いくつかのおぼろげなちっぽけな唄のロックバージョン!
僕らはロックバンドだ。
餃子を食べたり、ビールを飲んだり、女の子とお喋りをしたり、
時々ため息をついたりしながらも、それでもかき鳴らす音、音、音!
炸裂ギター!叫ぶ俺!
俺はロックだ!って僕は思いこむ。
スタジオでは僕らの曲が僕らの音で鳴り響く。
少しでも自由になるため。
僕は存在している。
ドラムが空気を震わせる、そして奮わせる。
ベースが踊る。
まだ踊り足りない。
もっと過激に、もっとセクシーに、もっとクールに、ワイルドに
ロックが俺を導き、壊し、酔わし、よみがえらせる。

走るべき方向を見つめる。
これだろって思う。

今夜のBGM
ブラインド・メロン : スープ