こんにちは。
釣りに行けなくて、無駄に釣り運と皮下脂肪だけはたまっている芋焼酎です。
そうなんです。
とうとう楽しいシマアジ釣りの日がやってきました。
むちむちプリンな脂ののったシマアジ釣りですぜ。
たまりませんな。
わくわく。
毎度のごとく、腰痛持ち先生のお車に便乗させていただきました。
ありがたや、ありがたや。
それで、5時ちょい前に白間津港、海正丸に到着。
あれれ、なんかいやに人数が少ないな?
海正丸、いつもは激混みの船宿なんですが、今日は直前の天気予報が悪くて、「雨」だったからな。
幸い、どんよりとした曇り空(アジ科の魚釣りには最適)でしたが、雨は一日ずっと降りませんでした。
二重にラッキー。
出発でーす。
釣り座は、左舷前から、1番腰痛持ちさん、2番わたくし。
トモに一人だけ。
片舷3名という、やたら空いた状態。
海正丸で通常、これはありえません。
のびのびできて、本当に幸運でした。
ほとんど風も波もなく、曇り空。
最適の条件です。
さて、第一投目。
おおっ、いきなりなんかきた。
オレンジのカワハギ。
ゴツイ太地ムツバリに、よくまあ、かかりましたね。
一応キープ。
今日の仕掛けは、ハリス4号3m、太地ムツ16号。
自作仕掛けです。
磯釣り師の間では有名な、モーリス社の「VARIVAS(バリバス)」という、やたらと硬くてスレ傷に強いハリス。
硬くて結びにくいのが欠点ですが、ほどけないようにエポキシ樹脂で針の結び目(チモト)をしっかり固めてあります。
竿も、いつものお気に入りのヤツではなくて、アルファタックル社の「MPGシブキ200ディフェンダー」という、柔らかめの竿。
口切れしやすいアジ釣りには最適な竿。
この竿を使うと、アジ釣り、ホントにバラシが激減なのよ。
今日は第一投目から釣れるとは、縁起がいいな。
ひきつづきシャクっていると、ゴゴン、という重いアタリ!
ななな、なんだろう?
このアタリは、メジナっぽいな。
おおっ、クロダイだ!
うれしー!(喜)
腰痛持ち先生にすくってもらいました。
ありがとうございます。
わたくし、実はクロダイ、自分で釣ったことないのよ。
クロダイ、華やかさには欠けますが、かっこいいのでGood。
やったー。
このあとは、まあまあのメジナが釣れましたが、クロダイがいるからもういいや。
外道は充分なのでリリース。
シマアジこーい。
そしてしばらくすると、今までで一番でかいアタリ!
ギューーンと竿が曲がって、なすすべなし!
ゴン、ゴンと2回突っ込まれて、フッと軽くなりました。
ムキー、糸が切れてる。(泣)
くやしいので5号ハリスにすると、まったく何もなし。
細いハリスで切られて、その後、太くすると何にもこない。
まるで古典芸能のようなお約束の展開。
かなわんな。
しかし今日は全体的に渋い。
結局、朝のシマアジタイム、本命のシマアジは釣れず。
船長が深場(といっても30mくらいだが)へ移動しまーすと合図したので、上げてみると、小さいのがなにやら針先についています。
なんだこら?
カタクチイワシでした。
イワシ、好きですが、一匹だけじゃあねえ。
料理にならんし。
リリースしようかと思いましたが、せっかくなので(船はどうせ空いているし、誰にも迷惑にはならんだろ。)、泳がせ釣りをやってみます。
ヒラメ仕掛け、念のため1つだけ持ってきているのよ。
まさか使うとは思わなかったが、これで泳がせ釣り、やってみます。
きっとこれは釣りの神様の啓示に違いない。
おお、神は我に「泳がせ釣り」を御命じになられているに違いない。
仕掛けをチェンジして、さっそく投入。
一杯飲んで、まったりしています。
いやー、船で飲むお酒はうまいね。
肝臓の数値が非常に悪くて肝硬変まっしぐらなので、反省して平日は家では飲んでないのよ。
週末だけは飲んでもいいいマイルールなんですが、これですっかり体調が見違えるように良くなりましたぜ。
そして週末飲む酒の、うまいこと。
これでシマアジ釣れたら、サイコーなんだけどな。(笑)
と、竿がドドドドドドッと引き込まれます。
あれま、なんか来た。
なんだろう?
途中で引きがなくなったので、バラシたかと思いましたが、いやいや、まだ引いている!
なんだろ?
ヒラメかな?
どきどき。
おわー、赤いぞ!
アカハタでした。
めちゃめちゃ嬉しい。
アカハタ、初めて釣りました。
ハタ科の魚の中では最高峰という人もいるそうですが、見た目も綺麗ですね。
いや~、こんなのいるんだ。(大喜)
この後はイサキタイム。
イサキが船中釣れまくっています。
隣の腰痛持ちさんもポンポン釣っている。
わたくしは、小さいイサキはリリースで、大きいイサキを1匹追加。
い、いかん、アルコールが効いてきて、猛烈に眠い。
よい眺めです。
そんなわけで、中盤は居眠りしながら釣りしていました。
当然、何にもつれません。
後半はさらにアタリが途絶え、ホントに何にも釣れませーん。
11時に上がりました。
海正丸、いつもは激混みなのですが、今日は珍しく空いていて(私にとっては)よかった。
シマアジの小さいのは釣れたらしいですが、全体的に渋々でした。
それにしても、毎回思うのですが、大変感じのよい船宿さんです。
くれぐれも、もうこれ以上人気が出ないでほしいなあ。
海正丸さん、どうもありがとうございました。
帰りに立ち寄ったジャングル風呂。
日帰り800円。
なんと珍しいことに、我々以外にも「お客さん」がいました。
これは珍しい。
いつもは我々だけで貸切状態なのに、親子連れがいました。(男湯)
これも初体験。
帰りに道の駅でお買い物をして、例のごとく芋焼酎亭まで送っていただきました。
腰痛持ち先生、本当にいつもどうもありがとうございます。
<本日の釣果>
クロダイ36cm、アカハタ34cm、イサキ32cm。
これを急いで捌いて柵にして、夜中に埼玉のジジババ亭へ持っていきました。
このあと、翌日はジジババ亭でお花見の予定でしたが、日曜日はあいにくの冷たい雨。
そんなわけで、お部屋の中で宴会。
クロダイ、アカハタ、イサキは全部お刺身。
食べる直前に、皿の上で軽~くバーナーで炙りました。
アラは、アラ味噌汁。
どれもみんな非常に美味かった。
クロダイ刺し
アカハタ刺し(ちょっとピンボケ)
イサキ刺し
アラ味噌汁(写真はアカハタ)
一番美味しかったのはどれ?ときくと、
妻と娘・・・イサキ
息子・・・アカハタ
じーさん・・・クロダイ
クロダイは卵があったのですが(煮付けにしました。息子が喜んで食べていました。)、身の方にもけっこう脂があって、なかなかうまかった。
アカハタは、ハタらしく滋味深いうまみ。
軽く炙りにすると、ほんのり脂が溶けて最高。
プリプリ感もあって、好評。
柵で一晩おいても、意外に身がしっかりしていました。
アラの味噌汁は、ばーさんが絶賛していました。
魚のアラは捨てちゃいけませんね~。
いろいろとアラ汁の作り方を研究してみましたが、
(1)アラは最初に湯通しするか、軽く表面を焼く。(魚の体表の臭いヌルヌルを加熱して不活性化する。)
(2)昆布を一枚入れて、アラの入った鍋を低温からじっくり加熱し、ぐらぐら沸騰させない。(沸騰させると、魚の脂の酸化が早まり、不味くなる。)
というようにすると、アラ汁は間違いなく美味しい。
南房総の海の幸、御馳走様でした。
げっぷ。
次はいつ釣りに行けるかなあ。