コスパで人生を測るなというこの記事を見てどこかほっとした自分がいました。

コスパで人生を測るな

私は、コストパフォーマンスがいいものは好きです。レストラン、自分への投資や買い物をコストパフォーマンスという指標で測ることが多いのも確か。特に香港にいる時はお金の話が大好きな文化の中で、だんだんコストパフォーマンスという指標を物事を判断する上で一番最重要だと自然に思うようになってきました。

だから、ロンドンに来る前はコスパの良い香港の生活を捨てて、移住するのが自分にとって正しい選択か悩みながら決断したことを覚えています。

その時、一番重要視したのは旦那と遠距離を辞めて一緒に住んで同じものを見ること。

旦那との生活が始まってほぼ一年、一番生活が変わったのは旦那と一緒にいる時間を作るために自分の時間の使い方を変えることでした。
遠距離中はほぼ毎日、友達とあったり、新しい人と出会ったり、中国まで北京語を習いにいったり100%自分の時間をカスタマイズして使えていたけれど、今は旦那と夕ご飯を食べたり、土日旦那の友人にあったりで一人で自由に動ける時間は減りました。(それでも週二、三回程はヨガ、ランニング、中国語を勉強する時間はもらっているけれど。笑)

たまに、あーーもっといろんな人にあって、ロンドンをもっともっと肌で感じたいとじれったい思いをすることもあります。
でも、旦那と一緒に住んで、同じことを経験できて、笑ったり泣いたりできるということはなんとも言えない喜びがあります。

(ちなみに、私は別居婚について反対というわけではありません。カップル同士が今何を重要か決めて決断すればいいものだと思うし、私たちは今回こういう決断をしたけれど、今後離れて暮らす可能性もあるかもしれません。)

ヨーロッパはアジアに比べると、コスパでは測れないものを大切にする文化がある気がしてそれが今私にとってロンドンで得たものかもしれません。

緑いっぱいの公園を歩いたり、3時には暗くなる冬をお家で映画を見て過ごしたり。

何かをコスパや便利さで測りたくなる時に、違う指標を自分の心にもって惑わされないようになるのが当面の目標です。