ここ数週間本当に気ぜわしくて、散髪に行く暇もなかったのですが、やっと散髪することができました。
もう、ボルサリーノ状態で髪の毛も伸び放題という状況でしたが、やっとすっきり夏バージョンです。
私は、散髪屋さんはいつも限定しています。なぜかというと、座ったら「いつもの通りでいいですかぁ?」と始めてもらうことが良いからです。店を変えたら、そのたびに「前はどうしますか?」「後ろはどうしますか?」「ケゾリはどうしますか?」と逐一聞かれることが嫌なんですね。それで、私の友人が経営している店に通っているます。友人は「友達価格」と言って、通常の店よりもかなり安い値段でカットしてくれるし、月に一度いろいろ情報を交換するのは非常にいい機会です。
友人だと、いろいろとワガママもいえますしね!
今回も、かなり直前になってから「今日!散髪できる~??」ってメールを送ったのです。いつもなら「はいはい~!いつでもおいでぇ~!」と返って来るメールが待てど暮らせど返ってこない!もう一度、送ってみたけど同じです。「これは、今日は忙しいのかなぁ?」と諦めて、ずっと以前に何度か散髪に行ったことのある、近所の散髪屋に電話をしてみた。
「もしもし?今日は混んでますか?」
「はいはい!いつでもどうぞぉ!」
名前すら聞かない。さすが、田舎の散髪屋はのんびりしているなぁ・・・・・と思いつつ、早速散髪に出かけました。
車で数分のその店に入ると、もう一人のお客さんに、奥さんが対応していました。「いらっしゃい!」という威勢のいい声に「こんちわっす!」と久しぶりの感じを味わいながらマスターの登場を待ちました。
「ハイどうぞ!」
という、マスターに招かれて、散髪の席に着きました。どうせ、何度も来たことがない店だから、また説明から始めないと・・・・と思っていると、マスターが早速声をかけてきた。
「すごく、痩せたんじゃない???」(現に20Kgくらいは痩せているのですが・・・・)
へっぇ?なんでわかるのぉ?と思いつつも「そうなんですよぉ。20kくらいやせたかなぁ・・・・」
と応えると、「どうやって痩せたの???」と奥さんも話しに参加!よく覚えてるなぁ・・・と思いつつ。いろいろな準備が進んでいきます。
「さあ、どうします?」とやっと本題に入ってきた。(ここから、いろいろ説明しなければならないんだよなぁ・・・)と思っていると。
「いつもくらいで良いですか?」
「へっ?いつもって??」と思っていると。
「夏なので、夏バージョンABCのどれにしますか?」という質問。「じゃあBで!」と笑いながら応えると、「どう応えてもいつものようにやることは決めていたよ!」と言いながら、大笑い!「いつもって。。。。。この前に来たのは確か2年ほど前のはず・・・・・」と思いつつ、どうされるのか気になっていましたが、ちゃんと2年前にオーダーしたとおりにカットをしてくれていきます。
「ところで、夏休みでしょう?毎日遊んでますかぁ?」と私が教員であることも覚えているような口ぶり。
「遊んでないですよぉ!今は、ちょっと教育委員会にいますから」と切り返すと、「じゃあ、毎日が夏休みじゃん!」と切り返された。
私のカットの方法だけでなく、私の仕事や、ゴルフや飲み屋の話など共通の話題まで、あの頃のまま。いくら田舎の散髪屋とはいえ、毎日20人くらいは散髪しているはず。とすれば、一月には500人程度。一年では少なく見積もっても1000人近い人を相手にしている勘定になる。
私が最後に行ったのが2年前とすると、2000人くらいは相手にしているはずですよね。
なんとなくプロの仕事に感激しました。
私たちも何千、何万という生徒たちを相手にしていますが、こんなにも鮮明に全員のことを覚えているだろうか??それそこ、そこに甘えがあるのではないだろうか???なんとなく反省もさせられました。
こんな田舎の散髪屋さんでも、生きていくためには「努力」が必用!
そういう、プロ根性を見せられた気がしました。
さあ、夏休みも中盤に入りますね!今週も大きなイベントが一つの後に、東京で10月に講師にお越しいただく「小島貴子」先生との打合せ(飲み会)があります。その席に、角田先生(リクルート編集長)と千葉先生(今回の講師)も参加いただくことになり、また熱い話ができそうです。
だいぶ疲れていますが、夏休みまでは頑張ります!
夏休み(9月)には、女房と沖縄に行く計画が進行中です!今から楽しみです。