こんにちは。韓国家族旅行もいよいよ最後です。
13日はソウルを離れて釜山(プサン)へ向かいます。
韓国高速鉄道、通称KTX、これがわたくし、ちょっと楽しみでした。
なぜならこの高速鉄道、おフランス製なんですね。
鉄道に詳しい方ならすぐにわかったかと思いますが、そうなんです。
韓国のKTXは、フランスの超特急列車TGV(テージェーヴェー)を導入しているんですね。
日本の新幹線の最大のライバルであるTGV、フランスまで行かなくても韓国で乗れるんですね。
世界各国で高速鉄道建設の計画が持ち上がると、必ず出てくるのが日本の新幹線と、フランスのTGV。
どちらにも一長一短あるので、どちらが優秀とは一概に言えないのですが、そんなTGV、一度乗ってみたかったのよ。
わくわく。
ちょっとおすまし顔ですな。
乗り心地は大変よいです。
滑るように走り、振動が少ない。
日本の新幹線とは、車両の構造的な違い(設計思想の違い)があるのです。
TGVは客車にモーターがついていない(先頭と最後尾の機関車にのみモーターがある。動力集中方式。)のに対し、新幹線は全車両にモーターがついている(動力分散方式)なのですね。
したがって、TGVの客車にはモーター振動がないので静寂性に優れている、という特徴があります。
(その反面、TGVは加速・減速が遅い、という欠点もある。)
車内の様子。
少し昔の新幹線のようですね。
微妙に懐かしいような?
車内の友はこれ。
マッコリ酒(右)とスンデ(中央)。
スンデは豚の腸詰め。
中にもち米が入っており、右の小袋に入っている塩をパラパラとかけて食べます。
ちょっと豚足のような匂いがありますが、これをマッコリで流し込むと大変美味。
うまし。
車窓の風景
青々とした緑の田んぼ。
緑の田んぼが美しいと、私は初めて思いました。
ビバ、稲作。
そんなわけで、3時間ちょっとでプサンに到着。
プサンでもまた、地下鉄で移動です。
ホテルは海水浴場のすぐそば。
ホテルからの景色。
目の前の海岸で海水浴に興じる妻娘。
砂とか水の透明度とか、海の感じは、三浦海岸海水浴場ですな。
投げ釣りすれば、シロギスが釣れそう。(できないけど。)
夜は息子の強い希望で、日本料理店。
刺身の盛り合わせ。
予想外に美味しかった。
身がプリプリしていて新鮮なのがよくわかります。
ちゃんとしていて、本当に美味しい。
外国で食べる「なんちゃって日本料理」ほどクソまずい食べ物はない、と私は強く思っていましたが、ここの店の料理は美味しい。
今まで外国で食べた日本料理の中で、一番美味しかった。
14日は、プサンから福岡へ高速船で帰ります。
さらば釜山港!
JR九州が運航するビートル号。
あんまり大きくない。
2~3時間で無事、博多港へ到着しました。
韓国旅行、思っていたよりもずっと楽しかった。
やはり世界は、実際に行ってみないとわからないことだらけです。
韓国、近いし治安も非常にいいし、変な物売りが押し掛けてきたり、怪しげな詐欺商法とかには全然会わなかった。
地味だが、じんわり落ち着いた印象の国でした。