくなった。 2012年2月28日の定期メンテナンス後、「お手紙」「ひそひそ話」の機能は18歳以上でも利用できなくなった。 これに伴い、お手紙、ひそひそ話がバージョンアップして新たにコミュニケーション機能が、2月28日にリリースした。[7]

2012年3月13日、15才以下の会員の機能を一部使えなくなる事が発表された。 使えなくなる機能は全エリアへのおでかけ機能・ピグともおよびほかのピグの部屋への入室・自分の部屋へのピグともおよびほかのピグの入室・ピグともワープ機能・ピグとも検索・ピグとも申請・ギフトの送信&受信・コミュニティへの入室・参加申請・お部屋招待・きたよ機能・グッピグ機能・チャレンジカード・イベント機能・ピグフォン(おしゃべり)機能・ミニトーク(開始時から)となっている。 ピグライフでも同じ措置がとられた。 以上の規制によって、15歳以下の会員がほかのピグと交流することは事実上不可能となった。ただしこの規制がなされても、年齢詐称は不可能ではないが、年齢詐称はピグの条例で禁止されているため、会員資格が停止される場合がある。 2015/5/24現在、おでかけエリアは大人エリアと未成年エリアで別れていて、会えないようになっているが、つりエリア、カジノエリアではチャットができるようになった。未成年が大人のプロフィール画面を見ること、大人が未成年のプロフィール画面を見ることは現在も規制されている。現在、同じ未成年どうしのギフトやお部屋の行き来、きたよ機能、お友達招待、追いかける機能、グッピグ、ピグとも申請と検索、イベント検索、チャレンジカードはできる(ギフトはチャットが利用できない)。 大人ピグがまだ未成年ピグのときになったピグともとは会うことが出来る。要するに、未成年から大人、大人から子供など、違う年代だと、申請が不可能ということだ。 これらの規制は、「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」を順守するために、児童(18歳未満)が保護者の管理なしに不特定多数の人との連絡を取り合いにくくしたものである。同時に電話番号やメールアドレスなどが入力できないように対策されている。

最近もアメーバピグをバーチャル性行為(いわゆる「ピグH」とも呼ばれている)を目的に使用するユーザーが存在していること[8]や、さらに未成年者によるものであるとも言われ問題視されており、今回の15歳以下のユーザーに対する規制はこれも背景にあるといわれている[9]。16歳以上に関してはいくらか改善を図っている。しかしそれでもいまだに「キスしませんか?」などの発言が規制されていないため、事実上可能であるともいえる。

類似サービス

英語圏向けには同様のサービスとして、Facebookアプリ及び独自サイトとして『AmebaPico』が提供されていたが[10]、広場等の構成も異なり、アメーバピグとは独立したサービスとなっていた。『AmebaPico』は2010年3月8日のサービス開始から約2ヶ月半で会員数が100万人を突破し[11]、アメーバピグを上回るペースで会員を増やしていたが、日本人には馴染みがなく、12月17日で閉鎖してしまった。この他サイバーエージェント子会社のCyberAgent America, Inc.でも、アメーバピグの技術をベースとした[12]仮想空間サービス『ComicWorld』を2010年4月よりFacebookアプリとして提供していた[13]。但し、今は撤退している。

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