本日の記録はPGY3 鵜川が担当します。
毎週木曜恒例となっております、今回のシニアカンファレンスは
顔は少しこわいけど心は優しい(って誰かがおっしゃってました)、工藤先生です!!
テーマはAIHA(自己免疫性溶血性貧血)についてでした。
急速に進行した貧血を診たら、まずは上部消化管内視鏡!だと思いますが、
それで消化管出血が見つからなかったら…。次にどんな検査を予定するのか!?
この機会に考えておくと、内視鏡画像が真っ赤でなかった時に、頭が真っ白にならないと思います。
そしてその後、直接Cooms試験(+)、IgG(+)より、温式AIHAと診断。
が、しかし、それで終わりではない!温式AIHAの50%には原因がある!
血液疾患(DLBCLなど)、固形腫瘍(胸腺腫や奇形種)、感染症(EBVなど)の可能性を考慮せよ!
CT検査、骨髄穿刺も必要かも!
ということで、とても勉強になりました。
Take Home Message
○温式AIHAを診たら、2次性を考える!
○後期でAIHに来たら、すごく勉強になる!
次回7月2日はお休みで、7月9日に小杉先生の予定です。
6月30日には客員指導医の橋本忠幸先生のご講演がありますので、お忘れなく!
教育グループ PGY3 鵜川