ムササビの星空ノート -1449ページ目

部分日食を楽しもう( 2)

ムササビの星空ノート-200906302026000.jpg

部分日食を安全にしかもお金をかけずに楽しむ方法…それは『木漏れ日』を利用する方法です。

『木漏れ日』は普段はありふれているので、特に意識して観察している方は少ないかもしれません。
実は『木漏れ日』のひとつひとつの光は太陽の像が投影されたものなのです。

原理はピンホールカメラと同じです。
木の葉と木の葉が重なり合って、偶然に作られた隙間がピンホールカメラと同じ働きをして、丸い光の像を結ぶのです。
この丸い光の像こそが、太陽の形と同じなのです。

太陽が欠けると、満月状の『木漏れ日』が次第に三日月状に欠けるわけです。

ぜひ涼しい木陰で日食をお楽しみください。

部分日食を楽しもう!( 1)

ムササビの星空ノート-200906291010000.jpg

いよいよ日食まであと1ヶ月を切りました。

屋久島やトカラ諸島では皆既日食になります。
日本から見える皆既日食としては実に46年ぶりになります。

本州からは部分日食になりますが、太陽の半分以上が欠けるので、あたりは薄暗く、涼しくなるのがわかります。

私は残念ながら、仕事を休めないので、本州…新潟県長岡市から日食を見物します。

そこで私のような残念な皆さんに 手軽で安全な日食観察方法をお知らせしましょう

【絶対にやってはいけないこと】

(1) 太陽を直接、肉眼で見てはいけません

太陽の光線は大変に強いものです。
目が慣れると、多少は見えますが、赤外線で知らず知らずのうちに目がやられてしまいます。

(2) 代用品の減光フィルターは使わないで下さい

市販のサングラスは全く使えません。
一部の天体望遠鏡メーカー等が製造・販売しているものは大丈夫ですが、それ以外の通常のサングラスは絶対に使用しないでください。
写真撮影用の減光フィルターも目で見る目的には向かない場合があります。

これらは一見するとまぶしくないのですが、赤外線に対して、かなりの透過率がある場合があります。

カメラのファインダーを覗き続けることも危険です。
まぶしくないのに、網膜がいつのまにか火傷をしてしまうことがあるからです。
昔の本によく書かれていた黒い下敷きも赤外線の透過率が高く危険です。

昔は写真のネガフィルムの黒い部分を流用したものですが、それは白黒写真の時代の話。
カラーフィルムでは赤外線の透過率が高く危険です。
最近のモノクロフィルムはカラーフィルム同様に赤外線をよく通してしまうものがあるので、要注意です。
…最近はデジカメ全盛ですから、ネガフィルムを代用する方は少ないかもしれません。

私はアストロアーツより、専用の日食グラスを購入しました。
入手を検討されている方はお早めに!

ウルトラ警備隊の正義

ムササビの星空ノート-200906241442000.jpg

先日、桜井よしこさんの講演会に行ってきました。

私は日本テレビのニュースキャスターだった頃からの桜井よしこさんのファンです。
国際情勢を鋭く、しかも子供たちには温かい目線で語り掛ける講演は素晴らしいものでした。

今回の講演の中で何故、日本の自衛隊が国際社会の中で評価が低いのかを優しく解説して下さいました。

日本の領海で外国の不審船を捕捉しても、彼らから攻撃が出来ない以上、『不審尋問』までしか出来ないのだそうです。

相手から攻撃されない限り何も手がだせないというのでは、警察と同じ。
秩序が保たれている日本国内から出てしまうと無力になってしまうのだそうです。

私は先日、息子とネットで手に入れたウルトラセブンのDVDを思い出しました。

侵略宇宙人に対し、正々堂々と不審尋問する警察官がだいたい犠牲者第一号でした。ウルトラ警備隊は問答無用で発砲していました。

なるほど、だから歴代のウルトラマンたちは絶対に警官にはならなかったのか…。
ようやく長年の疑問が解決しました。


余談ですが、今日発売のシソコーラ。
もう飲みました?
かなりビミョーな味わいです。
なかなか最後まで飲めません。
大人の味わい…ですね。

早めに店頭から姿を消すかもしれません(笑)。