こんにちは。
全然釣りに行けずにスネまくりの芋焼酎です。
暑いのぉ~。
そしてそれ以上に、忙しいのぉ~。
仕事と私用で土日、なかなか釣りに行けないのよ。
たまに行けそうだと、強風だの嵐だったりだのと。
予定では、さらに8月後半まで釣りに行けません。
魚って、どうやって釣るんだっけ?
さて、そんなわけで、いろいろと妄想中です。
<その1>
満潮と干潮のナゾ
なぜ海には、満潮と干潮があるのでしょうか?
それは、地球の海水が、月の引力によって引っ張られるからです。
・・・そんなこたあ、誰でも知っているよ。
ではではでは、そんな貴殿に質問です。
海水が月の引力で引っ張られると、こういう感じになりますよね。
図はかなりおおげさに描いていますが、海水は月に近いところだけが、引っ張られて膨らむハズです。
しかし実際には、こうなります。
なんで海水は、月と反対側にも膨らむの?
おかしいじゃん。
月のない方向にも、なぜ膨らむの?
これがわたくしの長年の謎でしたが、いろいろ調べてみると、やっと一応わかりました。
一応、正解はこれです。
出典 気象庁 潮汐の仕組み
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/knowledge/tide/choseki.html
地球を中心に月が回転(公転)するときに、月に向かって引力が働くのと同じように、反対側にも遠心力が働くようです。
その結果、地球が一日に一回転するので、満潮が2回、干潮が2回起こることになります。
へーそうなんだ。
しかし、なんで地球の反対側に遠心力が働くのかは、よくわかりません。
遠心力って、モノをぐるぐる振り回した時にできる、外側に向かって働く力のことだろ?
水の入ったバケツを上下方向に高速でぐるぐる回転させると、さかさまになっても水が落ちてこないという話だろ?
大きい地球が小さい月をぐるぐる振り回しているのだから、月には外側に向かって強い遠心力が生じます。
しかし地球の引力と月の引力で、お互いに引きつけあう力が発生しているので、その結果、月は地球から遠ざかる力(遠心力)と、地球に近づく力(引力)がつり合っているので、月はどっかに飛んで行ってしまうことはなく、地球に落ちることもないのです。
それはわかるんだけど、地球の反対側にも遠心力が働くのはなぜ?
月が地球に落ちてこないのは、月が地球の周りを高速回転(公転)することによって、月の外側にむかって遠心力が働いているからなのはわかるけど、なんで地球の反対側にも「遠心力」とかいうものがでてくるの?
いろいろ調べてみた結果、やっとなんとなくわかりました。
その答えは、地球自身に遠心力が発生しているからです。
月に働く遠心力とは全然違う、別のものだということです。
月が地球の周りをぐるぐる回ると、少しだけその公転の中心が、地球自身の中心点からズレます。
出典 ウィキペディア 公転
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E8%BB%A2
赤い十字が月の回転運動(公転運動)の中心点です。
たえず少しだけ地球の中心点からはズレていますね。
月が地球の周りを公転するせいで、地球自身も振り回されているのです。
地球もまたブンブン振り回されるせいで、赤い十字(公転の中心点)から遠いところに地球自身の遠心力が働くのです。
その結果、海水は月に近いところと、その反対側(赤い十字から一番遠いところ)に向かって引っ張られて、満潮になるのです。
まあ、なんとなくわかったような気分になったので、このへんで勘弁しといてやろう。(笑)
<その2>
月はどうしてできたのかというナゾ
そんな素敵なお月さま、海釣りと深くかかわっていますが、大昔に地球上で生命が誕生したのも、海と陸地との境目の浅瀬だったといわれています。
陸地から栄養分が流れ込み、絶えず潮の満ち引きでいろいろな変化に富んだ浅瀬。
今でも浅瀬の潮だまりは生命の宝庫ですし、酸素が多く太陽光の届く浅瀬~浅場は、地球上で最も魚影の濃い場所です。
もしも月がなかったら、地球に生命が発生するのはかなり遅れていた(あるいは発生しなかった)かもしれません。
そんなステキな月が、どうしてできたのかというのは人類の長年の謎ですが、現在、最も有力なのは「巨大衝突説(ジャイアントインパクト説)」なんだそうです。
ナショナルジオグラフィック 第5回 月が誕生した意外な経緯
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/031000004/041600005/?P=1
ウィキペディア ジャイアントインパクト説
太陽ができると、太陽の周りにあった塵が集まってだんだんと大きな塊に成長していきます。
さらにその塊がいくつも衝突し、さらに大きな天体へと成長していきます。
こうしてできたのが現在の惑星です。
地球ができたばかりのころには、月はありませんでした。
しかし原始の地球が太陽を周る地球の軌道の近くには、まだまだ不安定な大小さまざまな天体がたくさんあり、そのうちのひとつが、ティア(Theia)という火星ほどの大きさに成長した天体でした。
このティアがとうとう地球と衝突する大事件が起こったのです。
(F5キーで再読み込みするとGIFアニメが再生されます。)
このティアの衝突は、それほど高速で衝突したわけではないのと、地球に向かって斜めに衝突したのだ、というところがミソです。
ティアがゆっくり斜めに衝突したせいで、地球は木端微塵にはなりませんでした。
さらに地球の一部がもぎ取られて、それがやがて月になりました。
地球の中心部分には大きな重いコア(鉄が多く含まれていて重い。)がありますが、月にはそれがごくごく小さい、という地球にはない特徴があります。
それはなぜかというと、月の大部分は地球の表面(地殻やマントル。鉄分が少なく軽い。)がもぎ取られてできたためなのであり、ジャイアントインパクト説だとうまく説明がつきます。
原始惑星ティアの衝突、生命誕生以前の原始の地球でよかったですね。
あ、でもティアの衝突がないと月は生まれなくて、生命も生まれなかったわけだから、・・・
ああ、釣りにいきたいよう。